旬なアロハシャツ着こなし術。新宿ジャンキースペシャル編

夏のコーディネイトに欠かせないアロハシャツ。そこでサンサーフのアロハシャツの着こなしテクをSNAPで学んでみよう。ファッションのプロの着こなしテクを参考にして、クールなアロハシャツ・コーデを計画してみてはいかが?

新作からスペシャルエディションまで、豊富にラインナップされるサンサーフのアロハシャツ。

様々な人種が行き交う新宿にある老舗アメカジショップ「ジャンキースペシャル」。店舗ではアメリカンカジュアルなスタイルを中心に取り扱っており、特にフライトジャケットをメインとしたミリタリークロージング、ジーンズやTシャツなど、バズリクソンズやシュガーケーンといったブランドアイテムが豊富に揃うため、国内外のアメカジファンが足繁く通うショップである。

夏の季節を迎えると、ジャンキースペシャルではサンサーフの新作ハワイアンシャツが大量にラインナップされる。サンサーフのアロハシャツはハワイの伝統的なデザインを忠実に再現しており、美しい雄大な情景を想像させるトロピカルなプリントや、独特のカラーリングで人気を博している。

また毎シーズン登場する、ヴィンテージのアロハシャツの中でも特別な逸品を復刻させるサンサーフ・スペシャルエディションの存在も見逃せない。時代の流れとともに失われつつあるそれらの名作を、多色の贅沢なプリントや迫力のデザイン、メーカーや年代によって異なる各部のディテールまで、その魅力を余すところなく完全再現させているのが特徴だ。

真夏シーズンまであと少し。サンサーフのアロハシャツは真夏のアメカジファッションの定番アイテムというべき存在。だからこそジャンキースペシャルで、自分だけの特別なサンサーフのアロハシャツと出会って欲しい。

ジャンキースペシャルの店内に設けられたサンサーフのハワイアンシャツコーナー。今季の新作モデルをはじめ、過去にリリースされたモデルも豊富にストックしているのが嬉しい

SUN SURF SPECIAL EDITION “DIVER” RAYON COTTON HAWAIIAN SHIRT

「アートヴォーグ・オブ・カリフォルニア社の代表的なデザインとして知られるバックパネル・パターンの作品です。存在感の強いアイテムなので、ホワイトボトムでシンプルに合わせました。サイズ感も程よくゆったり目を意識しています」(ジャンキースペシャル スタッフ・田中大貴さん)

アートヴォーグは1940年代後期に背面をキャンバスに見立てたバックパネル・パターンのデザインで注目され、サンゴ礁の海で漁をするダイバーを描いた作品が代表的である。レーヨンと綿をブレンドした凹凸のあるホップサック生地を再現し、ヴィンテージの生地を基にした迫力のある質感が特徴だ。生地は大手生地メーカーのコハマ社から供給されたことがわかっており、歴史的な価値を持つ作品とされている。また、虎柄やオリエンタル・デザインのアロハシャツやボウリング・シャツも展開し、ポール・ゴーギャンと同じポスト印象派の画家であるウルフギャング・ウルフという画家がテキスタイルデザインに関わっていたことも特筆される。[SS39275/3万800円]

バックパネルの迫力が魅力的! シンプルコーデがうまく着るコツ!

SUN SURF SPECIAL EDITION “ALOHA UNIVERSAL WORLD” RAYON HAWAIIAN SHIRT

「ユージン・サベージがデザインを手掛けたことで知られる、マトソン・ラインのメニュー柄アロハシャツです。そのトロピカルな雰囲気に合わせて、同じくトロピカルな雰囲気を持つミッチェル迷彩のハットをアクセントに選びました!」(ジャンキースペシャル マネージャー・カルロス 西さん)

サンフランシスコとホノルルを結ぶ豪華客船マトソン・ラインの船内レストランで使われていたメニューの表紙デザインは、デザイナーのユージン・サベージによるもの。このシャツは彼の作品をもとに京都でスケッチを描きプリントされており、日本の職人たちの技術の高さを象徴する柄が特徴となっている。その背景には、日本からハワイとアメリカ本土への日本製生地の流通ルートを確立した人物、イサム・タカブキが挙げられる。彼は戦後京都でアロハ貿易を設立し、その後ハワイには商社であるヴィクトリー・インボートを、大阪にはその子会社の太平洋貿易を立ち上げて、プリントした生地を日本からハワイへ輸出した。その当時、ヴィクトリー・インポートが展開していたブランドの一つがパリ・ハワイアン・スタイルだ。[SS39278/3万3000円]

希少価値の高いマトソン・ラインのメニュー柄は真夏日に最適!

SUN SURF SPECIAL EDITION “CRANE FLY AWAY” RAYON HAWAIIAN SHIRT

一羽の鶴がダイナミックに飛び立つ様子を描いた作品。オリエンタルなデザインの中でも、一つのモチーフが全体を使い大きく描かれる作品は非常に少なく、このシャツに関しては刷られた鶴の上にさらに銀色の顔料を使い桐紋「(天皇家なども使っていた家紋)がプリントされた珍しいデザイン。1920年代から大手新聞社などの広告を使い、着実に顧客を増やしていったムサシヤ・ショーテン。多くの観光客が同ショップを訪れ、南アフリカやアルゼンチンなど世界中からオーダーが舞い込むようになる。1930年代に入り、株式会社化してさらなる飛躍を目指したが、世界恐慌の影響もあり、1934年に輸入商社の藤井順一商店に店舗と共に事業を売却。自らは、同じホノルルのサウスキングに移り「ムサシヤ・ザ・シャツメーカー」を設立した。[SS39277/3万5200円]

【DATA】
ジャンキースペシャル
東京都新宿区歌舞伎町2-46-5 KM新宿ビル1F
TEL03-3232-0850
営業/11:00~20:00
休み/無休
http://junkyspecial.com

【問い合わせ】
サンサーフ(東洋エンタープライズ)
TEL03-3632-2321
https://www.sunsurf.jp

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年8月号 Vol.364」)

この記事を書いた人
ADちゃん
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ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
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