次に来る古着はコレ! 価格高騰中のなかでお手頃価格の狙い目もまだある「フリース」をピックアップ

古着ブームは留まることを知らず、ヴィンテージは枯渇、値段高騰も甚だしい。そんな世間でスポットライトを浴び始めたのが、これからヴィンテージになりうる1970年代以降の「ネクストヴィンテージ」。ここでは、そんな古着たちを深掘りする。今回からは3号連続で注目してほしいフリースアイテムを紹介していく。

大人気のフリースの2大老舗アウトドアブランドから狙い目を探す

古着市場でこの冬のヒットアイテムは、なんと言ってもフリースではないだろうか。ブランドによっては異常な価格高騰してしまっているのも事実。とは言え、1990年頃には沢山のフリースアイテムが作られているので古着には様々なブランドの様々なアイテムが存在するのでお手頃に手に入るモノもまだまだ存在する。今のうちに探しておきたいフリースアイテムを紹介していきます。まず初回は老舗アウトドア2ブランドから。

Eddie Bauer(エディバウアー)

ダウンジャケットのイメージが強いが、アウトドアウエア全般を扱ってきた老舗ブランド。1980年代初期にはフリースアイテムが登場し1980年代後期から1990年代には、沢山の種類のフリースアイテムがリリースされている。柄入りのフリースを使用したアイテムも多く存在し今が1番狙い目かもしれない。

胸ポケットにナイロンフラップが付けば、あのブランドを思わせる。ハンドウォーマーの腰ポケットも備える80s頃の1着。7,900円(デザートスノー 下北沢1号店Tel.03-5790-9601)

90sに数年だけ存在したスポーツラインEBTEK。メッシュポケットが付く、パドリング仕様風のデザイン。10,780円(ベルベルジンTel.03-3401-4666)

ネイティブボーダー柄フリースにナイロン裏地が付き、しっかりしたシャツジャケットタイプ。13,200円(maarTel.03-6383-2152)

襟先にドローコードが入るプルオーバータイプ。14,080円(グレースTel.03-6416-3457)

フロントはナイロン裏地付き、袖口は柄リブ使いのフルジップパーカ。90s中期の白タグ。9,800円(デザートスノー 下北沢1号店Tel.03-5790-9601)

「エディバウアー」のフリースにおけるタグの年代考証

80s中期〜90s初期

90s中期〜90s後期

90s後期

90s中期〜90s後期

90s中期~90s後期

ここに並ぶタグが付くのは、1990年代までのモノなので今ではヴィンテージ。フリースアイテムは1980年代後期から1990年代に最も多く作られたのでこれらのタグを参考に探そう。

L.L.Bean(エル・エル・ビーン)

意外とフリースのイメージが薄い気もするが、ビッグカンパニーなだけに種類豊富に存在する。ここに並ぶものは本当に一部だが、デザインや色や柄など時代性が窺える。ブランド名の入り方も違い、表側にブランド名入れない旧いスタイルから80s後期の胸にピスネーム、90sには刺繍で入れるようになるなど変化も窺える。

ディテールから某ブランドのスナップTを思わせるが、こちらはフルジップのショート丈。21,780円(アームスクロージングストアTel.03-3793-5334)

1983年のポーラーフリースクライミングベスト。グレーカラーにボーダーリブが時代を感じさせる。10,780円(バックストリートTel.042-720-0355)

大きなタグが付く80s。下にはアメリカ製タグも。両サイドがフルジップのフリースオーバーパンツ。5,900円(デザートスノー ガーデン店Tel.03-5761-6390)

ハーフスナップ部にナイロンあて、葉っぱボーダー柄。11,000円(デザートスノー ガーデン店Tel.03-5761-6390)

フルジップパーカ。裾はドローコードで絞ることができる。17,490円(アームスクロージングストアTel.03-3793-5334)

「エル・エル・ビーン」のフリースにおけるタグの年代考証

70s後期〜80s

90s初期~90s中期

80s後期~90s中期

90s中期~90s後期

さほどデザインの変わらないため、1980年代に大きなタグが使われたくらいで年代考証が難しい。しかし、2000年に入ると明るかった緑色の文字が深緑になるなど変化も現れる。

(出典/「Lightning 2026年3月号 Vol.383」)

この記事を書いた人
原田学
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原田学

断然古着主義

1972年京都府生まれ。『2nd』『Lightning』『CLUTCH』 を支えるスタイリスト。『2nd』での連載は通算200回を超え、現代の古着市場のリアルな声を反映したスタイリングには定評がある。ヴィンテージやアンティークへの深い知識を持ち、素材や背景を理解したコーディネートにファンも多い。自らの“好き“を詰め込んだ私的アーカイブ『the SUKIMONO BOOK』は、ファッション業界内でも愛読者の多い。
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