アメリカ製でこの雰囲気ってだけでも物欲は最高潮。TOUGHERのNOB HILL JACKET

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「自転車に乗ることは稀で、最近はLOOP移動ばかり。車からすると邪魔という評価もありますが、やはり便利です。ただ、最近値上がりしたようで地味に辛い……」と語る編集・パピー高野がお届け!

TOUGHERのNOB HILL JACKET

これだけメイド・イン・USAのプロダクトが減ってきているなかで、アメリカ製にこだわるという注目の新ブランドを見つけました。その名も「タッファー」。

2023年にスタートしたばかりとのことですが、まずブランド名の、往年のワークブランド的な響きに胸キュンです。

僕が持っているのは無地の白Tなのですが、これが王道のタフなヘビーオンスのもので、首もしっかり詰まっていて、実にアメリカン。もちろんアメリカ製。購入したのは数ヶ月前ですが、早速ガシガシ着ており、いい具合にアジも出始めております。

そんなTシャツの次に僕が気になっているのが、こちらの[ノブ ヒル ジャケット]。モデル名にもある「ノブ・ヒル」は、サンフランシスコにあるセレブな高台エリア。急な坂が多いらしいのですが、メッセンジャーが行き来することも多く、そのエリアで自転車に乗る人々が着用するコーチジャケットをイメージして製作したのだそう。

それゆえに、サイドからバックにかけて大きなポケットが配されており、自転車に乗りながらでも使いやすい仕様になっています。そしてなによりこの生地感が、クラシック好きにとってはかなり魅力的。新鋭ブランドがゆえ、まだウェブ上にもそこまで情報は落ちてませんが、だからこそ今が狙いどきかもしれません。

’90年代にアメリカで作られた、デッドストックのリップストップ生地を使用したコーチジャケット。サンフランシスコにある高台エリア「ノブ・ヒル」を行き交うメッセンジャーをイメージしたデザインで、襟裏にはリフレクターを織り込んだロープが縫い付けてあるなど、自転車乗り向きの意匠を備える。ヴィンテージライクな風合いはもちろんのこと、今では希少となった「アメリカ製」は、クラシック好きにとってはたまらない響きだ。5色展開で、うち4色がピグメント染め。3万800円

2023年始動の「タッファー」。アメリカ製を示すタグ、ピグメント染めによりうっすら染まったタグなど、首裏だけでも物欲が刺激される。

自転車に乗りながらバックポケットにものを入れた際、前かがみになってもフロントポケットで受け取れるよう、縫い合わされていない。

ピグメント染めによってムラ感を表現した、1990年代のアメリカ製デッドストック生地を採用。リップストップ仕様で耐久性にも優れている。

(出典/「Lightning 2025年9月号 Vol.377」)

この記事を書いた人
パピー高野
この記事を書いた人

パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

Pick Up おすすめ記事

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...