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カジュアルに高品質。ShokzがアップデートしたOpenFit 2+をさっそく試用した

  • 2025.08.26

音楽を聴く場合、外界の音は極力聞きたくない……というニーズは多かったが、最近はデバイスから聞くのは音楽だけではない。通知音や、通話、Podcastや音声コンテンツのようなオーディオコンテンツなど、さまざまな音を聞く必要があり、その場合、むしろ外界の音も分け隔てなく聞きたいという時がある。そういうニーズに応えてくれるのがShokzのOpenFitシリーズだ。最新のOpenFit 2+は、従来モデルのOpenFit 2に加えてDolby Audioに対応、ケースも非接触充電が可能になった。

Shokz OpenFit 2+
https://jp.shokz.com/pages/openfit2plus-coming-soon

現実空間を遮断しない、完成度の高いオープンイヤーモデル

満員電車で通勤している時は耳を塞いで外界を遮断したいように思う時もある。しかし、音楽、通話、通知、音声コンテンツ……など、スマホが発するさまざまな音を、リアルな音、声、生活音を聞きながら取り込みたいということもある。そんな時に役立つのがShokzのオープンイヤーヘッドフォンだ。

たとえば、オフィスで仕事をしている時。音楽を聴いていても、他のチームメイトに話しかけられたらすぐに反応したい。職場で音楽を聴いて集中したいというニーズは一定数あると思う。それがNGだとされる理由は「話しかけられた時に、対応できないから」だと思うが、本機を使っていれば、人に話しかけられてもすぐに対応することができる(聞こえるかどうかではなく、耳にこういうのをかけているだけでNGという職場もあるかもしれないが)。

本機であれば、そのままスマホにかかってきた電話にも出られるし、パソコン側のビデオ会議用ヘッドセットとしても使えるから、職場で一日中着けっぱなしという使い方もできる。そういう使い方をしても、耳を塞いでおらず、重さも感じないので、ストレスにならないところがメリット。単体重量はわずか、 9.4g(片側)となっており、一回の充電で最大11時間の利用が可能。ケースのバッテリーを合わせると、なんと最大48時間の利用が可能なので、ケースを数日に1回充電すれば事足りる感じだ。

また今回の2+からケースはワイヤレス充電にも対応したので、Qi充電器に置いておくだけで充電が完了する。実にストレスがない。

今回のリリースはブラックとグレーの2種類。

オープンイヤー式イヤフォンの本家ならではの、多彩なテクノロジー

Shokzのオープンイヤー式のイヤフォンは、100%骨伝導のみで伝えるBone Conductionテクノロジーと、骨伝導と空気伝導を併用するDualPitchテクノロジー、そして空気伝導を使うDirectPitchテクノロジーの3タイプに分けられる。

OpenFit 2+のような完全ワイヤレスイヤフォンに骨伝導が使われないところをみると、骨伝導の仕組みを効果的に使うには左右のユニットをチタンのワイヤーフレームで繋いだOpenRun Proのような仕組みが必要なのかもしれない。Shokz OpenFit 2+は、前モデルと同様DirectPitchテクノロジーが使われている。

特徴的なのは、異なるサイズ、形状のドライバーを同軸で配置したShokz DualBoostテクノロジーを利用している点。低周波ユニットは17.3mmの大型ダイナミックユニットで深みのある低音をサポート、高周波ユニットはそれと独立しており、デリケートな中低音をしっかりと奏でるようにチューニングされている。

実際に試聴してみても、オープンイヤーとは思えないほど各音域がバランス良い音だ。迫力ある低音も楽しめるし、かといって不自然に低音をブーストした音でもない。

また、4つのビームフォーミングマイクの音を、AIアルゴリズムでフィルタリングする高度なノイズキャンセリング技術によって、賑やかな環境でも相手にクリアな音声を届けることができる。

軽く、ストレスなく耳にフィット

耳にかけるスタイルなので耳が痛くなるのではないかと心配する方もいらっしゃるかもしれないが、その点も非常に洗練されている。

OpenFit 2からボタンが物理ボタンになっているのも、優れた使用感をサポートしている。

ワイヤー部分は心材にニッケルチタン合金を使っており、外側はShokz Ultra-Soft Siiiconeという特殊なシリコン素材を使っている。この素材、別体で触らせてもらったのだが、非常にフニフニと柔らかい。押し込む時は、軽くスッと入って、指を放してもしばらくその凹みが残っていて、数秒かけてゆっくりと戻る。触った感触としては、ちょうど『雪見だいふく』のような感じ。耳に対しても、当たる部分はスッと凹んで、その周囲の部分が柔らかくホールドするのだと思う。

2との最大の違いはDolby Audio搭載

前々モデルであるOpenFitと比較すると、アップデートされた点は多いので、同モデルを使っている人は買い替えても後悔はないと思う。DualBoostテクノロジー、DirectPitchテクノロジー2.0、Ultra-Soft Silicone 2.0、9.4gの軽さ、IP55防水、単体での11時間再生、物理ボタン搭載、Bluetooth 5.4採用などが、OpenFitとOpenFit 2の違いだ。

左が今回発売されるOpenFit 2+、右が2モデル前のOpenFit。

対して、OpenFit 2とOpenFit 2+の違いは大きくはない。ボディ色の違いを除けば、最大の違いはDolby Audioに対応したことと、ケースがワイヤレス充電に対応したこと。

Dolby Audioの採用は、対応している音楽を聴く際はもちろん、映画などを楽しむ時にも迫力が増すから、その点を重視する人は、OpenFit 2+がお勧めだ。

日常に、サウンドを溶け込ませて使いたい多くの人に

総じて『OpenFit 2+』という、その名が示す通り、完成度を高めたアップデートモデル。

日常使いに向いているので、仕事や家事をしながら、音楽を楽しみたい人、日常的に通話やビデオ会議用のヘッドセットをかけっぱなしにしたい人などにお勧め。また、インイヤーイヤフォンの閉鎖的な感じが苦手だという人にもお勧めできる。2万7880円という価格は安くはないが、性能を考えると納得の価格ではある。片側ずつは販売しないそうなので、紛失だけには気をつけてご利用いただきたい。

(村上タクタ)

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