重くなりがちなレイヤードを小物使いとショートパンツで軽減。
トラッドの基本であるシャツとジャケットのレイヤードは、どうしても重たくなりかねない。夏らしさを出すには生地感で変化を付けることだという。
「ウールとヘンプの混合素材のジャケットとベスト、タイはサッカー地、パンツはコットンリネンと、快適に過ごせる夏素材を選んでいます。襟があるシャツをチョイスするのが自分のルールで、その首元にスカーフやバンダナなどの色柄があるものを巻くことで、コーディネイトとして纏まりができ、締まった印象になります。簡単ですが、オススメです」
- キャップ7480 円/アンクルヤング、ジャケット7 万4800 円/ファーストパターン、ベスト4 万6200 円/ファーストパターン、パンツ2 万9700 円/キャプテンサンシャイン、シューズ3万9600円/パラブーツ(すべてロフトマン コープ 京都☎075-212-5352)、シャツ/サルバトールピッコロ、ネクタイ/エンジニアド ガーメンツ
「ロフトマン コープ 京都」岩崎翔成さんのサマートラッドな愛用品。
1.ヴィンテージのスカーフ
「シャツの中に入れたときに丁度良く収まってくれるくらいの、やや大き目なものをチョイスしています。ネイビーはどんなスタイリングにも合わせやすく、物足りないときに頼れる存在です」
2.パラブーツのパシフィック
「サンダル特有の通気性を確保しながら、つま先の保護や踵のホールド感もあり、とても歩きやすいです。スタイリングを上品にまとめあげてくれるので、特に暖かい時期は重宝しますね」
3.ファーストパターンのロメオベスト
「クールウールとヘンプの混紡素材は、天然素材でありながら温度調節が可能で春夏に快適。大きなフロントポケットと襟元のカッティングも特徴的で、シャツの上に羽織るだけでも様になります」
4.テンダー コーのコンパスポケットシャツ
「南米のベニノキの種子から抽出された、アナトーという染料で染められています。この染めならではの綺麗なオレンジ色が春夏時期の気分にピッタリで、毎年欠かせないアイテムですね」
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夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。
(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」)
Photo/Satoshi Ohmura, Yuta Okuyama, Katsunori Suzuki, Nanako Hidaka Text/Shuhei Sato, Okamoto546, Shinsuke Isomura
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