ヘネシーパフォーマンスが仕上げたラムトラックはダッジ・バイパーをオマージュしたスーパートラックに。

アメリカのチューニングメーカーであるヘネシー・パフォーマンスが発表したラム・トラックは、ダッジの生んだスーパーカーであるバイパーをモチーフにハイパフォーマンス化させたモデル。ピックアップトラック=荷物を載せて走る商用車ではなく、荷物も載せられるスポーツカーへと仕上げてしまった。アメリカにはNASCARにもピックアップトラックのカテゴリーがあるほどのピックアップトラック大国。低い車高でもサマになるのはアメリカのトラックらしさだ。

最終HEMI V8エンジン搭載モデルを徹底的にチューニング。

アメリカ車=大排気量のV8エンジンという図式は長らく自動車業界の定番だったけど、エンジンのターボ化や、EV、PHEV、ハイブリッド車の成長で、さすがのアメリカ車もV8エンジン搭載車は絶滅危惧種。

2025年モデルのラムトラックもV8エンジンとはさよならし、ハイパフォーマンスモデルのRHOで3リッター直6ツインターボエンジンという現状。だからこそ、ヘネシーパフォーマンスはV8エンジンにこだわったってわけ。そこで生まれたのがヘネシー・マンモス400トラックだ。

このモデルはV8エンジンが最終モデルとなった2024年式のラムトラック1500ララミーをベースに、足回りにも手を入れるだけで無く、エクステリアをダッジ・バイパーをオマージュしたカラーにして仕上げている。

かつてラムトラックがダッジ・ラムと呼ばれていた時代にもバイパーのV10エンジンを搭載したハイパフォーマンス仕様があっただけに、この組み合わせが似合わないはずがない。

シャコタン、大排気量V8エンジンという、遊び心も利いたV8ラムトラックを見事に作り上げてしまった。

さらにおもしろいのはアメリカ現地のクライスラー、ダッジ、ジープ、ラムトラックのディーラーでエクスクルーシブモデルとして販売されるという。メーカー純正ではないカスタムモデルもディーラーが扱うっていうのは日本では考えられないところ。

気になる生産は250台限定と希少価値もたっぷり。やっぱりアメリカ人ってV8エンジンが好きなのねと再確認するのであった。

がっちりと落とされた車高はFOX製ライドテックサスペンションに換装。420馬力のパワートレインをしっかりと受け止めるパフォーマンスを発揮する。

後部のベッドサイドにはヘネシーのレタリングが追加される。ホイールは22インチで、サテンブラックかグロスブラックがチョイスできる。ボディ下部は専用のエアロパーツで武装される。

ボディカラーは当時のダッジ・バイパーに採用されていたバイパー・レッド、バイパー・ホワイト、GTSブルーをチョイスできる。ボディ中央にはバイパーストライプと呼ばれる2本ラインが入ってスポーティなルックスに。

インテリアはブラックのレザー張り。背もたれにはベース車両になっているララミーの刺繍はそのままに、ヘッドレストにヘネシーのロゴが追加される仕様になっている。

ブラックで統一されたスポーティなインテリア。中央にあるセンターコンソールの大きさがこのクルマがフルサイズモデルであることを物語っている。

今回のデザインモチーフになったダッジ・バイパーがこれ。1992年から2017年まで製造されたダッジの生んだ2シータースポーツモデル。バイパーストライプの入ったGTSモデルは1996年~2002年まで存在した初代のシリーズ2モデルになる。搭載されるのがV10エンジンだったことことから、他のアメリカ車とはひと味違うモデルとして存在していた。

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

こだわりの最上級へ。リングを複数繋いで作られるブレスレットは、究極の贅沢品

  • 2026.03.17

創業から29年にして新たな局面を迎え、“地金から新たな素材を作り出す”という手法に行き着いた「市松」。『自在地金屋 無双』をその名に掲げて作られたブレスレットは、一点一点手作りでサイズのブレが生じるためリミテッドモデルとして製作。放たれるただならぬオーラは、職人の工夫と根気によるものだ。 誠実に地金...

