御殿場「バーンストーマー」でサムライジーンズ2024年秋冬内覧会が開催。ここでしか買えないモデルも紹介

  • 2024.11.12  2024.07.01

5月、御殿場市にあるセレクトショップ「バーンストーマー」で開催されたサムライジーンズ2024年秋冬内覧会は、多くのジーンズ愛好家にとって待ち望まれたイベントに。日本ブランドらしいデザイン性に加え、優れた品質や耐久性で知られるプロダクツは国内外で多くのファンに支持されていることを実感できるイベントになった。

サムライが生み出す日本製デニム。

サムライジーンズは「ジーンズは作り手、穿き手のこだわりが一致しないと商品価値が無い」をコンセプトに、世の中に安易に色落ちしたジーンズが蔓延していると考え、あえて「質の良さ」と「色落ちさせることの悦び」に徹底的にこだわったものづくりに専念し、次々と新しいことへ挑戦し続けている。

種を植え、育て、収穫する。究極のMADE IN JAPANへ。

1970年ごろから、日本国内での綿花生産はほぼゼロになり、99.9%が輸入されるようになる。この状況は品種改良や大量の化学肥料、農薬の使用により、より効率的に綿を生産できるようになったことが主な背景だった。これにより、安価な綿が入手可能になると同時に、化学肥料や農薬の使用が問題視され、農家の健康被害や土壌汚染が深刻化していく。

一方で、日本では和綿の歴史が古く、江戸時代までさかのぼる。大阪などで盛んに栽培されてはいたが、明治時代以降は生産が減少し衰退していくことに。

サムライジーンズは、この歴史的な背景を踏まえ、日本人の誇りを取り戻すために挑戦している。古来から続く日本の伝統と技術を受け継ぎ、これを次世代に引き継ぎながら、日本国内で生産される綿を用いた製品を通じて、その誇りを表現し続けている。

「サムライ自家製ジーンズプロジェクト」は2008年から始まり、日本国内で綿を栽培し、熟練した職人による紡績、染色、織布、縫製を経て生まれる、完全に「MADE IN JAPAN」のジーンズを目指している。

「サムライらしい」オリジナルのジーンズ。

S5100VX零+モデルストレート 3万580円、S3100VX零+大戦モデルワイドストレート 3万580円

S556VX零+モデルTバックGジャン 3万7180円

2024年の秋冬よりリリースされるNEWオリジナルデニム「17oz零+ 」は、糸に経緯ともに硬く、荒い原綿による強撚のムラ5番糸を使用。染めは、これまでのサムライオリジナルデニムの中で最も濃色のインディゴに染め上げ、黒味が強く深い色になっている。

サムライが別注している太く激しいムラの糸は、そもそも限られた力織機でしか織ることができないが、ザラザラとしたハードな質感を生み出すため、更に特別な調整を加えた織機でじっくりと時間をかけて織り上げている。セルビッジは端に赤ラメ糸、中心に銀ラメ糸を使ったインパクトの強い耳も特徴になっている。

ボタンは、日本古来より武具や装飾品などに用いられてきた、使い込まれた煮色(にいろ)仕上げを行った赤銅(しゃくどう・金属)の色味を目指し、新たに作成した鉄製松ノ木ボタン。使い込むうちに光沢が落ち着き、適度に擦れて、ボタンの変化も楽しめる。

また、ライトオンスデニムによる袋布、サムライビンテージモデルにも使用されるリベットを採用、各モデル専用の革パッチ・フラッシャー、零+ネームなど、見どころもあるモデルに仕上がっている。

2024年目玉商品は色落ちを楽しめるインディゴサテンスカジャン。

SJSKJ24 スカジャン  8万4480円

大阪ジャンはこれまで展開しているが、純粋なスカジャンとしては初企画になるアイテム。生地はレーヨン・コットンによるサテン地をインディゴ染めしている。コットンの割合が多いため、しっかりとした張りや肉感がありながらも、レーヨンの光沢感やドレープ感も併せ持った特別な生地になっている。

裏は黒のサテン地を使用し、薄めの中綿を入れている。龍・富士山・鳥居などスカジャンらしいモチーフにしながらも、龍に兜や刀・軍配を持たせたサムライらしいデザイン。刺繡は手振り刺繡から型を起こしており、雰囲気のある仕上がりになっている。リブも別注で編みたてたものを採用するなど作り込みはさすが。

バーンストーマーでしか入手できないアイテムも。

別注バーンストーマー 10周年記念 サムライジーンズ 富士山ジーンズ5合目 15oz 2万6950円

バーンストーマーの10周年記念に合わせて、サムライジーンズとの別注アイテムが存在する。このアイテムは富士山の5合目をイメージしてデザインされ、イエローとオレンジの糸を使わず、ネイビー、ブルー、白の3色で表現されている。

生地にはサムライジーンズのオリジナルである男気15オンスの刀耳生地を採用し、シルエットはS0500XXのやや細めのストレートフィットをベースにしている。革パッチのデザインには、帝国陸軍の八九式中戦車に乗る小次郎と武蔵が自衛隊の迷彩服を着ている様子が描かれるというスペシャルなパッチになっている。

富士山ジーンズの詳細はこちら。
https://www.barnstormer.jp/view/item/000000001560?category_page_id=ct002

バーンストーマーは、サムライジーンズを含む他の20以上のジーンズブランドの製品を取り扱っている。ここでは日本国内外から集まるジーンズ愛好家にとって、製品を直接手に取り、実際に穿き比べることができる貴重な場所ともいえる。ジーンズ好きの方はぜひ一度訪れていただきたい!

【DATA】
Barnstormer
静岡県御殿場市御殿場17-3
TEL0550-75-7755
11時~19時 火曜定休
Web: https://www.barnstormer.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/barnstormer_daily/

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部