1940~1960年代のグラフ誌から当時の世相をウォッチング!

まさにアメリカが輝いた時代と言える、ミッドセンチュリー(世紀の中間)と呼ばれる1940年代から1960年代。建築や新しいファッション、カーカルチャーにとっても、旧きよき時代ならではの、何もかもが洗練された空気感が漂っていた。Lightning編集部が所蔵するLIFEを始めとしたヴィンテージのグラフ誌をめくり、そんな1940年代から1960年代当時の広告や記事などからこの時代の世相を覗いてみた。うーん、好奇心を掻き立てられます!

アメリカの時流を色濃く残すグラフ誌は、いわばタイムカプセルだ。

LIFEを始めとするグラフ誌は写真を主体とした雑誌のこと。しかしながらニュースの速報性や具体性などは雑誌に比べテレビの方が優れていたため徐々に姿を消していく運命に。だが雑誌は記録性には優れているため、こうして当時の世相を現在でも振り返ることができるのだ。

そこでミッドセンチュリーにおける「ホーム」、「ファッション」、「トラベル」、「スペースエイジ」、そして「モータリゼーション」の5つに焦点を当てて振り返ってみる。

【家・インテリア】戦後から空前の好景気によって、人々の暮らしは華やかに。

第二次世界大戦後の好景気によって中流階級が台頭したアメリカ。生活が豊かになることでそれまでオーソドックスなライフスタイルにも、色彩豊かに、そしてエレガントに変化していく。1960年代になると郊外住宅地がより発展していく。

【1959年/LIFE】寝具製品の大手シモンズのソファーの広告。ミッドセンチュリーらしいパステルな色彩だ。

【1964年/LIFE】モトローラが手がける家電の広告。コーヒーテーブルにHi-Fiステレオを組み込んだ家電インテリアを販売していた。

【1959年/LIFE】アメリカの家電ブランドのゼニス社。「スペースコマンダー」という、無線リモコン付きテレビは当時画期的である!

【ファッション】労働着がファッションとなり、自由な発想でカジュアルスタイルが確立。

労働着であったジーンズが若者たちのシンボルとなり、ポップな色使いや個性的なデザインが誕生するなど、今のカジュアルウエアという概念ができたのもミッドセンチュリーから。この時代のウエアはヴィンテージ市場でも普遍的な人気を誇る。

【1956年/LIFE】“ペニーズの子供服は金が掛からない”と謳う広告。いつの時代も子供服は安くないとね、すぐ成長するし!

【1954年/LIFE】カウボーイに向けたラングラーの広告は下段のイラストに第一世代のデニムジャケットとして登場した111MJのイラストが描かれている。

【1954年/LIFE】1910年に水着ブランドとして誕生したジャンセン。その女性用コルセット型水着の広告。セクシー♪

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

全16色! 10年以上のロングセラーを誇る「HEATH」の名作ネルシャツが超人気なワケ

  • 2026.09.30

秋冬のアメカジ服の定番、ネルシャツ。横浜のセレクトショップHEATHが手がけるオリジナルブランドBLUE PORTのネルシャツが10年以上のロングセラーを誇るとのことで、その人気の秘密に迫る。 【理由①】優れたコストパフォーマンス ディテールやシルエットにもこだわった高いクオリティに対して、なんと税...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

Pick Up おすすめ記事

本格派でコスパも優れる「Amber Threads」のライトアウターで秋を始めよう!

  • 2026.10.05

古着店「DOSTYLE」を運営する「ドラマ」が手がける気鋭のアメカジブランド「Amber Threads」。“トレンドとヴィンテージを融合したアメカジスタイル”を掲げる同ブランドはバリエーション豊かなライトアウターを展開する。ヴィンテージをベースとした本格派でありながらコストパフォーマンスにも優れる...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...