山下健二郎さん:デニム・オン・デニムで魅せる、都会派アウトドア

この日の山下さんは、デニムジャケットにデニムパンツを合わせた“デニム・オン・デニム”のスタイリング。無骨さのあるE-BIKEと呼応するような、タフで男らしいコーディネイトが目を引いた。
「街にも合いますし、僕の好きなアウトドアにもぴったり」と語った山下さん。ボリューム感のある車体を前にしても、デニムの持つワークテイストが自然と調和し、乗り物とファッションがひとつの世界観をつくり上げていた。

特にお気に入りだったのは、アウトドアでの活動範囲が広まる、折りたたみ可能なモデル。 モーターサイクル的な要素を感じさせる車体に、デニムの無骨さがよく似合う。“乗る”というより、“着こなす”という言葉がしっくりくる瞬間だった。
勝矢さん:色落ちジーンズで体現するリアルなストリート感

一方の勝矢さんは、色落ちしたジーンズを主役に据えたスタイル。程よくフェードしたデニムは、E-BIKEのタフな存在感と好相性だ。
ストリートの空気をまといながらも、どこかクリーンさを感じさせる着こなしは、“違法ではなく、正しく、そして美しく”というブランドメッセージともリンクする。

イベント内では、自転車と原付の違いや電動アシストのルールについてのトークも展開。ファッション性だけでなく、安全性や法令順守を重視する姿勢が語られたが、その真面目さを感じさせすぎないのが、この日のスタイリングの巧みなところだった。
色落ちデニムという日常着を合わせることで、Eバイクが特別な乗り物ではなく、生活の延長線上にある“スタイルの一部”として自然に映る。
自転車は「生活の道具」から「ファッションの一部」へ

発表では、日本の自転車市場の大きさや、Eバイクカテゴリーの可能性についても言及。そのうえで掲げられたのは、「美しくて正しい製品で、新しいスタンダードを築く」というビジョンだった。
山下さんが語った「ワクワクしてお出かけしたい」という言葉は、まさにこのブランドが目指す未来を象徴している。
移動手段としての自転車。しかし同時に、自分らしさを表現するためのツールでもある。
デニム・オン・デニムに色落ちジーンズ。それぞれの個性が、Eバイクというプロダクトによってさらに際立つ。
この日提示されたのは、“乗り物を選ぶ”という行為が、“着こなしを選ぶ”ことと地続きになる時代の始まりだったのかもしれない。

Photo/Yoshika Amino 網野貴香 Text/Joji Sakaguchi 坂口丈治
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