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Samsungの最新鋭機種、Galaxy Z Fold7と、S26 Ultraを、iPhoneユーザーが触ってみた

Samsungの最新鋭機種、Galaxy Z Fold7とGalaxy S26 Ultraをお借りした。正直、10年分の心臓の鼓動から毎日の歩数のデータまでiCloudにあるアップルエコシステムどっぷりの身としては、乗り換えることは想像もできないが、ガジェットとして興味はある。発表会にもお招きいただいて、「ぜひ、使ってみて」と言ってもらったので、お借りしてみた。といってもAndroidの使い方が分からないので、製品レビューの体はなしていない。iPhoneユーザーのSamsung体験記としてお読みいただけると幸いである。

機材を貸してくれたSamsungの方も、まさか私がiPhoneを使うのをやめて、「Samsungは素晴らしい!」と言うとは思っていまい(エクスキューズが多いが、悩みながら書いているのだ(笑))。

Samsungの最新スマホ2台をお借りした

ThunderVoltの読者のみなさんも、私と同じようにアップル製品のことしか知らない方が多いと思うので、この2機種を簡単にご紹介しよう。Galaxy Z Fold7は、その名の通り7世代目の折りたたみ式の携帯。

外側にディスプレイがあって、畳むと普通のスマホサイズなのに、開くとタブレットみたいにタブレット並みの大画面になる。いちばん小さい256GBのストレージでも26万5750円もする高価な製品だ。 アップルからも折りたたみ端末が出るという噂はずっとあるから、アップルファンの方でも気になっている方は多いのではないだろうか。

折り畳んだ時の厚さは8.9mm。もう全然普通のスマホサイズ(iPhone 17 Proは8.75mm)。想像してたよりずっと薄い。開くと4.2mm。ものすごく薄いiPad Proの11インチが5.1mmだから、それよりまだ薄い。重さは215g。iPhone 17 Pro Maxが233gだから、なんとそれより軽い。このスペックを実現するSamsungの技術力には驚く。

一方、Galaxy S26 Ultraは先ごろ発表されたばかりの最新機種のフラッグシップで、iPhoneでいえば18 Pro Maxに相当するモデル。Galaxy S26 Ultraは256GBで21万8900円から。

スッキリした見かけで洗練されていて、ここにもSamsungの技術力の高さを感じる。

iPhoneと比べると、Samsungは先進的な技術や特徴的な機構に挑戦している印象がある。逆にiPhoneは全ラインナップでの意匠の統一など完成度の方を重視するように思う。完成度を取るか、チャレンジを取るかというスタンスの違いだ。

Galaxy S26は先頃発売された今年度のシリーズで、約6.3インチのGalaxy S26と約6.7インチのGalaxy S26+、そして機能を全部盛りにした約6.9インチのGalaxy S26 Ultraの3モデルがある。今回お借りしたのは最上位機種のS26 Ultraである。

ディスプレイを見開きで見られる便利さ

iPhoneシリーズには存在せず、iPhoneユーザーとして一番気になるのは、このGalaxy Z Fold7の開いた状態での大きなディスプレイである。サイズは8インチ、解像度は2184×1968で、やや正方形に近いが、少し縦長である。

7世代目にして、真ん中の折り目はほとんど見えなくなっている。以前はもっと折り目の部分の表面がうねっていたが、今やほとんど気にならない。だが、アップルがこの機構をいまさら後追いで採用するかというと、疑問を感じる。たとえば、Apple Pencilが使えるとすればApple Pencilで線を引いた時、ここで線は少し曲がるはず。そういうデザインをアップルは許容しない気がする(と、勝手に思っているだけだが)。

筆者は割とiPadで書籍を読むのだが、書籍を読むには実に適したサイズだ。

今のiPad miniは少し縦長過ぎる。縦書きの書籍を読むという意味では、筆者的には昔のiPad mini(7.9インチ、4:3アスペクトレシオ)がベストサイズだった。

コミックスは、ディスプレイを縦にした状態では単ページで表示される(アプリによって挙動は違うかも)。ディスプレイを横向きにすると、見開きでページが表示される。正方形に近いサイズなので、縦(1ページ表示)の場合は左右、横(見開き表示)の場合は上下に空白ができて、せっかくのディスプレイサイズを活かしきれていない感じがする。漫画は、もう少し大きい画面で読みたい気がするが、読めなくはない。通常サイズのスマホで読むよりはずっといい。

折り目の部分のメカニズムはこんな感じ。ディスプレイがきれいに折れ曲がる仕組みには驚く。折り目の部分も非常になめらかだ。ただし、触ると分かるくらいのウネリはある。

開いた状態の話ばかりしてしまったが、畳んだ状態でのディスプレイも十分普通のスマホ的なサイズと使い勝手で、普段はこのままでも十分使えると思う。

驚きの新機能『プライバシーディスプレイ』

Galaxy S26 Ultraで特徴的なのはプライバシーディスプレイである。これは最上位機種のS26 Ultraにだけ付く機能で、ディスプレイに装備された機能としてプライバシーフィルターの機能をオン・オフできる。正面から見るとこんな感じで、右がGalaxy Z Fold7。左側のGalaxy S26 Ultraはプライバシーディスプレイをオンにしている。

