皮革工芸・県指定無形文化財保持者である本池秀夫氏による「MOTOR “The Origin”展」開催

世界でも類を見ないレザーアーティスト・本池秀夫氏がディレクションを務める「MOTOR」より、ネイティブジュエリー、レザーアイテム、ウェアなど、LEATHERS & THINGS MOTORレーベルから特化したネイティブコレクションが披露される。皮革工芸・県指定無形文化財保持者である本池秀夫(モトイケ ヒデオ)氏が半世紀を超えるキャリアで得た感性、技術を惜しみなくプロダクトに昇華したコレクションに注目だ。

「MOTOR”The Origin”展」の見所は?

本池秀夫|革という素材を使い、時に昔のアメリカの日常の一瞬を切り取ったミニチュアの世界を作り、時に動物の生をダイナミックに表現した作品を作る、世界でも類を見ないレザーアーティスト。1971年、革を作る会社として「MOTO」を創設。2021年、故郷である鳥取県米子にレザーアートを展示する「本池美術館」を開館

今回は、本池秀夫モノづくりのオリジンとして、70年代初頭、モノづくりを始めた頃の記憶に遡り原点回帰をテーマにしている。注目したいのが、ヌメクロコを使ったレザーコレクションだ。

一般的に流通しているクロコダイルの大半はクロム鞣しであるが、非常に珍しい100%植物タンニン鞣しのヌメ革クロコダイルを使用しているため、ラグジュアリーかつ味のある経年変化を楽しめるのが特徴となっている。

本体は、油脂をしっかり含んだイタリア伝統のバケッタ鞣しによる牛革のダブルショルダーを仕様。ダブルショルダーは革らしいトラなど豊かな表情があり、丈夫さを保ちつつしなやかさも兼ね備える特徴を有する。厚みのあるヌメクロコを厳選し、本体はイタリアンバケッタレザー、パーツは全てオリジナルのシルバー925仕様と全てのスペックに対して抜かりなしだ。

他とは一線を画す高級感を保ちつつ、デニムを履き、オートバイに跨り、ワイルドにガシガシ使いこんで、経年変化を愛でる! 本物の大人のためのネイティヴコレクションが本格始動するとあって見逃せない。

ヌメクロコ×イタリアンバケッタレザーコレクション

  • ショルダーバッグ 45万+TAX
  • ボディーバッグ 35万+TAX
  • LW2モーターウォレッット 参考価格
  • W7モーターウォレット 参考価格
  • W6モーターウォレット 参考価格

会期中は、本池秀夫所有の幻のコレクションピース Harley-Davidson 1941 EL Knucklehead ARMY MODELSも初めて東京で展示を行う。

【インフォメーション】「MOTOR “The Origin”展」

20241130()123()12:00-19:00
場所:モトイケギャラリー
住所: 東京都港区南青山4-17-9
TEL:03-6447-1613

【問い合わせ】
モトス
https://www.motostyle.jp/
TEL0859-25-0356

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