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...

円盤投げのアイコンが目印! アメリカ生まれの定番スウェット「DISCUS」ってどんなブランド?

  • 2026.03.19

1973年に誕生して以来、キャンパスや街の日常とともに歩んできた「ディスカス」。派手さはないが、気づけばいつも身近にあり続ける。そんな等身大のスウェットブランドの魅力を、ブランドの背景とアイテムから紐解いていく。 米国のリアルが育んだちょうどいいスウェット 1973年、アメリカ・ヴァージニア州で誕生...

今季のテーマは“Preppy in the Sun”! 春の到来にピッタリな「ゴールデンベア」のラインナップを紹介

  • 2026.03.18

デイリーなアメリカンカジュアルウエアを得意とする「ゴールデンベア」。“Preppy in the Sun”をテーマに掲げる今季のコレクションでは爽やかな風吹く春の到来を告げる、涼しげなラインナップを展開する。 フレンチリネンの着心地とオレンジが活きる春 主役は淡いオレンジのシャツ。フレンチリネンを1...

革に銀!? カービングに鉱石を使って色彩を与える独自の技「ジ・オーア」の革ジャンとレザーアイテム

  • 2026.03.30

伝統的なレザー装飾技法であるカービングに鉱石を使って色彩を与える、アツレザーワークス独自の技、“The Ore(ジ・オーア)”。技術を磨き上げた匠が生み出す唯一無二のオリジナリティを紐解く。 伝統技法が交差する唯一無二の手仕事。 代官山にあるアトリエを拠点に、クラフトマンの繊細な手仕事が光るレザープ...

Pick Up おすすめ記事

円盤投げのアイコンが目印! アメリカ生まれの定番スウェット「DISCUS」ってどんなブランド?

  • 2026.03.19

1973年に誕生して以来、キャンパスや街の日常とともに歩んできた「ディスカス」。派手さはないが、気づけばいつも身近にあり続ける。そんな等身大のスウェットブランドの魅力を、ブランドの背景とアイテムから紐解いていく。 米国のリアルが育んだちょうどいいスウェット 1973年、アメリカ・ヴァージニア州で誕生...

中目黒の名店「PLEST」が仕掛ける、究極のデニムセットアップ受注会が開催中! シルバー925ボタンの圧倒的存在感を見逃すな

  • 2026.03.16

中目黒に拠点を構え、ヴィンテージへの深い造詣と現代的なエッジを融合させるブランド「PLEST(プルスト)」。彼らが放つ新作デニムセットアップの受注会が、3月15日(日)よりスタートしている。 デニムセットアップにシルバー925ボタンという選択肢を。 今回の目玉は、なんと贅を尽くした「シルバー925」...

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...

理想を詰め込んだ名門・麻布テーラーの至極のブレザースーツ。まさにこれが長く愛用できる“一張羅”だ 

  • 2026.03.16

チープシックとは、ただお金をかけずにファッションを楽しむことではない。自分にとっての“一張羅”とも呼べる一着を持ち、長く愛用することこそがその真髄である。理想のデザインを具現化し、身体にも馴染む。パーソナルオーダーの名門・麻布テーラーで“とっておき”を仕立てよう。 麻布テーラーのオーダーメイドでチー...

こだわりの最上級へ。リングを複数繋いで作られるブレスレットは、究極の贅沢品

  • 2026.03.17

創業から29年にして新たな局面を迎え、“地金から新たな素材を作り出す”という手法に行き着いた「市松」。『自在地金屋 無双』をその名に掲げて作られたブレスレットは、一点一点手作りでサイズのブレが生じるためリミテッドモデルとして製作。放たれるただならぬオーラは、職人の工夫と根気によるものだ。 誠実に地金...