もはややりすぎなほど凶暴化した新たなラムトラックのオフロードパフォーマンスモデル。それがRHO。

アメリカでは4ドアセダンよりも人気のあるピックアップトラック。仕事はもとより、人も荷物も運べるし、趣味にもうってつけということから、ピックアップトラック大国の名前を欲しいままにしている。事実アメリカブランドはピックアップにかなり力を入れていて、様々な需要に向けた数多くのモデルをチョイスができることが他の国では見られない後継だ。そんなピックアップカテゴリーにおいて登場したラムトラックが新たなパッケージをチェック。オフロードに特化したRHOは、ラムトラックのなかでもももっともアグレッシブなモデルになりそうだ。

TRXの後継モデルとして2025年式RHOが登場した。

どうしても日本ではトラック=働くクルマというイメージが強いけれど、アメリカでは乗用車のひとつの選択肢(いわゆる普段の足としてですな)としてピックアップトラックが存在している。

そのため、ピックアップにも仕事、趣味、それにスポーツ走行などにそれぞれ特化させたモデルやパッケージがかつてから存在するってわけだ。

現代でもその流れは踏襲され、各メーカーがスポーツピックアップの世界でもしのぎを削っている。そんな世界にラムトラックが新たに投入したのがラムRHOだ。

それまでラムトラックの最強バージョンとして存在したTRXモデルの後継として誕生したのがこれ。これは心臓部にツインターボの直6ハリケーンエンジンを搭載し、このクラスのエンジンとしては驚異的な540馬力を発生させる。

前モデルのTRXがスーパーチャージャー付きの6.2L V8エンジンだったことから、ちょいとパワーダウンは否めないけれど、なんとトラックにして最高速度は時速約190kmという韋駄天。4.6秒で時速100kmに達するというから遜色は無い。

もちろんそれだけでなく、オフロードでの走破性を煮詰め、シャシーは既存のモデルをベースに特別設計にすることで、後輪の移動量を拡大させ、足周りにはビルシュタイン製のショックアブソーバーを採用することで、てアップダウンの激しい悪路もお手のものなスペックにアップデート。それだけでなく、標準で18インチのビードロックホイールを装着するなど、とにかく悪路での走りに特化させたアップデートが特徴だ。

2025年モデルのRHOはラムトラックでは最上位に君臨するスポーツモデル。ライバルであるフォードのラプターモデルにも引けを取らないモデルに仕上がっているので、ますますハイパフォーマンスピックアップのカテゴリーがざわつくことは間違いない。

価格は約7万ドル~という設定で、前モデルのTRXが10万ドル近いプライスだったことを考えるとリーズナブルな設定になったので、早くもスポーツピックアップ好きはワクワクしているはず。メーカーアナウンスでは2024年の後半には北米での納車が始まるという。

ピックアップトラックで本気の走りを楽しみたいなら最高の選択肢になるだろう。

ボディ後部のベッドサイドに大きくRHOのデカールがセットされる。張り出した前後のフェンダーがマッチョなイメージ。Photo by Stellantis
通常のラムとは足周りも違う。ショックにはビルシュタイン製のアダプティブ・ショックアブソーバーがこのモデルには標準で搭載され、オフロードパフォーマンスを向上させている。Photo by Stellantis
盛り上がったエアスクープ付きのエンジンフードもこのモデルの特徴。エアスクープのサイドには搭載されるエンジンの愛称であるハリケーンの文字が立体エンブレムで装着される。Photo by Stellantis

 

もはや現代では働くクルマのイメージはないアメリカンピックアップのインテリア。メーター周りは12.3インチ、中央に14.5インチ、さらに助手席側にも10.25インチのモニターがセットされる。Photo by Stellantis
この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

これまでで一番“アイビー”なクラークス誕生! 2026年春夏の新作にペニーローファーやボートシュー ズも登場

  • 2026.04.27

「クラークス」が2026年春夏の新作として発表した「デザートアイビーコレクション」。ブランドのアイコンである[デザートブーツ]や[ワラビー]、[デザートトレック]はアイビーらしい配色に落とし込まれ、アイビーの定番靴であるペニーローファーやボートシューズも顔ぶれに加わる。英国、アメリカ、日本。各国のカ...

