かつて、本当に革の野球帽が使われていたって知ってる?

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「相変わらず帽子は増える一方だ。先日、初対面の人に帽子を脱いで挨拶したら驚かれた。『髪の毛、あるんですね!』と。『はい、フッサフサの真っ黒ですよ』」と語る買い物番長・編集長の松島親方がお届け!

「ブルーネル・アンド・コー・ハットメイカーズ」のB.B.キャップ

まったく役に立たない雑学披露のコーナー。この文章を読み終わったら、声に出して「へぇー」とひと言いただければ幸い。

では、早速……。遠い昔、戦前のことだが、日本のプロ野球が職業野球と呼ばれていた1930年代に大阪タイガーズ(現在の阪神タイガース)が公式にユニフォームとしていた帽子は革製だったらしい。

耐久性が高く、打者用ヘルメットが考案されるよりずっと前で、防具としての重要な役割を担った。これはアメリカの影響だったのだろう。なぜなら、タイガースよりもっと前に、アメリカでも革製の帽子を用いる選手がいたそうだ。

ただ、夏場に蒸れる、雨に弱いなどの理由で革製野球帽は日米ともに短命だったのだとか。それから長い時を経て、子供たちまで電話を携帯する時代になったにも関わらず、大昔の職業野球に思いを馳せてみる。

不思議なもんで、素材を革に変えただけで、とってもレトロな佇まいでしょ。2色に色分けされているのも嬉しい。ツバとテッペンのトップボタンだけスムースレザーで、帽体はヌバックを使用。内張がないから、夏に被ったら変な汗染みが出そうなので、冬の間に被りまくっている。ネイビーの服が多い私にはぴったりのカラー。昭和の日本男児は野球帽で育ったから、何歳になっても好きなんだよね。

クラウン部分にはヌバック、ブリム表面はタンニン鞣しのカウハイドを使用したベースボールキャップ。同ブランドのトラッカーキャップとは明確に区別がされている。6枚パネル、深めでホールド感があり、頭にフィットするので、あえて裏地は付けていない。一つ一つ職人が丁寧に作っている。同じ型で、グレイやブラックのクラウンカラーもリリース。30,800円(クルーチ Tel.03-6427-2555 https://klootch.jp/)

サイズ調整可能なストラップが付く。これももちろんレザー製。それでもサイズバリエーションは5種類も存在するのだ。

革本来の風合いを活かすため、色ムラなどを隠すような仕上げはあえて施していない。だからこそ、経年変化も期待できるのがポイント。

ブランドのイニシャルである「B」の文字はディアスキンを使っている。ディアスキン特有の柔らかさで、フィット感の邪魔をしない。

(出典/Lightning 2026年2月号 Vol.382」)

この記事を書いた人
松島親方
この記事を書いた人

松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

憧れの平屋が実現できる! かつてスクリーン越しに憧れたアメリカンハウスで暮らす

  • 2025.12.31

かつてスクリーン越しに憧れた、夢が詰まったアメリカンハウス。到底叶わないと思っていたその景色が、実は日本でも実現できるそうなんです。新婚ホヤホヤの編集部員、パピー高野とジョージが、アメリカンスタイルを得意とする、埼玉県を中心に海外スタイルのお家を手掛ける注文住宅・輸入住宅の専門店「古川工務店」の住宅...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...

Pick Up おすすめ記事

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

デニム界の異端児・ラングラー、製造期間は約1年のみの“幻の名作”がついに復刻

  • 2025.12.27

ロデオ・ベンをデザイナーに迎えてカジュアルウエアに参入したという歴史やカウボーイカルチャーとの結びつきなど、独自の発展を遂げてきたラングラー。膨大なアーカイブの中から、王道から希少な隠れ名作まで全6型が復刻を果たした。 幻の名作が華麗なる復刻を遂げた。 アメリカ三大デニムブランドのなかでも特異な歴史...

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...