世界最速のミッドサイズSUVにさらなるマッスルな仕様が限定追加。
1998年に生まれダッジのミッドサイズSUVカテゴリーを担っていたダッジ・デュランゴもついに生産終了。今ではSUVでは数少ないマッスルなスペックを持ったハイパフォーマンスなモデルもラインナップし、デュランゴSRTヘルキャットにおいては世界最強のミッドサイズSUVとして君臨していた車種。
そんなデュランゴの生産終了にともなって、最終年式のラストコールモデル(最終モデルのこと)が販売されるが、さらにそのラストコールモデルのなかの限定車としてデュランゴSRT392 AlcHEMI(アルケミー)が発表された。
ベースとなるのは最終モデルのデュランゴ・ヘルキャットで、漆黒のボディにイエローをアクセントカラーにした出で立ち。
搭載されるエンジンは排気量392キュービックインチ(約6.2L)のV8エンジンにスーパーチャージャーを搭載した700馬力オーバーというマッスルなスペック。さらに通常のヘルキャットモデルとは違って、このモデルだけのエクステリアになっているのが特徴だ。
センターのレーシングストライプはヘルキャットが単色だが、このモデルではアクセントカラーのイエローを追加した2色のストライプになっていたり、イエローの縁取りになった「392」のエンブレムなど、ちょっとした違いで差別化を図ってる。
気になる生産台数は1000台限定で2024年5月から全米のディーラーに登場するという。
最後のモデルならではのスペシャルな限定車はまさに有終の美を飾るにはふさわしいモデル。早くもプレミア価格が飛び交いそう。
もちろん、ここまでハイパフォーマンスなモデルなだけに、クルマの大きさや燃費を気にしている人を度外視してでも販売してしまうのがアメリカ車らしいアプローチ。たとえSUVでも、クルマは速いがエライという愛好家たちがまだまだいるってことを教えてくれている。
特別なディテールを持った最終限定モデル。
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