夏を装いが物足りない時のひと工夫。涼しげな素材と優しい配色で気軽に“レイヤード”を楽しむ

  • 2026.04.16

シャツとジーパン。それだけで成立することは分かっていながら、やっぱりちょっと物足りない、と感じたときに思い出してほしいキーワード。それは、レイヤードだ。ぜひ夏の装いのひと工夫に加えてもらいたい。 涼しげな素材×優しい配色のレイヤード 夏に着るトップスはシャツとインナーだけになりがち。だが、シャツの下...

横浜発アメカジブランド「HEATH」による、定番アメカジのマストアイテム5選はこれだ!

  • 2026.04.03

横浜を拠点に、定番からちょっとアレンジの効いたアメカジを提案するHEATH。人気ブランドのアイテムをセレクトするだけでなく、オリジナルのモノづくりにも注力しており、そのコストパフォーマンスの高さには定評がある。今回はその中から絶対に手に入れておきたいマストアイテム5選を紹介しよう。 【横濱デニム】デ...

これが“未来のヴィンテージ”。綿、糸、編み機……すべてに徹底的にこだわる唯一無二のカットソー

  • 2026.04.27

綿、糸、編み機……。素材から製法まで徹底的にこだわり、唯一無二のカットソーを創り続けるライディングハイ。「FUTURE VINTAGE(未来のヴィンテージ)」を目指す彼らのフィロソフィは如何にして形成されているのか。プロダクトの根幹をなす代表・薄 新大さんの“アイデアの源”に迫る。 More tha...

Pick Up おすすめ記事

大人の夏はゆるくてこなれ感があるコーデが気分。“アジ”のあるピグメントTとデニムさえあればいい

  • 2026.04.17

ハナから古着みたいに着られる、アジのある服が大好きだ。「ジムマスター」が今季推すピグメントTとデニムも、加工感が素敵。いい“アジ”を知り尽くすふたりも、どうやら気に入ったご様子です。 「MIA MIA Kuramae」ヴォーンさんは、ピグメントTにオールインワンを着崩して合わす! 色ムラによる古着ラ...

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

これまでで一番“アイビー”なクラークス誕生! 2026年春夏の新作にペニーローファーやボートシュー ズも登場

  • 2026.04.27

「クラークス」が2026年春夏の新作として発表した「デザートアイビーコレクション」。ブランドのアイコンである[デザートブーツ]や[ワラビー]、[デザートトレック]はアイビーらしい配色に落とし込まれ、アイビーの定番靴であるペニーローファーやボートシューズも顔ぶれに加わる。英国、アメリカ、日本。各国のカ...

100本限定生産の「エイトG」大戦モデルは、春にぴったりの履き心地とメリハリのエイジング

  • 2026.04.02

無骨なまでに肉厚なデニムで知られるエイトG。その中でも比較的穿きやすく、この時期にぴったりの一本が、第二次世界大戦期のディテールを落とし込んだ大戦モデルだ。特濃インディゴで染め上げた糸ならではの、メリハリの効いたエイジングは、自分だけの一本になること間違いなしだ! ワイドシルエットが生む、クラシカル...

これが“未来のヴィンテージ”。綿、糸、編み機……すべてに徹底的にこだわる唯一無二のカットソー

  • 2026.04.27

綿、糸、編み機……。素材から製法まで徹底的にこだわり、唯一無二のカットソーを創り続けるライディングハイ。「FUTURE VINTAGE(未来のヴィンテージ)」を目指す彼らのフィロソフィは如何にして形成されているのか。プロダクトの根幹をなす代表・薄 新大さんの“アイデアの源”に迫る。 More tha...