紺ブレをミリタリーミックスで休日服に! 業界人のスタイリングサンプルを参考にしよう。

トラディショナルな紺ブレを休日ファッションに取り入れる時にどこにポイントを置けばいいのか疑問を持つ人も多いのではないだろうか。そこで、ファッション業界の洒落者たちのコーディネイトからヒントを得よう。紺ブレ×ミリタリーの着こなしは必見だ。

1.「シップス銀座店」スタッフ・高橋省吾さん

ミリタリーやワークをベースにしたオトナのアメカジスタイルを提案する、銀座店の看板スタッフ。「サウスウィックとのコラボに注目」

ベーシックな紺ブレのタイドアップスタイルは、ミリタリーなアイテムで着崩してカジュアルダウン。パッチワークを施したカーゴパンツや、プルオーバータイプのベストなど、一見するとジャケットに合わなそうなアイテムも、絶妙なバランスで違和感なく取り入れている。

「パンツにボリュームがあり、インパクトも強いので、ジャケットはあえてジャストサイズを選んでメリハリを出しました」。

古着のファティーグパンツなど、普段からミリタリー系のアイテムと合わせることが多いとか。

「それでも自分的にはジャケットはこれくらいのサイジングとシルエットがベストですね」

【着用したブレザー】SOUTHWICK

サウスウィックの定番アイテム、ケンブリッジ。「最近はボックスシルエットが多いなか、昔から変わらない少しタイトなシルエットが改めて新鮮」。99000(シップス銀座店TEL03-3564-5547)

USアーミーのカーゴパンツに、パッチワークでアクセントをプラスした1本。「シルエットもリサイズされ、テーパードになっているので、ジャケットにも合わせやすいです」
ほどよくミリタリーの匂いがあるニューバランスの992をセレクト。「パンツが派手なので、シューズはシンプルに。でもブラックは重いから、グレーがちょうどいいかなと」
古着店で入手したデットストックのミリタリーベストは、 両サイドがベルトループになったプルオーバータイプ。「タイドアップのハズしとして取り入れてみました」

ネクタイ15400/サウスウィック(シップス 銀座店)、ミリタリーベスト/フレンチアーミー、BDシャツ/ギットマン ブラザーズ ビンテージ、カーゴパンツ/アトリエ リペア、シューズ/ニューバランス

2.「GMT」プレス・ミウラシュランさん

シューズのインポーターであるGMTのプレス。雑誌「2nd」巻末の連載「無礼講酒場」の主催としてもお馴染み。古着からドレスまで幅広く精通

「大人になってからこの組み合わせをほぼしていなかったので、今季はトライしてみようかな? って気分です」というのはご存知GMTのプレスであり、2nd巻末でも連載を持つ三浦さん。スタンダードなスタイルだが、いままで軍パンとブレザーのコンビは避けていたという。

「学生時代に紺ブレ+軍パンの大波があったんです。だから学生の頃にやり尽くした格好っていうのと学生がする格好という二つの方向からの学生という制限がかかってしまって……()。でもまたこうして合わせたくなるってことは、それがトラッドということなんだろうなって思います」

【着用したブレザー】SCYE BASICS × Burnish

2018年にバーニッシュが10周年を迎えた時に作ったというアニバーサリーモデルとなるジャケット。起毛感のある肉厚メルトンを使っており、ダブルブレストのデザインと相まって大人の重厚感を見せる。

サイドに配された大きなカーゴポケットが特徴のジャングルファティーグ。こちらはリップストップ生地のタイプなので4th以降のモデルと推測される。古着市場でも人気
シューズはトリッカーズのルームシューズタイプを一足である「チャーチル」をセレクト。ベルベットとメルトンの素材感がリンクする、ファブリックコーデも流石の一言だ
ジャケットに合わせてラグジュアリーなスクエアシェイプの腕時計「バスキュラント」を袖口からチラリ。カルティエらしいオーセンティックな意匠がスタイルのアクセント

シューズ55000/トリッカーズ(GMT)、パンツ/ Vintage、スウェット/ Vintage、時計/カルティエ(以上すべて本人私物)

3.「古着屋JAM」代表・福嶋政憲さん

2007年に古着屋JAMを立ち上げ、 現在は直営店が全国12店舗に拡大。EC販売にも積極的で昨今の古着ブームを牽引する存在

古着の紺ブレはサイズの合うものがなかなか見つかりにくく、ジャストサイズの着こなしが難しい。あえて少し大き目なモノをチョイスし、それを全体のバランスで上手にまとめた。

「古着のブレザーは着丈が長いものが多いので、ミリタリーチノやM-65などの軍モノのボトムスと合わせてゆったりとしたシルエットで着用することが多いです。ただし、だらしなく見えないようにタイドアップをしたり、色をある程度まとめる等は必ず意識しています。古着屋らしく、ちょっとした商談の場ではこのスタイルですね」

【着用したブレザー】Vintage

「タグが付いていないので詳細が不明なのですが、1980年代頃のブレザーだと思われます。肩は丁度良いのですが着丈がやや長いので、ボタンは締めずにラフに羽織って着用することが多いです」

靴と合わせるのが定番のベルトはレザーではなく、あえてリボンベルトを選択。「足元の土臭さを軽くする意味でも、このようなチープなベルトはよく着用します」
袖からは存在感のあるシルバーが顔をのぞかせる。「コーディネイトはあまり気にせず、ほとんどいつもこのセットを付けています。自分にとってのお守り的な存在ですね」
美しい履き皴が刻まれたオールデンのチャッカ。「裾幅のボリュームがあるパンツにも合わせやすいので重宝しています。ソックスとボトムのグラデーションも好きです」

シャツ/ポロ ラルフ ローレン、ネクタイ/ Unknown、パンツ/ナイジェルケーボン、ベルト/ Unknown、シューズ/オールデン、バッグ/ L.L. ビーン、時計/ロレックス、ブレスレット/エルメス(以上すべて本人私物)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 202212月号 Vol.189」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

デニム界の異端児・ラングラー、製造期間は約1年のみの“幻の名作”がついに復刻

  • 2025.12.27

ロデオ・ベンをデザイナーに迎えてカジュアルウエアに参入したという歴史やカウボーイカルチャーとの結びつきなど、独自の発展を遂げてきたラングラー。膨大なアーカイブの中から、王道から希少な隠れ名作まで全6型が復刻を果たした。 幻の名作が華麗なる復刻を遂げた。 アメリカ三大デニムブランドのなかでも特異な歴史...

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

Pick Up おすすめ記事

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...