▼トラッドに欠かせない10の名品はこちら!
1.武骨さを控えめにまとめるコツはアメリカとフランスのミックス感覚。|「ボンビュー」大島拓身さん
アナトミカのフルニエさんの影響もあり、オールデンはアメリカ靴なんだけれどもフランスのイメージが強いと大島さんは感じている。
「だから、アメリカの要素を多めに合わせつつも、どこかフランスの薫りが漂うスタイリングにしてみました。シルクのシャツやガンクラブチェックのウールパンツがフランス寄りな雰囲気ですかね。 ベストとシューズは思いっきりアメリカンなものなんですけど、それほど武骨には見えないというか。アメリカとフランスのギャップがあるようでないような不思議な感じに」
2.ボロボロの古着を品良く魅せるオールデンの度量。|「ボンクラ」森島久さん
「17歳の頃にインディーブーツを購入し、次に手に入れたのがVチップでした。モディファイドラストの中で最も代表的なモデルで、これまでに素材や年代違いで様々な種類を履いてきました。特に意識しているわけではありませんが、いまでも選ぶのはVチップが多いですね。
これは10年ほど前にパリで手に入れたカーフと白ヌバックのコンビです。王道トラッドに合わせるのも良いですが、あえてボロボロの古着の上下 に品のある革靴を合わせるコーディネイトも違和感なくハマる、懐の深さが魅力ですよね」
3.ユーロ的な合わせでアメトラ感をマイルドに。|「ビームス プラス 原宿」丹羽望さん
ビジネスシーンでも人気のオールデンのVチップは、どうしてもかしこまったイメージになりがち。それがストロングポイントではあるが、カジュアルスタイルにおいてはマイナスになることも。望月さんの答えは “ユーロのテイストを加えること”。
「アメリカのミリタリーだと唐突な感じが出てしまうので、ユーロのミリタリーまたはそれをモチーフにしたデザイナーズを合わせています。 トップスがカジュアルすぎるとバランスが悪いので、ノーカラーシャツとベストのレイヤ ードにしています」
(出典:「2nd 2022年9月号 vol.186」)
Photo/Satoshi Ohmura, Shigeki Tsuji, Nanako Hidaka, Akane Matsumoto, Shunichiro Kai Text/Shuhei Sato, Kiyoto Kuniryo, Okamoto 546, Kazuki Imanishi Illustration/Daiki Kosaka
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