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『特別な店』Apple銀座、2025年9月26日午前10時にリニューアルオープン

Apple銀座が、3年あまりの休業・仮設店舗での営業を経て、2025年9月26日(金)午前10時にリニューアルオープンする。本日(24日)メディア向けの内覧会が開催されたので、取材してきた。オープン時には記念品(トートバッグとピンズ)が配布される。もしかしたら、CEOであるティム・クック氏や、Apple 直営店担当SVPのディアドラ・オブライエン氏も来場するかもしれない。

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ジョブズが拓いた店だから

Apple銀座は特別な店だ。

今でこそ、世界中に500以上存在するApple Storeだが、2001年5月にアメリカで2店舗が開店して以来、初めてアメリカ以外にオープンした店舗だった。

2003年11月30日にApple Store銀座がオープンした時には、なんとあのスティーブ・ジョブズ自身がやってきて挨拶をした。筆者は関係者から当時の映像を見せてもらったことがあるが、「I’m Steve Jobs」と自己紹介しているのが印象的だった。当時はまだ、iPodがブームになり始めたぐらいで、iPhoneは影もカタチもなく、取材に来たテレビや新聞の記者たちは、スティーブ・ジョブズのことを知らなかったのだ。

その時に、当時のアップルの広報部が一番聞かれた質問は、「『ジョブ“ズ”』ですか? 『ジョブ“ス”』ですか?」というものだったというほどだ。

筆者は当時、別のカテゴリーの雑誌を作っていたが、アップルが秋葉原でなく、銀座にリテールストアを作ったのが不思議でならなかった。パソコンや、ミュージックプレイヤーを買う人は、秋葉原に行く。なのに、なぜ銀座に店を出すのか? 銀座に行く人はパソコンなんて使わない、ファッションにしか興味のない人じゃないか? ……と思っていた。

その疑問がお門違いで、アップルのリテールストア戦略が正しかったことはみなさん御存じのとおり。「アップルは、ルイ・ヴィトンやシャネル、エルメスのようなブランドになるのだ」という意思表示だったのだが、いまやそれを誰も不思議に思わないだろう(当時は絵空事のように感じた)。

ともあれ、そんな記念すべき店を改装するのに、アップルは3年あまりをかけ、ついに今週末オープンすることになった。米国外進出の皮切りになった店で、ジョブズがオープンの挨拶をした店。ティム・クックがオープンを祝うために来日したとしたも不思議はないだろう。

内部構造も含め、まったく新しく作られた

多くの人が御存じのように、このビルは『サエグサ本館ビル』という名称でアップル所有ではない。現在、ストアも1〜4階が店舗となっており、上層階には別のテナントが入っている。それでも、店舗デザインにはかなりアップルの意向が強力に入っている。

以前の店舗はシルバーの壁に覆われ、ほぼ窓のない構造だったが、新店舗は北東側にエレベーターを含めた構造物を集約。3方を窓にすることにして銀座の街並みと繋がった空間を創出することに成功した。

1階と2階、3階と4階の南角は吹き抜けになっており、広がりを感じさせる設計となっている。

入ってすぐの右側にはエレベーターが用意されており、車イスの方でもスムーズに各階に向かうことができるようになっている。

以前の、Apple銀座のエレベーターはボタンがない(全フロアに止まる)ことで知られていたが、新しいビルにはちゃんとボタンが設けられている。

1〜4階をご案内

フロア構成は現在の商品構成に基づいており、1階はiPhoneとそのアクセサリー。以前はアクセサリーは別フロアになっていたが、今回はiPhoneを購入した人がすぐにアクセサリーを購入出来るようになっている。

2階は一番奥にオンラインの予約製品の受け取りカウンターがある他、Apple Watch、iPad、ノート型のMac、AirPods、HomePodなどが展示されている。

3階はApple Vision Proを体験できるソファーが特徴的。

Apple Vision Proの他には、iPhone、デスクトップ型Macが展示されている他、Today at Appleもここで行われる。表参道や、丸の内、新宿、京都など、一部のストアにあるような巨大なビデオウォールは設けられておらず、大型の液晶ディスプレイを利用してToday at Appleが行われる。

新しい世代の店にはビデオウォールのあるThe Forum(小さなイスのある広場状のスペース)は設けられないのだろうか? それとも店のタイプが違うのだろうか?