斜めから見るとご覧のようにプライバシー機能が発揮され、電車の車内などであまり人に見られたくないメールなどを見るのに役立つ。オフにした場合、普通のディスプレイと同じ輝度で、オンにした場合でも正面から見た場合はほとんど変わらないという(わずかに輝度は落ちるらしい)。

ちなみに、この機能は設定でオン・オフできるだけではなく、アプリごとにオン・オフを切り替えたり、通知だけをプライバシー状態にしたりできる。

これはすべてのデバイスにあると嬉しい機能だ。今後、いろいろなデバイスに装備されていくのではないだろうか? しかし、考えてみるとクルマ移動が多いアメリカを中心とした国々ではあまり評価されなさそう。普及するかどうか、楽しみにしたい。

今さらだが、Sペンはいい

Galaxy S26 Ultraで試してみたかったのは、Sペンだ。本体に専用のペンが内蔵されており、メモに使える。筆者は手書きも好きなので、この機能は羨ましかった。

書き心地も結構良く、細かい字も書ける。このSペンを大きなGalaxy Z Fold7で使えればいいと思ったのだが、なんとZ Fold6までは使えたのにZ Fold7では使えなくなっているらしい。大きい画面の方が便利だと思ったのだが。Sペンを利用可能にするにはディスプレイ側にデジタイザー層を入れなければならないため、薄型化が優先された模様である。

2億画素のカメラの性能やいかに? iPhone 17 Proと比較してみた

さて、Galaxyと言えばカメラだ。Galaxy Z Fold7もGalaxy S26 Ultraも約2億画素というカメラを内蔵しているので、それをちょっと試してみたい。こちらはGalaxy S26 Ultra。

とはいえ、2億画素で撮ってもWebサイトに掲載すると圧縮されるため、とりあえず絵柄のテイストを知る目的でポートレートモードで撮影してみた。上のGalaxy S26 Ultraではかなり強く後ろ側の花がボケている。下がiPhone 17 Pro。

昔はメーカーごとに写真のテイストは大きく違ったものだが、こうやって2枚見比べると色調には大きな差はない。ディスプレイで見る限りでは解像感も大きく差はない。ポートレートモードのデフォルトでのボケ感はGalaxy S26 Ultraの方が大きいがそこはテイストの問題だろう。

次は、いつもの場所で風景写真を撮ってみた。こちらはGalaxy S26 Ultra。

これが2億画素かと思ったのだが、データをよく見ると4000×3000ピクセルの1200万画素。iPhoneと同じく、通常の設定ではフル画素で撮らないようになっているらしい。ちゃんと設定してから撮ればよかったが、既に機材を返却してしまっているので、そこのところはまたの機会に。今回は普通に撮った場合の大体の質感を見ていただきたい。十分にシャープで、変な色の偏りもない。

こちらがiPhone。やや暗く映ってしまっているが、そのあたりは被写体によっても若干設定が変わるので、色や質感の参考として見ていただきたい。わずかにSamsungの方がシャープさを強調する設定になっているように感じるが、昔と違って今は写真の方向性にどちらも大きな違いはないように思う。

次は望遠を試してみよう。こちらがSamsungの10倍光学相当のズームである。

こちらがiPhoneの8倍光学ズーム相当。ディテール感には優劣はないように思う。

どちらも今や甲乙つけがたいように思う。逆に言うと、数字でのアピールは2億画素、5000万画素とSamsungの方が派手だが、通常の撮影では決してiPhoneのカメラが劣っているわけではない。 いまさら解像度が足りないということもないので、むしろ処理の巧拙というか、シャープにするか、滑らかにするか、色味をどうするかというところに各メーカーの違いが出るように思う。まぁ、ちゃんと検証してから言えよという話なので、次回機会があれば、2億画素を試すようにしたい。

Samsungのデジタル100倍相当ズームというのを使ってみた。さすがに100倍はブレて撮りにくい。被写体をちゃんと写し込むのもひと苦労だ。 デジタルでかなり補完されており、少しのっぺりしているようになることが分かる。

iPhoneの8倍ズームの写真をクロップして同じくらいのサイズにしてみた。さすがにこちらはシャギーが出る。ただ、Photoshopなどで処理したらGalaxy相当の絵は得られそうな気がする。

先鋭的なチャンレンジが魅力

Androidを使いこなせないので機能の深いところまでは理解できなかったが、Galaxyが十分に洗練されていることは触ってみて分かった。Sペンやフォルダブル、プライバシースクリーンなど、iPhoneにも導入してほしい機能を先んじて取り入れているところはさすがだ。

今や2億台/年を生産するiPhoneは、ビジネスを成立させるためにはとにかくマスを狙わなければならない。だから尖ったコンセプトの製品は作りにくいのかも。アップルからも折り畳み式携帯が発売されることはあるのだろうか? アップルからもっと挑戦的なスマホが出たら面白いのにと思う。

筆者の場合はiCloudなどAppleのエコシステムを多用しているためAndroidの携帯を買おうとは思わない。しかし今回使ってみて、その魅力の一端はたしかに感じたように思う。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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