日本のQRコード決済の歴史をおさらい
QRコード決済といえば、2018年にスタートしたPayPayを思い起こす人が多いと思うが、そもそもは中国のAlipayやWeChat Payから始まっており、日本では2014年のOrigami Pay、LINE Payなどがルーツ。
電子決済の普及は推進すべきだが、クレジットカードや電子マネーより、ユーザーにとって手軽で、店舗にとっては低コストで導入できるという点において大きな役割を果たした。
結局のところ、日本のQRコード決済における戦いは、資金力の差を活かしたPayPayのひとり勝ちとなった。LINE PayはコミュニケーションツールとしてのLINEのシェアをテコに普及を計ったが、3度にわたるPayPayの100億円キャンペーンが大勢を決したといっていいだろう。
そして、LINEとYahoo!の経営統合により、LINE PayとPayPayが並走する必要がなくなった時点で、LINE Payの終了は運命付けられた。
移行は簡単
移行はこちら( https://liff.line.me/2006472888-EbydqMyr )から。またはLINE Payの『残高移行』ボタンから行える。
というわけで、筆者も行ってみた。
PayPayのアカウントを持っていれば、移行は非常に簡単。
筆者はLINE Payに4381円の残高があったので、それをそのままPayPayに移行した。
この時、LINE Payのオートチャージ機能をオフにするのをお忘れなく。それを怠ると、移行しても、移行してもオートチャージされる……という状態になってしまう(笑)
我々がQRコード決裁を使うようになってから10年も経つのか……と感慨深い。
特に、2018年頃はQRコード戦国時代というような感じだったが、そこから10年近く経った現在の勝者はPayPay。生き残ったのは楽天Pay、d払い……という感じ。
ただ、まだ一定数現金決済を使う人がいる。また小規模店舗や屋台などではQRコードの方が低コストで導入できるというメリットもある。電子決済の普及には今なおQR決済の普及が大きな鍵を持っているといえるだろう。
最後にLINE Payの10年に感謝する動画を見ていただきたい。
(村上タクタ)
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