超稀少。イベント限定で登場した世界に6台しかないディフェンダーは鮮やかなカラーが特徴。

クルマにはいつの時代も稀少車と呼ばれるモデルが存在する。その価値は大量生産品なのに、少量しか存在しないというプレミアム感だったり、同じモデルでも仕様がまったく違う「他人とはかぶらない」という立ち位置が世界のクルマ好きたちの心を踊らせてくれる。ランドローバーが今回、発表したのは2つのモデルでそれぞれ3台しか存在しないという超稀少車。これを手に入れることができた人は幸運以外の何者でもないってわけだ。

スペイン、イビサ島をイメージした特別仕様車。

今回発表されたランドローバー・ディフェンダーの限定車は、同社がスペインのイビサ島で開催した「ディスティネーション・ディフェンダー・イン・イビサ」というイベントを記念して生まれたモデル。

詳細までは発表されていないが、内容はオリジナルのディフェンダーに準拠しているものの、そのボディカラーが特別。

ロングホイールベースの4ドアモデルであるディフェンダー110がサンライズイエロー、ショートホイールベースのディフェンダー90がヌーンタイドとよばれるカラーになり、それぞれ3台限定という超スペシャルなモデルとして登場した。

オリジナルのディフェンダーには存在しないカラーというだけでなく、風光明媚なイビサ島をイメージした鮮やかなカラーリングってのがこれまでにないアプローチ。

しかも購入できるのはイベントが開催されているスペインはイビサ島でのみ。イベント期間だった9月13日~29日までの限定販売だったこともあり、すべて販売されたのかどうかも不明。

もしこのモデルを見かけたらイビサ島まで行って購入したというセレブなオーナーということだけど、さすがに日本では見かけることは無さそう。

世界限定6台の超稀少車の存在があるっていうだけでもなんだかワクワクするニュースなんだけど、手に入れるのは少々難しそう。

サンライズイエローになるディフェンダー110モデルはブラックとの2トーン。鮮やかながらしっかりと高級感と大人っぽさがあるカラーにまとめているのがさすが。3台限定というのがもったいない美しさ。

イビサ・エディションにだけ付属するエンブレムはリアゲートに付けられる。地中海のブルーと太陽のイエローが基調になり、これがそれぞれのボディカラーのインスピレーションになっている。

こちらがディフェンダー90のイビサ・エディション。こちらはメタリックブルーのヌーンタイドと呼ばれるボディカラーとホワイトの2トーン仕様で3台限定生産になる。こちらも鮮やかなカラーでまとめている。

ショートホイールベースの2ドアモデルは本来のディフェンダーらしいバランス感。往年のアメリカ車にも似たヌーンタイドのボディカラーはストリートで目立つこと間違いなし。

室内にもボディカラーと同色のエンブレムをチョイスするなど、特別な仕様になっている。このブルーはイビサ島の青空と地中海の色をイメージしてセレクトされた。

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

Pick Up おすすめ記事

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...