1990 MERCEDES BENZ 190E 2.3

日本の5ナンバー枠に収まるコンパクトなボディサイズであったことと、販売がちょうど日本のバブル期に重なったこともあり、日本で爆発的に売れ、「六本木のカローラ」と呼ばれたE30型BMW3シリーズとともに「赤坂のサニー」や「小ベンツ」などと揶揄された。ところがコンパクトな車両ながら作りもしっかりしており、シンプルで飽きのこないボディデザインはデビューから40年が経過した今見ても古臭さを感じることはない。
標準モデルは2リッター4気筒エンジンを搭載する190Eで、ボアアップ版の190E 2.3、2.6リッター直列6気筒を搭載する190E 2.6、英コスワース社のDOHCヘッドを搭載した190E 2.3-16や190E 2.5-16、2・5リッター5気筒ディーゼルエンジン搭載の190D 2.5などさまざまなバリエーションが存在する。
取材車両は190シリーズを数多く取り扱う埼玉県のグンオートで販売中の190E 2.3で、排気量が2リッターを超えるため、3ナンバーとなる。内装の状態も非常によく、機関系の調子も良好だ。メルセデスベンツだからと肩肘張らずに、あえてカジュアルなスタイルで乗るのが正解かもしれない。


往復運動中にアームが伸び縮みすることで1本でもガラスの払拭面積を増やした画期的なパノラマワイパーが備わる。

ホイールはこの時代のメルセデスベンツの特徴である15穴デザインの純正アルミに185/65R15サイズのタイヤを履く。

日本仕様は5ナンバーに収まる2リッターが主流だったが、この年より本国などではすでに導入されていたボアアップ版の2.3リッターが追加された。

インテリアはシートやステアリングなども含めて基本的にノーマルをキープ。ファブリック地ながら、サイドサポートの張り出したシートも非常に良い状態をキープしている。
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