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アシュフォードコラボ、サンボル革サコッシュ(仮)第2試作のフィードバックは?

ThunderVolt編集部村上タクタと、いしたにまさきさん、矢崎飛鳥さんの商品開発ユニット『サンボル商会』。そこで開発している4つめの商品が、サコッシュだ。

携帯やスマホ登場前は、人が肌身離さず身に着けるものは財布、カギ、ハンカチ……といったものぐらいだった。しかし、この10〜20年で、我々人類はスマホを持ち歩くようになった。にもかかわらず衣服やバッグはその生活の変化に合わせた進化をしていない。というわけで、サンボル商会ではポケット+アルファの、『+アルファ』の部門を担うサコッシュを作ることになった。

日常の可能性を大きく広げるサンボル革サコッシュ

スマホ、もしくは『+アルファ』で身に着ける小物を入れることを想定。スマホや、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤフォンなどが入る大きさを検討した。さらに、展開することで、11インチiPadぐらいのサイズのタブレットも入れられるようにした。

折り畳んでいる部分を展開することで、サイズが大きくなるようにしたのだ。これにより、利便性は大きく上がる。手帳やノートなどを入れることもできる。

こういった折り畳みサコッシュも市場には見受けられるが、ナイロン地のものが多かった。しかし、いつでも身に着けるのだから、あるていどの上質感は必要だと考えた。そこで革製の2Wayサコッシュのアイデアをもって、システム手帳で知られるアシュフォードさんに試作をお願いすることにした。

これまでの開発の経緯は以下のとおり。

「スマホどこ入れる?」サンボル革サコッシュ(仮)開発開始。0次試作がいい感じ!

「スマホどこ入れる?」サンボル革サコッシュ(仮)開発開始。0次試作がいい感じ!

2025年10月27日

アシュフォードコラボ、サンボル革サコッシュ(仮)試作第2弾! 素材変更!?

アシュフォードコラボ、サンボル革サコッシュ(仮)試作第2弾! 素材変更!?

2025年10月27日

そして、試作第2弾の豚革でできたサコッシュを、いしたにまさきさん、村上タクタ、矢崎飛鳥さんの3人でそれぞれ1週間ぐらい使ってみて感想を持ち寄った。

(ただし、矢崎さんは都合によりこの日は欠席。)

「思ったより、ずっと出来がいいです」といしたにさん。

「最初に使って、タクタさんたちに回したけど、すでにサコッシュがないことに困っています。もちろん、若干の修正点はまだ必要ですが……」と、かなりの高評価。

これは実際にそうで、筆者(村上タクタ)も、すでに、返却してしまって困っているほど。一度使ったら手放せないのがサンボル革サコッシュ(仮)だ。

筆者の場合は、最初にスマホを入れてみたのだが、普段入れる場所が決まっている(パンツの左後ろポケット)ものをサコッシュに入れるとかえって混乱した。つい、いつもの場所を探ってしまうのだ。

それより、スマホはいつもの場所に入れて、スマホ以外のもの(モバイルバッテリー、マスク、AirPods、撮影時のレンズキャップ……など)を入れると具合がよかった。

また、臨時で収納する映画のチケットや駐車券、施設の入場券のようなものを入れるのも収まりがいい。

いしたにさんの修正の要望は主に3つ。

●Dカンを大きく
●Dカンをひとつ取る
●マグネットの固定レザーはストライプ模様などにして、それ自体をデザインにしてみてはどうか?

というモノだった。筆者は、マグネットが弱い(外れてしまう)と感じた。これは筆者がいしたにさんより多くのモノを入れがちだからな気もするが。

いしたにさんの『Dカンを大きく』というのは、付け外しが容易になることと、そこにアクセサリーなどを繋げて個性発揮の場所になるからとのことだった。なるほど、カスタマイズでオリジナリティを発揮できるようにするのは素晴らしいアイデアだ。

いよいよ、大詰めになってきたサコッシュの開発。

また、現在、名前も検討中。こちらもお楽しみに。

以上の打ち合わせの生動画は↓↓↓↓こちらから↓↓↓↓見られるので、ぜひご覧いただきたい。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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