1971 ISUZU 117 Coupe(PA90)|当時珍しかったDOHCの1.6リッターユニットを搭載モデルのディテールを詳しく拝見!
エンジンは117クーペ用に開発されたDOHCのW161W型1600ccで、120馬力を発生。いうまでもないが、この G161W型は、後にベレットGTRに搭載される名機である。
取材車両は乾式エアクリーナーに交換されている。
ブレーキには倍力装置が備わる。
ハンドメイドモデルのメーターパネルは台湾楠を使用した贅沢な作り。3本スポークのウッドステアリングとともに高級感あふれるダッシュ周りとなっている。
スピードメーターは220km/hスケール、タコメーターは6400rpmからレッドゾーンになる。
水温、油圧、燃料、電流の各ゲージが並ぶ。
センターコンソールにはラジオやヒータースイッチを配置。
クーラーの操作スイッチはシフトレバー後部にある。
センターコンソール後端にリア用のヒーター開閉スイッチが備わる。
ダッシュ下のチョークレバーとハザードスイッチ。
クーラー吹き出し口はグローブボックス下にある。
リアシートは座り心地もよく、ヘッドスペースも確保されており、驚くほど快適。背もたれが倒れるトランクスルー機構をもつ。
三角窓はダイアルを回して開閉する仕組み。
【SPEC】
●全長:4280mm ●全幅:1600mm ●全高:1320mm ●ホイールベース:2500mm ●車両重量:1120kg ●エンジン形式:G161W型(直列4気筒 DOHC) ●総排気量:1584cc ●最高出力:120ps/6400rpm ●最大トルク:14.4kg-m/5000rpm
【DATA】
イスズスポーツ
〒205-0013 東京都羽村市富士見平2-1-1
TEL:0800-800-4117
営業時間:10:00〜19:00
定休日:火曜日
※情報は取材当時のものです。
(出典/別冊Lightning Vol.225「VINTAGE AUTO 現存ヴィンテージカー」)
Photo&Text/D.Katsumura 勝村大輔
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