こちらが3-4階の吹き抜け。Macお宝鑑定団のidanboさんによると、Mac Proが展示されている店舗は『フラッグシップ店』なのだそうである。日本では、丸の内、表参道、銀座がそれに当たるのだそうだ。

4階は今のところ少しガランとしているように見えるが、ジーニアスバーがここで行われる。

iPhoneからMacまで、すべての端末の修理対応や、使い方の問い合わせ対応などが行われるので、実際に営業が始まったら、ユーザーでいっぱいになることだろう。

窓に仕組まれた特別な構造

この店舗のユニークなところは3方向の床から全面までを覆う窓。しかも、この窓は二重窓になっており、その2枚の窓ガラスの間に外の明るさ、光の向きに応じて自動的に動作するブラインドが内蔵されている。

2枚のガラスの間には、このブラインドがあるだけなので、間でトラブルが起こったり、ゴミや汚れ、虫などが入ったらどうするのだろうか? と思ってしまうが、密閉されているので、その心配はないということらしい。しかし、気になる(笑)。

天井も木材を利用した、ルーバータイプのデザイン。照明、スピーカー、スプリンクラーなどの防火設備が上手くデザインに取り込まれている。海外の大型店舗と同じしつらえだ。

エレベーターの横には階段もあって、歩いて上り下りすることもできる。中央のオレンジ色は一説によると地下鉄銀座線を意識したものらしい。ステンレスの鋲で点字ブロックが構成されていたり、手摺りが完備されていたりと、アップルらしくアクセシビリティも整っている。

照明は手摺りに内蔵されており、下方を照らす構造になっている。目に光が直接当たらず、間接照明的に足下を照らしてくれるのでありがたい。

Number_iのファンにはたまらないコンテンツが用意される

内覧会では、Apple 東京セントラル マーケットリーダー(地区統括)の牧野ロドリゲス有里さんが挨拶された。

続いて、Apple銀座クリエイティブプロのKaitoさんによって、簡略化されたToday at Apple体験。

Apple銀座の特別なコンテンツとして、空間ビデオで提供されるNumber_iのニューシングル『未確認領域』についてのレクチャーがされた。

この『未確認領域』のメイキング映像は、店内のApple Vision Pro体験(約30分・要予約)で体験できる。Apple Vision Proを使えば、映像を撮影しているNumber_iのメンバーの呼吸が感じられるほど、目の前で立体的に見られるのだからファンにとってはたまらないコンテンツになるだろう。

なお、Apple Vision Proを持っている人は、ご自身のApple Vision Proで、このコンテンツを楽しむこともできる。案外と、これでNumber_iのファン層に急にApple Vision Proが売れたりするのかもしれない(笑)。

先着順でギフトボックスも用意される

先にも述べたが、Apple銀座のリニューアルオープンは2025年9月26日(金)午前10時。

新規店舗オープン時と同様に、記念品が無料配布される。個数は非公開だが、いつもの感じだと5000個ぐらいが用意されると思われる。オープン時に行列に並んでいなくても手に入ることが多いが、少なくとも午前中に店舗に入れるぐらいでないと確実に手に入れるのは難しいかもしれない。

パッケージも含め、銀座らしい金と銀の水引が描かれている。トートバッグとはいえ、ゴージャスな雰囲気だ。

また、普通の新店舗オープンとは違って、特別なApple銀座仕様のギフトカードも用意される。これが何枚ぐらい用意されているのか分からないが、なかなか素敵なデザインだ。

ギフトカードはバリアブルになっており、1000円から25万円の金額を設定して購入することができる。アップル製品の購入や、iCloud、Musicなどの支払いにも使うことができるから、アップルデバイスユーザーなら何枚あっても困らないはず。

筆者も内覧会の時に1000円分チャージして買ってみた。

MacBook Proに貼るとこんな感じ。

もとのアップルマークが透けて見えるのが気になるが、ゴージャスな感じにはなる。

26日にApple銀座に行ったら、ぜひこちらも1枚、手にしていただきたい。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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