下北沢の閑静な住宅街。豆の個性を引き出す古民家ロースタリー「ライトアップコーヒー」。

  • 2024.03.29

吉祥寺からスタートした「ライトアップコーヒー」。コーヒーを農作物としてとらえ、産地の特徴を活かしたフレーバーを引き出す焙煎がコーヒー好きの心を掴んでいる。下北沢のロースタリーは3号店。焙煎した豆はここから全店舗に出荷されている。小ロット焙煎量ながらもインディペンデントに活動をする店舗、マイクロロースタリーが近年増えている。目指す味があるから自分でやる。コーヒーの味ならどこにも負けない唯一無二の専門店なのだ。

日本のロースターだからアジアの農園を応援したい。

古民家を改造した内装。気持ちのよいブルーが差し色となったライトアップコーヒー。焙煎やカッピングが日々行われるロースタリー

ライトアップコーヒーの3号店となる下北沢ロースタリーは、テイクアウトや豆販売に特化し、ロースタリーと同時にラボラトリーとしても機能する。閑静な住宅街の中にあり、焙煎や研究に集中できる恰好の場所である。

場所は世田谷代田から徒歩数分の閑静な住宅街。カフェではないがもちろんコーヒーテイクアウトは可能

ライトアップコーヒーの豆選びには軸がある。ビギナーにもわかりやすく、つの特徴を持つ豆を主軸に据えている。はなやかな豆、柑橘系な豆、バランスのよい豆、そしてもうひとつはライトアップコーヒーが一緒に取り組みをしている台湾農園のコーヒー豆である。

エスプレッソもやっている

昨今、アジア、東南アジアのコーヒー農園は世界的に徐々に注目されつつあるが、まだ発展途上。だからこそライトアップコーヒーはアジアの農園を積極的に支援していく。昨年は、インドネシア・バリ島にコーヒー豆の自社精製所を建設したばかり。

「中南米にはアメリカのロースター、アフリカは欧州のロースターが行くことで、各々のコーヒー文化が育まれました。だからアジア人として僕らがアジア方面の農園に注目しないでどうするんだと常々思っています」

ライトアップコーヒーがアジアのコーヒー豆を流通させる拠点となる日も近いかもしれない。

ラボを兼ねているライトアップコーヒー下北沢ではバリスタだけでなく焙煎士もカッピング。1週間に100~150カップほど並べて味わいをとる
開業当時はフジローヤルの1kg釜だったが今は5kg釜に。 「コーヒーに関わる人間として、焙煎に興味を持つのは自然の流れでした」
オリジナルのマグカップもお洒落

人気のコーヒー豆を紹介!

[豆の種類]
シングルオリジン 45種類
ブレンド なし
はなやか、柑橘系、バランス、台湾農園のもの。4つのテーマを軸に

[抽出方法]
ペーパー/エスプレッソ/エアロプレス

[焙煎機]
フジローヤル/半熱風式/5kg

【シングルオリジン】ペニャロハ

コーヒーの生産が盛んなウエウエテナンゴで栽培。アーモンドやキャラメルを思わせる、柔らかくて落ち着いた甘さがあり。余韻もミルクチョコ感が続く。冷めてもバランスよし。

産地:グアテマラ
焙煎:浅煎り
精製方法:ウォッシュト
香り:ナッツ
酸味:前半オレンジ
コク:あり
後味:長く続く

DATA
LIGHT UP COFFEE 下北沢(ライト アップ コーヒー シモキタザワ)
住所:東京都世田谷区代田2丁目29-12
連絡先:TEL03-6450-9044
営業時間:11:0019:00
定休日:毎週月曜、第23火曜日
駐車場:なし
公式HPhttp://lightupcoffee.com/
SNSInstagram@lightupcoffee
席数:56
ホールセール:あり
豆販売:あり
豆通販:あり
テイクアウト:あり
デカフェ:なし
ドリップバッグ:あり
セミナー:不定期にあり
器具販売:あり

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/別冊Lightning Vol.215「東京コーヒーロースターズ」

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部