SF作家ジュール・ヴェルヌのように、コーヒーとの時間を大切にする空間を提供する高円寺の名店。

スペシャルティコーヒーとのマリアージュで更なる美味しさの高みを目指すロースタリーカフェ。店内に焙煎機を備えつつも、食事やスイーツなどのフードメニューにも力を注いでいるのが特徴だ。高円寺の閑静な住宅街に佇む「ジュールヴェルヌコーヒー」。SF小説の世界に飛び込んだかのような世界観を持つこだわりのお店で飲む一杯は格別なものがある。

のんびりしたひとときをコーヒーとともに過ごす。

「ゼロからオシャレにしたい」という思いから、内装のほとんどを小山さんがリノベーションした店舗となっている

高円寺に店を構えるきっかけは、オーナーロースターの小山彰一さんが俳優であったこともあり、中央線沿線と馴染みが深いため。「ジュールヴェルヌコーヒー」という店名の由来を次のように語ってくれた。

SF小説作家であるジュールヴェルヌは、作品を頭の中で想像して書きますよね。長いときは何年もかけてゆっくりと作品を作る。そういったゆったりとした時間の流れが、スピード重視の現代に必要だと思うのです。心を込めて焙煎した豆で淹れたコーヒーの香りやフルーツサンドの美味しさをしっかりと味わってほしい。

そのため、このお店に来た時くらいはスマホはバッグにしまって時間を過ごしてほしいと思っていますが、自分も使うので言えません()

小山さんが愛読するジュール・ヴェルヌの蔵書

ここ数年、他のソフトドリンクが流行って若年層のコーヒー離れを肌で感じるので、カフェのスイーツメニューで惹きつけてコーヒーを紹介している。

「同じコーヒー豆でも焙煎度合いや抽出方法で味が全く異なるのです。飲み比べる楽しさにも気付いてもらえたら嬉しい」と店長の亜希子さんは語ってくれた。

焙煎機はオランダのギーセン社製。6kg釜と聞くと小さい様に感じるが、とてもひとりでは移動もできないほどの重量がある
小山さんいわく、抽出速度が変えやすいためフラワードリッパーを使用している
陶芸家の望月万里さんが制作した益子焼のカップ。手ざわりがとてもいいのでつい長く持ってしまう
来店客に人気の世界地図。室内装飾も空に関するものが多い
どんな時でも笑顔が絶えないおしどり夫婦だ

人気のコーヒー豆を紹介!

[豆の種類]
シングルオリジン 6種類
ブレンド 3種類
シングルオリジンは常時4種類を扱う。半年に1回ほどで扱う豆が変わる。

[抽出方法]
ドリップ

[焙煎機]
ギーセン/半熱風式/6kg

【シングルオリジン】イルガチェフェG1

焙煎度合いを調整しているため、酸味が好きな人にオススメのコーヒー豆である。ジャスミンの香りの立ちが早く、すっきりとしたコクやシルキーな後味も魅力。

産地:シティオピア
焙煎:ハイロースト
精製方法:ウォッシュト
香り:ジャスミン
酸味:マイルド
コク:すっきり
後味:シルキー

【シングルオリジン】ガンボア

酸味と苦味のバランスがちょうど良いコーヒー豆。最初にナッツの香りが広がり、最後はハチミツのような甘味が感じられる。

産地:コスタリカ
焙煎:フルシティロースト
精製方法:ウォッシュト
香り:ナッツ
酸味:マイルド
コク:バランス良い
後味:はちみつ

人気のフードをご紹介!

毎朝、近くの青果店より仕入れてくる新鮮なフルーツを使ったサンドイッチ。その日ごとに種類が異なるので、毎回違ったフルーツサンドを食べることができるかも。

DATA
JULES VERNECOFFEE(ジュールヴェルヌコーヒー)
住所:東京都杉並区高円寺北4-2-24 アールリエット高円寺A106号室
連絡先:TEL03-5356-9810
営業時間:11:3017:00
定休日:月・火曜
駐車場:なし
公式HPhttp://r.goope.jp/camino-coffee
SNSInstagram@jules_verne_coffeeFacebook@julesvernetimetravelercoffee
席数:14
ホールセール:あり(信頼関係がある場合のみ)
豆販売:あり
豆通販:あり(準備中)
テイクアウト:あり
デカフェ:なし
ドリップバッグ:あり
セミナー:なし
器具販売:なし

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/別冊Lightning Vol.215「東京コーヒーロースターズ」

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

もはや芸術品! 「Horizon Blue Jewelry」の装飾品の域を超えた美学

  • 2026.06.26

あまりに精緻で、目を見張るほどに美しいHorizon Blue Jewelry。その作品群を目の当たりにすれば、単なるアクセサリーの域を超え“芸術品”とも称される所以を容易に理解できるだろう。ここでは、アートピース級の美しさを湛えるジュエリーのなかから今後発売予定の新作も含めて紹介する。 アクセサリ...

Pick Up おすすめ記事

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

上質な革を日常に。「INCEPTION」のショルダーバッグは経年変化が楽しみになる相棒だ

  • 2026.06.26

レザーほど、所有者とともに過ごした年月が如実に現れる素材はない。毎日のように身につけるレザーバッグは、なおのことである。“革”に徹底的にこだわるINCEPTIONのショルダーバッグはクラッチマンの相棒として最適な存在だ。 FANNY PACK 腰に巻いて使用することを目的とするファニーパックをショル...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...