秋冬短期連載★「帰ってきた!DENHAMの(デンハム)の裏番長」第2回はバブアー別注編

今年で10周年を迎えたオランダ・アムステルダム発の「デンハム」。そのアイコンは、何と言ってもデニムパンツ。素材から製法、デザインの細部にまでこだわった1本はファッションフリークならもう周知のことでしょう。そんなデンハムの魅力を、「2nd 」ではちょっとだけ視点を変えて……。

▼第1回目はこちらの記事をチェック!

秋冬短期連載★「帰ってきた!DENHAM(デンハム)の裏番長」第1回コンバース別注編

秋冬短期連載★「帰ってきた!DENHAM(デンハム)の裏番長」第1回コンバース別注編

2025年07月09日

“デニムパンツだけじゃないデンハムの裏定番”を紹介する本連載。春夏シーズンにも行った全3回の短期連載でしたが、ご好評をいただき秋冬も継続が決定しました!

今回は、アニバーサリーの目玉である、バブアーとの別注アイテムをご紹介。オイルドクロスとハイクオリティデニムという両ブランドの2大ファブリックを象徴的に使用したスペシャルジャケットです。デンハム本社のあるオランダ・アムステルダムからブランド創設者であり、CCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)のジェイソン・デンハム氏とこの企画のアートディレクションを手掛けたアリ・カービー氏のスペシャルインタビューもお届けします。

CCO自らが語る、デンハム×バブアーの新作ジャケット。

デニム職人として様々なブランドを渡り歩き、2008年に自身のブランド「デンハム」をスタートさせたCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)のジェイソン・デンハム氏

両者の象徴的ファブリックを融合。

「わたしは子供の頃、北イングランドのサウスシールズという地で育ちました。この地はバブアーが創業した場所でもあります。工場もすぐ傍にあったため、バブアーは私にとってかけがえのない存在です。日本のみなさんもご存じの通り、バブアーは常に信念を貫いてきた英国を象徴するブランド。今回は、代表的なワックスドコットンとオートバイのインスピレーションを、デンハムのイタリア製デニムと融合させ、お互いの世界観を組み込んだベストな8つのアイテムを共作しました。なかでも今回、生まれたふたつのジャケットは私の中でも特別なのです」

英国の伝統的モーターサイクルジャケットを踏襲する[A7]


【DENHAM x Barbour International】 SHIELDS JACKET DBWB
Color:SHADOW BLACK Size:XS,S,M,L,XL Price:¥69,120

「通称“ウエスタンジャケット”とも呼ばれる、バブアーの伝統的なバイカージャケット[A7]がベースです。A7とはバブアーの工場の前を通る道路の名称に由来しています。4オンスのワックスドコットンにコーデュロイのリブ、フリースのナイロンで軽量ながら保温性も十分です。実は私自身、25年前に買った同じモデルをアーカイブとして大事に持っています。いまだに素晴らしい状態で、そのシルエットは時代を超越しています」

ダブルネームやデンハムのハサミロゴのベルクロ式ワッペンが、ミリタリー的なアクセントをプラス。

人気デニムジャケットにバブアーのDNAを注入した[SOUTH JACKET]

【DENHAM x Barbour International】 SOUTH JACKET DVBI
Color:INDIGO Size:XS,S,M,L,XL Price:¥54,000

「こちらは、デンハムの定番デニムジャケットである[アムステルダム]のシルエットを採用したサードタイプのジャケットです。12オンスのリジットデニムに、襟にはバブアーのDNAを継承するコーデュロイをあしらいました。デニムはイタリア・ミラノに拠点を置くカンディアーニ工場で作られているストレッチデニムを使用しています。肌触りがよく快適なこの生地は、デンハムの人気デニムパンツにも使われるプレミアムな品質です」

「背中にはキルティングの切り替えを施し、まったく異なるルックスへと進化しています。保温性を高めているのはもちろんのこと、美しい生地のコントラストを楽しんでください。こちらも秋冬にオススメしたいまったく新しいデニムジャケットです」

「そして今回、この企画のために考案した特別なアイコンをライナーにあしらっています。ここに描かれた黒猫とハサミのデザインは是非、私の相棒でもあるアートディレクターのアリに話を聞くといいでしょう」

コレクションロゴに込められた想い。

ジェイソン氏とは20年来の仲であり、デンハムの主なアートディレクションを担当するアリ・カービー氏。このバブアー別注においても、アイテムを印象付ける黒猫のロゴを手掛けた。

サウスシールズにまつわる神話。幸運を呼ぶ“ブラックキャッツ”。

アムステルダムの中心地にある、デンハムのフラッグショップ。ショーウィンドウにもブラックキャッツが猛々しく鎮座する

「ジェイソンとバブアーの故郷である北イングランドのサウスシールズに程近い、サンダーランドという地には、“黒猫(ブラックキャッツ)”にまつわるこのような神話が伝えられています。1805年、ナポレオン戦争時にサンダーランドのサウスピアー(桟橋)にあった武器廠が“ブラックキャッツ”と呼ばれていました。また、1937年のサッカーFAカップでサンダーランドのチームが初制覇を果たした際にサポーターが黒猫を懐に入れていたことや、ネズミ獲りのために黒猫を飼っていたとも言われており、北イングランドの一部では、黒猫は幸運を意味するようになったのです。そんな伝説や逸話から、現在ではサンダーランドのサポーターズ・クラブの公式マスコットキャラクターにも黒猫がなっています」

「日本では不吉の象徴とされているんですよね? そんな二面性を持っているのも私たちにとってはとても魅力的! ひとつのものを裂いて、まったく異なるふたつのものを生み出す、デンハムがハサミに対してもつ考え方と一致することも多いのです」

今回のコレクションで発表されたアイテムはジャケットの他にも、デニムパンツやスウェット、Tシャツなども展開。

最後にアムステルダムの本社オフィスにてパシャリ! 「デンハムはみんな『2nd』が大好き!」とビッグスマイルいただきました!!

【問い合わせ】
デンハム・ジャパン
☎03-3496-1086
www.denhamjapan.jp/

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

Pick Up おすすめ記事

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...