浅草雷門の程近く、バイカーズカフェ「ORTIGA」がもたらすこの場所だけのスペシャルタイム。

観光客でごった返す浅草雷門の大通りから一筋中に入ると、途端に静かな下町らしい道がのぞく。そこにバイク好きが集うカフェ「ORTIGA」があるのはご存じだろうか。ということで、早速気になるバイカーズカフェを訪れてみた。

LAで味わったバーガーのレシピを忠実に再現!

「バイカーってカフェ巡りが好きなんですよ。ツーリング中はお酒が飲めないので、コーヒーが美味しい店とか料理が美味しい店を探しがちですね」

バイクを乗りたくて遠出をするのがバイカーの性。その目的地は様々だろうが、スケジュールに入れ込みたいのがグルメだ。

オルティガはバイク乗りが集まるバイカーズカフェ。定期的にバイクの新モデルの展示やアパレル展示会、時としてライブも行い、バイクカルチャーをそのまま反映させているのが特徴だ。ゆえに訪れるお客さんの多くはバイクで来店。この日も新型バイクの展示を行っていたこともあり、愛車で訪れ、展示中のバイクを眺めながらコーヒーを楽しんでいる人もいた。バイカー御用達なのも納得だ。

しかし、オルティガの魅力はそれだけでない。それはこだわりのメニュー。自家焙煎でバリスタが丁寧に淹れてくれるコーヒー、LA仕込みのチキンバーガーを忠実に再現するなど、バイクに乗らない人でもオルティガ特製のグルメ目当てに訪れる人も多いという。ノンアルドリンクも充実しているので、お酒が飲めない人も楽しめるのも人気の理由だ。

バイクツーリングの目的地としてはもちろんだが、浅草の喧噪から少しだけ離れて、美味しいドリンクとスペシャルメニューで体と心を癒やす。そんな特別な時間を過ごせる店が稲フェスに出店! オルティガの世界観と美味しいグルメをぜひ堪能してほしい。

1階にはイベントスペースがあり、定期的に様々なイベントが行われる。この日はロイヤルエンフィールドの新型ハンター350の展示イベントを開催。バイクを眺めながらコーヒーを楽しむ人も。

入ってすぐのカウンターでオーダーをする。ガラスのショーケースにはマフィンやパウンドケーキも。お土産にもおすすめだ。

ゆっくり寛げる2階のテーブル席。中央には植栽があり、カリフォルニアのような開放的や空間が広がっている。朝8時からオープンしているため、朝食目当ての外国人客も多いという。これはありがたい!

店内のあちこちに、動物や漫画キャラクターのフィギュアが展示されている。子どもも大人も興奮すること間違いなし。

古材の壁が目印のオルティガ。外観や内装のペイントはShakin’ speedgraphixが手がけ、とてもモーターサイクルのカルチャーを演出。静かな通りだけれど、ひとりまたひとりとバイクに乗ってカフェにやってくる人気店。

【DATA】
ORTIGA
東京都台東区雷門2-16-3
TEL03-5246-4470
8時~18時 火・水曜休
https://ortiga.foodre.jp

肉汁とソースがバンズに染みこみ最後までウマい! 「スペシャルハンバーガー」

表面をカリッと焼いたバンズにハンバーグのようなゴロッとしたジューシーなパティとアボカド、レタスなどをはさんだバーガー。たっぷりかかった特製ソースがまた絶品! 1800円

カリッじゅわ~チキンがたまらない! 「スペシャルチキンバーガー」

シェフがLAで学んできたという一押しがこのチキンバーガー。カリッとジューシーなチキンに濃厚なアボカドがベストマッチ。特製のオーロラソースがより旨みを引き出している。1600円

アイスティー・アイスラテ

店内で焙煎もしているだけあって、コーヒーも絶品。もちろん、コーヒー以外のドリンクも充実しているぞ。

ノンアルモヒート

バイクで来店する人も多いため、ノンアルドリンクも充実。味にもこだわり、本当のモヒートのような味を実現。たっぷりのミントが爽やか~。

(出典/「Lightning 2025年11月号 Vol.379」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「BILTBUCK」の2025年は新素材によって既存モデルを再解釈した革ジャンに注目だ!

  • 2025.11.03

伝統と革新を往来しながら、レザーの魅力を追求するビルトバック。2025年のコレクションは、オリジナルレシピで仕立てた渾身の新素材によって既存モデルを再解釈。質感と経年変化、レザーの本質的な美学を磨き上げ、洒脱な大人たち〈Hep Cats & High Rollers〉へ贈る、進化であり深化の...

