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「カルミナ」とは?
欧州高級靴の産地は、英国やイタリア、フランスからスペインやポルトガルまで拡大しているが、「カルミナ」は
スペインを代表するブランドのひとつ。そのルーツは1866年、スぺインのマヨルカ島でマティアス・プハーダスが始めたオーダーで靴を作る工房にある。
1905年、この地で初となるグッドイヤーイヤーウェルテッド製法のファクトリーを建設。創業者の孫であるホセ・アルバラデホ・プハーダスが’60年代にビジネスに参画し、スペイン有数のシューズメーカーへと登りつめたのだ。
実は彼は「ヤンコ」で手腕を振るっていた人物で、靴業界では有名。しかしより高品質な靴を求める周囲の声に応えて、1997年にこのブランドをスタート。「カルミナ」の名前は、一緒にブランドを立ち上げた妻の名前から。日本やヨーロッパ、アメリカの百貨店や一流店でも人気が高いが、スパインのマドリッドやバルセロナ、パリのオペラ通りにもショップを構える。
デザインの特徴は、英国靴の流れを汲みながら、エレガントな雰囲気を放つスタイルにある。仕上げの美しさ、履き心地も英国靴に引けを取らず、コストパフォーマンスにも優れている点は嬉しい限り。スペインきっての人気靴で、しかも折り紙付きの実力派シューズだ。
【1】10003
ここ数シーズン人気急上昇のダブルモンクストラップ。稀代の伊達男であるウィンザー公が履いたことでも知られるデザイン。グッドイヤーウェルテッド製法で、既成靴の領域を超えた立体的なラストが生み出す、極上のフィット感も魅力のひとつといえる。
【2】80512
新しいラストを使ったスウェード素材のストレートチップ。シャープなシルエットながら、カルミナらしく足入れの良さで評判が高いモデル。素材は英国の「アンテカーフ」を採用している。
【3】724
Uチップ人気がリバイバルしているが、初期モデルを復刻させたのがこのモデル。クラシックなラウンドトゥながら、絞りを効かせたラストの採用により、フィット感に優れた1足に。アッパーの素材はフランス製のカーフ。
【4】80204
冠婚葬祭まで着用可能なドレスシューズの基本中の基本。1足は持つべきモデルだ。これはテーパードされた「キューバンヒール」を採用し、ライニングも高貴なパープル。素材は光沢あるカーフで、ブラウンも用意している。
【5】80287
デザインを削ぎ落とし、タッセルだけをあしらった、大人のためのスリッポン。ライニングはラグジュアリーな色のパープルに。カーフの素材はフランス製で、グッドイヤーウェルテッド製法で作られている。
【6】80169
ほぼ1枚の革から作られるワンピースと呼ばれるデザインは高い技術とコストがかかる贅を尽くした1足。絞り込まれたテーパードヒールを備えた美しいシルエットで、フィット感、履きやすさも抜群。
【問い合わせ】
トレーディングポスト青山本店
☎03-5474-8725
https://www.tradingpost-online.jp/fs/tradingpost/c/carmina
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