仕事では先輩・後輩の間柄のおふたり。「アメトラ、アメカジ、クラシック、モード……、ファッションアイテムとしてどんな人にも受け入れられるブランド。この靴から革靴にハマった人も多いはず」(写真右・村井さん)、「履いていて気持ちいいし、育て方で様々なエイジングに仕上がる。革靴の醍醐味が存分に楽しめる名門。革靴の入門として履くにもぴったり」(写真左・山岸さん)とトリッカーズの魅力を教えてくれた。
それではおふたりに自慢の愛用靴をお持ちいただき、たっぷりとトリッカーズ愛を語ってもらおう。
初めてのトリッカーズは「革靴の聖地」英国ジャーミンストリートの本店で購入。
村井久哲さん(以下、村井):一番思い出のあるトリッカーズは、21歳の頃に手に入れたプレーントゥの短靴。もともと靴は大好きで、せっかくなら「革靴の聖地」と言われる英国ジャーミンストリートの本店で、と購入しました。
山岸真大さん(以下、山岸):実は僕も村井さんと同じく21歳の時に本店を訪れて手にしたのが黒のウイングチップです。
村井:やっぱり靴好きとしては、一度は見てみたい世界。数々の有名ブランドが並ぶなか、自分もまだ若く、どの店も敷居が高くて入りずらかったんですが(笑)。トリッカーズは思い切って入ってみようと思わせるものがありました。
山岸:僕はベテランスタッフに接客してもらったんですが「君のサイズはこれだ!」と言われたのが、実はちょっと小さかった(笑)。いまではいい思い出ですね。
村井:僕らは結構対照的で、彼はホワイトやコンビカラーなど洒落たモデルを持ってますが、僕はどちらかというとカントリーブーツとかの土着的なのが好みかな。
山岸:確かに、僕は「らしくない」のが好きかも。育て方も村井さんとは違って、あえてつま先を光らせてみたり。綺麗に育てるのが好みです。
村井:革靴としてはどれをとっても一級品。履く人の育て方によってまったく違う風合いになるのが、トリッカーズならではの魅力ですね。
村井さんの愛用トリッカーズを拝見!
「21歳の頃、聖地である英国ジャーミンストリートの本店で購入した、思い入れの強い1足。大事すぎて登板回数は正直少ないんですが……」
「マロン、エイコン、ブラックで揃えたエイジング三部作のひとつ。トゥとヒールには濃い茶、ヴァンプには無色のクリームを使い分けて濃淡を強調しました」
「定番がある程度揃ったなかで、雨の日でも気にせずガシガシ履けるようにラバーソールを入手。グリーンのクリームを入れて新たな風合いを楽しんでます」
【村井さんがこれから育てたい靴は?】
「トリッカーズは色々と履いてきたので(笑)。いまは登山靴やスキーブーツを作っていたフランスの『エシュン』が気になります」価格:7万8840円/トレーディングポスト青山本店(03-5474-8725)
●村井久哲さん(トレーディングポスト バイヤー)
年に数回、ヨーロッパを中心に海外展示会に出向きバイイングや市場調査をする傍ら、ショップオリジナルの開発なども行なう。これまで、仕事とプライベートを合わせて50足のトリッカーズを履いてきた。
山岸さんの愛用トリッカーズを拝見!
「学生時代の英国旅行、ジャーミンストリート本店で購入した大事な1足。買った当時は嬉しくてどこへ行くにもこの靴でした」
「トリッカーズのローファーは定番ではないですが、丸みのある独特のフォルムが好み。コンビカラーってところもかなり気に入ってます」
「個人的に大好きなホワイトカラーの革靴をトリッカーズで欲しいと思い、手に入れました。常時展開していない色なので出会った時は即決」
【山岸さんがこれから育てたい靴は?】
「やっぱり育てたいのはトリッカーズ。新作はツヤ感のあるブックバインダーカーフに切り替えやステッチが他と違って面白いんです」価格:8万1000円/トレーディングポスト青山本店
●山岸真大さん(トレーディングポスト青山本店 店長)
2011年に入社。青山、銀座、渋谷の店舗スタッフを経て、渋谷店の店長に。2017年10に青山本店の店長に就任した。これまで所有したトリッカーズは約20足。友人に譲ったものもあるので、現在は10足ほど手元にある。
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