革ジャンの新機軸がここに。アメリカンでありながら細身でスタイリッシュな「FountainHead Leather」

  • 2025.10.31

群雄割拠の革ジャン業界において、カルト的な人気を誇り、独自のスタイルを貫くファウンテンヘッドレザー。アメリカンヘリテージをベースとしながらも、細身でスタイリッシュ、現代的な佇まいを見せる彼らのレザージャケットは、どこのカテゴリーにも属さない、まさに“唯我独尊”の存在感を放っている。 XI|シンプルな...

宮城県大崎市の名セレクトショップ「ウルフパック」が選ぶ「FINE CREEK」の銘品革ジャン4選。

  • 2025.10.31

宮城県大崎市に、ファインクリークを愛してやまない男がいる。男の名は齊藤勝良。東北にその名を轟かす名セレクトショップ、ウルフパックのオーナーだ。ファインクリーク愛が高じて、ショップの2階をレザー専用フロアにしてしまったほど。齊藤さんが愛する、ファインクリークの銘品を見ていくことにしよう。 FINE C...

渋谷、銀座に続き、ブーツの聖地「スタンプタウン」が東北初の仙台にオープン!

  • 2025.10.30

時代を超えて銘品として愛されてきた堅牢なアメリカンワークブーツが一堂に会するブーツ専門店、スタンプタウンが宮城県仙台市に2025年9月20日オープン! 東北初となる仙台店は北のワークブーツ好きたちにとって待望の出店となった。 珠玉の銘品たちがココに揃う。 ブーツファンが待ち焦がれた東北エリア初となる...

進化したSchottの定番、冬のレザースタイルはこれで決まり!

  • 2025.10.30

アメリカンライダースの象徴であるSchottが、原点回帰とも言える姿勢で“本気”を見せた。伝統のディテールに、現代的な技術と素材を融合。武骨でありながらも軽快、クラシカルでありながらも新しい。進化したSchottの定番が、冬のレザースタイルを再定義する。 668US SPECIAL HORSEHID...

Pick Up おすすめ記事

革ジャン職人が手掛ける、経年変化するレザーハット気にならない?

  • 2025.10.31

気鋭のレザーブランド「KLOOTCH」のレザーハットラインとしてスタートした「Brunel & Co.」独学のレザージャケット作りで磨いた革の感覚を、“帽子”という舞台で表現する──。自らの手仕事で理想の革を探求する職人が辿り着いた、新たなレザークラフトの到達点。 革ジャン職人の手が導く、生...

進化したSchottの定番、冬のレザースタイルはこれで決まり!

  • 2025.10.30

アメリカンライダースの象徴であるSchottが、原点回帰とも言える姿勢で“本気”を見せた。伝統のディテールに、現代的な技術と素材を融合。武骨でありながらも軽快、クラシカルでありながらも新しい。進化したSchottの定番が、冬のレザースタイルを再定義する。 668US SPECIAL HORSEHID...

生きたレザーの表情を活かす。これまでになかった唯一無二の革ジャン、「ストラム」の流儀。

  • 2025.10.30

生きたレザーの質感にフォーカスし、“バーニングダイ”をはじめとする唯一無二のレザースタイルを提案するストラム。我流を貫き、その意思を思うがままにかき鳴らすことで、オリジナリティを磨き上げる孤高のレザーブランドだ。デザイナー桑原和生がレザーで表現するストラムのモノ作りの哲学、彼が革ジャンを通して描き出...

革ジャンの新機軸がここに。アメリカンでありながら細身でスタイリッシュな「FountainHead Leather」

  • 2025.10.31

群雄割拠の革ジャン業界において、カルト的な人気を誇り、独自のスタイルを貫くファウンテンヘッドレザー。アメリカンヘリテージをベースとしながらも、細身でスタイリッシュ、現代的な佇まいを見せる彼らのレザージャケットは、どこのカテゴリーにも属さない、まさに“唯我独尊”の存在感を放っている。 XI|シンプルな...

宮城県大崎市の名セレクトショップ「ウルフパック」が選ぶ「FINE CREEK」の銘品革ジャン4選。

  • 2025.10.31

宮城県大崎市に、ファインクリークを愛してやまない男がいる。男の名は齊藤勝良。東北にその名を轟かす名セレクトショップ、ウルフパックのオーナーだ。ファインクリーク愛が高じて、ショップの2階をレザー専用フロアにしてしまったほど。齊藤さんが愛する、ファインクリークの銘品を見ていくことにしよう。 FINE C...