シアサッカーという王道を小襟のシャツでモダンに味付け。
アイビーに軸足を置きつつ、デザイナーズを始め様々なコーデを雑食に楽しんでいる原さん。訪れるお客さんの普段の生活に馴染む髪型を得意とするだけに、スタイリングの守備範囲も広い。
「今回は王道のサマートラッドです。暑さは気にせず、汗ばんできたら袖を捲るだけ。むしろそういう着こなし方も好みなので、夏でもザバッとした格好が多いんです。イメージしているのは、近所を散歩しているおじさんのような雰囲気。ただしシャツだけはB.D.でなく、シュッとした小襟で洗練させてみました」
- スーツ/インディビジュアライズドクロージング、シャツ/インディビジュアライズド シャツ、メガネ/タートオプティカル、タイ/エルメス、シューズ/フレンドリー
「サーフェス」原 歩瑠さんのサマートラッドな愛用品。
1.ポロ ラルフ ローレンのマドラスチェックシャツ
1980〜90年代のヴィンテージと思われるマドラス柄のシャツ。「現行ではあまり見かけない微妙な色味に惹かれました。チノパンツやブルーデニムなど、スタンダードなトラッドパンツに合わせます」
2.ポロ ラルフ ローレンのキャップ
こちらもヴィンテージショップで購入したもので、「近所のおじさんぽい雰囲気」にしっくりくる。「R.L. フィッシングクラブと描かれたワッペンがアクセント。白のステッチがハズシになります」
3.エルメスのニットタイ
長い間ニットタイを探して、ようやく出会った目下の愛用品。「薄手のシルクで、シアサッカーとは好相性。よく見ると同色
でHの刺繍が施されており、会話のタネとして喰いつきがいいんです(笑)」
ビーサイドジーンズのデニムパンツ
NY在住の2名の女性が手掛けているデニムは、「ハイライズなので、シャツインしてアイビーやトラッドに持って行きやすいんですよ。東海岸、かつ女性デザイナーならではの感性ですよね」
◆
夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。
(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」)
Photo/Satoshi Ohmura, Yuta Okuyama, Katsunori Suzuki, Nanako Hidaka Text/Shuhei Sato, Okamoto546, Shinsuke Isomura
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