FINECREEKを世に広める魔術師とは?

今や世界中にファンを持ち、レザーラバーから熱い視線を注がれるレザーブランド、FINR CREEK LEATHERS/FINE CREEK & CO.。北海道・旭川にあるセレクトショップ「TiL」の代表を務める大谷俊介さんもこのブランドに惚れ込んだ一人だ。イラストレーターとしての顔も持つ大谷さんは、独自のセンスと世界観でファインクリークをアピールし、多くのファンを獲得している。ここでは、彼のおすすめモデルを見ていくことにしよう。

イラストレーターとしての顔を持つ、アメカジ界に舞い降りた“魔術師”

「TiL」代表・大谷俊介さん

北海道・旭川にあるセレクトショップ「TiL」、決して大きいとは言えないショップながら、全国からファンが訪ねてくる名店だ。代表の大谷さんは、イラストレーターとしての顔を持ち、SUZUKI JIMMNYのオフィシャルイラストを手掛けるなど、多彩な才能を発揮している。

コミックやアニメに関しても評論家顔負けの造詣の深さを誇る彼のファインクリークに対するアプローチは独特だ。SNSを駆使して、その服の背後にあるストーリーを巧みに掬い上げ、ファンの心を掴み、虜にしていく。その手法は、まさに“魔法”。そういった意味で、大谷さんはアメカジ界に舞い降りた“魔術師”なのかもしれない。

「TiL」大谷さんのおすすめレザーモデル

1.ヴィンテージライクな茶芯を堪能せよ。|LEON CUSTOM(FINE CREEK LEATHERS)

王道のダブルライダースジャケットをベースに、1950~’70年代のディテールを取り入れ、ファインクリークが思う理想のダブルライダースを作り上げたのが、このレオン。1.8㎜厚のフルベジタブルタンニン鞣しのホースハイドを採用し、まず芯通しで茶の水性染料で芯通しで染め、その後、芯まで染めずに黒で丸染めした、いわゆる“サンドウィッチ”仕様の茶芯となっている。着込むほどにうっすらとした“面”で出現する茶芯が楽しめ、その様はさながらヴィンテージのようでもある。20万6800円~

2.男の色気を倍増させる、渾身のレザーコート。|TRACY(FINE CREEK & CO.)

ビジネスシーンでも活躍してくれそうなファインクリーク&コーの新作モデル。デザインモチーフは1930年代に見られたアビエーターコート。オリジナルはホースハイドが使われていることが多いが、デザインはそのままに、素材をベジタブルタンニン鞣しのワピチに変更して再構築した。ワピチとはアメリカの大型のヘラジカで、5.6㎜の革を2.6㎜に割って使用している。ただ、重量を考えて襟裏や袖裏などの見えない部分を1.8㎜とすることで軽量化を図っている。31万9900円~

3.革ジャン上級者が辿り着く「深紅の熊ジャン」。|INNOCENCE HORSE(FINE CREEK & CO.)

かつてリリースされ人気を博した鹿革の熊ジャン「イノセンス・ディア」のホースハイドバージョンが登場。シープムートンを贅沢に使用し、防寒性も高い。カールさせていない毛流しのムートンを採用し、腕などには1.2~1.5㎜厚のベジタブルタンニン鞣しのホースハイドを使用。油脂分を多く含ませた多脂革にすることで、深い赤色を表現している。この赤色はヴィンテージを参考に色出ししたもので、着込むほどにヴィンテージのように育っていく。インパクト大の熊ジャンだ。27万9950円~

【DATA】
TiL
北海道旭川市末広東1条1丁目1-11
営業/11時~20時
休み/水曜
TEL0166-74-3673
https://til.base.shop

【問い合わせ】
ファインクリークレザーズ
TEL050-3390-2470
http://www.finecreek.jp

(出典/「Lightning 2024年5月号 Vol.361」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

【Highland2000×2nd別注】ヴィンテージのスクールマフラーに着想を得たトラディショナル スクールマフラー登場

  • 2026.01.23

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 昨年に続く、第2弾コラボレーション! 【Highland2000×2nd】トラディショナル スクールマフラー 昨年大...

Pick Up おすすめ記事

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...