リペアからケアまで プロが指南してくれる!
最高のパフォーマンスを発揮するために、最高品質を追求するアークテリクス。その根底には、“長く使うためのデザイン”という哲学がある。
ただ最先端の素材にも、経年劣化が付きもの。自身が所有する当社の製品がそうなった場合、相談したいのが、今回のReBIRD™サービスカウンターだ。予約制の対面式で、プロの正確な助言を受けることができる。今回は特に街のお直し店では難しいゴアテックスに迫る。
「アークテリクスのゴアテックス商品であれば、基本的に修理をお受けします。ファッション的なリペアではなく、修理することで、性能が蘇ることを重視。そのためゴアテックス生地のメンブレンが剥離した場合は、修復不可のとなりますね。だからそうならないために適切なメンテ方法もお伝えしています。とにかく定期的に適切な洗濯をすることで、確実に製品寿命が伸びるので、このサービスを通じてお伝えしたいですね」
ファスナー交換から生地のダメージ補修まで修理の難しいゴアテックス製品が蘇る!
この修理サンプルのシェルには、対応可能となるリペアメニューが実際に施されている。生地が生きていれば、可能な限り再生してくれるので安心。色の指定などはできない。
アークテリクスの象徴であるYKK製の止水ファスナーは経年劣化により剥がれてしまうことがある。このような状態でも復活することが可能だ。
こちらが実際に修理を終えた後の状態。剥離していた止水ファスナー部分が、見た目も性能も完璧な仕上がりになっている。これならアウトドアでも安心である。
ドローコードなどの切れやパーツの欠損などは、その場で対応してくれるケースもある。どんなケースでもできる限り直してくれるので、捨てる前にまずは相談してみるのも手だ。
限られたゴアテックス製品購入時に付属するBIRD AID。最初の3年間は定価の30%の修理料金を補填してくれるので大切に保管したい。3年を過ぎても受付可能。
経年の劣化によって剥がれてしまった裏のシームテープも補修してくれる。汚れやすい首や手首周りは、剥がれやすいので、こまめに洗濯することが大切だ。
実はL.L.Beanだとビーン・ブーツをUSAにて再生してくれます!
永く愛用するならぜひ活用したいのがリソールサービス。アウトドアプロダクツの歴史に残る名作であるL.L.Beanの名作ビーン・ブーツ。100年以上前の1917年より、アメリカの自社工場で一貫してリペアサービスを行っているのはご存知だろうか? アッパーのレザー部分を残し、ゴムのボトムをすべて交換するリソールを行ってくれる。3〜4カ月ほどの期間が必要だ。1万5400円〜
【問い合わせ】
L.L.Bean カスタマーサービスセンター
TEL0422-79-9131
https://www.llbean.co.jp
アークテリクス 東京丸の内ブランドストア
TEL03-3201-1188
https://arcteryx.jp
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning 2024年2月号 Vol.358」)
TEXT/S.Sato 佐藤周平 PHOTO/K.Hayashi 林和也
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