渋めのハワイアンシャツ着てるレディはどう? 「SUN SURF」のハワイアンシャツ

物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや身銭を切って購入したアイテムをジャンルレスで報告! 今回は「私の地元では毎年7月にお祭りが開催される。その準備で会合(という名の飲み)が開かれ、久しぶりに13時間くらい飲んだ。たまには、いいもんだな」と語るライトニング編集部の若手編集・アオイちゃんがお届け。

SUN SURFのハワイアンシャツ

2024年1月2日に発売された新春初売り柄、“FLOWER BLOOMING FOLKTALE”。新たに入手した1940年代後期のヴィンテージハワイアンシャツをベースに製作。松竹梅やめでたい宴席で謡われた能の演目「高砂」の一場面がプリントされた縁起の良い一枚だ。3万5200円(JOB314 TEL0249-47-8458 https://time-after-time.jp/collections/job314

つい最近、ディズニープラスで配信された『SHOGUN 将軍』という作品を見た。トップガンの原案者、ジャスティン・マークスなどハリウッドの製作陣が戦国時代の日本を描いたドラマシリーズ。「日本人が見てもおかしくない日本」を描けるように、俳優の真田広之が主演兼プロデューサーとなり、企画から8年というかなりの時間をかけて製作されたものらしい。

ストーリーのおもしろさはさることながら、映像美、豪華絢爛な衣装、所作や殺陣のシーン、とにかく細かなディテールの後ろには、その道のスペシャリストが関わっているに違いないと、素人の私でさえ感じ取れた。やっぱり、第三者の心を動かすモノ作りというのは、知識と時間、作るモノに対するリスペクトがないと生まれないよなと。

我らがサンサーフの中野さんもハワイアンシャツのスペシャリストと言えるだろう。このお正月モデルのハワイアンシャツだって、細部を見れば、中野さんの豊富な知識と中途半端なモノは作らないと言わんばかりのこだわりが見受けられる。そんなハワイアンシャツを着て、今年の夏もクレイジーにいくぞ!

和柄のハワイアンシャツに多く使用されているバンブーボタンではなく、ココナッツボタンを使用。厚みのある、専用に作られたボタンだ
素材は清涼感のあるレーヨン壁縮緬を使用。ユルッと着たい気分なので、普段はSサイズだが、今回はMサイズをチョイス
「たたき」と呼ばれる手法を用いて松の木や着物にグラデーションが施されている。遠目から見ても華やかな理由は細部に隠されている

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年7月号 Vol.363」)

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