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XREALの長時間稼働を実現するXREAL Neoを体験

XREAL NeoはXREALシリーズ用のモバイルバッテリー。1万mAhの容量が、強固な金属製のボディに包まれており安全。60Wでの急速充電が可能で、最大出力は40Wとかなりの高性能バッテリー。重量245gで、価格は1万4580円。

XREAL Neo
https://www.xreal.com/jp/neo

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2025年12月31日

1ポートのデバイスにXREALを繋ぐとバッテリー消費が激しい

iPhoneのようにポートがひとつしかない製品でXREALを使うと、途中でバッテリーが消耗してきた時に困る。XREALを繋ぐと、モバイルバッテリーを接続できないのだ。

もちろん、接続されているXREALもバッテリーを消費するから、XREALで動画を見ていると必然バッテリーには気を遣うことになる。

また、iPhoneのバッテリーが少ない状態でXREALに繋ぐと、iPhoneに給電できなくなってしまう。だから、必然、XREALはiPhoneを十分に充電してから使うことになる(AndroidやSwitchなどUSB-Cポートをひとつしか持たないデバイスだと同様)。

その課題を一気に解決してくれるのがこのXREAL Neoだ。

iPhone(などのデバイス)とXREALの間にこのXREAL Neoをさし挟むことで、iPhoneのバッテリーが0%に近づいているような時にも、給電しながらXREALを使うことができる。60Wでの急速充電が可能で、最大出力40Wと、性能の高いバッテリーなので信頼性も高い(最大出力が大きなバッテリーの方が性能安定性が高い)。

『機内利用承認済み』と謳われているように、セル自体の性能も高く、コントローラの安全性も高そうだ。もちろん、一般的なモバイルバッテリーとしても使えるから、信頼性の高いモバイルバッテリーとして活用できそうだ。

ディスプレイのデータをパススルーするバッテリー

MagSafeと共通規格の磁石でiPhoneの本体に取り付けられる。ただし、非接触充電は行わない。ただ、XREALで映像を見るような重い処理をしている時にMagSafeを使って充電すると、iPhone本体のチップセットの発熱、iPhone内のバッテリーの発熱に非接触充電の発熱を加えてしまうことになるので、熱的にかなり厳しい。このMagSafeを使わずにケーブルで給電する仕様は正しいように思う。

ケーブルはiPhoneに充電するためのもの。横のサングラスマークのポートにXREALを接続する。すると、XREALのデータ通信はこのバッテリーをパススルーしてiPhoneに接続できる。

また、XREALとiPhoneに給電しながら、このXREAL Neo自体にも充電することができるので、その点もありがたい。自宅など電源のあるところで充電しながらXREALを使うと、出掛ける時にはiPhoneもXREAL Neoもフル充電……という使い方もできる。

バッテリーの残量はLEDのみなのは少し残念。最近は%表示のものが増えているので、LED 4つの表示だと、少し物足りなくなってしまった。

筆者は、どちらかというとMacBook ProからXREALを使うことが多いので、さほどひっ迫しないが、iPhoneなどポートが1つのデバイスを使っている人には必携のモバイルバッテリーになりそうだ。これなら長編映画を見ても安心だ。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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