廃タイヤとパラシュート素材のボストンバッグを使ってみませんか?

長年使われその役割を終えたとき、捨てられるのではなく次は別のカタチに変化し再び愛されるプロダクツ。シールはそんなプロダクツを生み出しているブランドのひとつ。廃棄されるタイヤチューブを再利用してバッグを作っているが、この度パラシュートメーカーとコラボレーションし、ボストンバッグを発売した。

少年心をくすぐる素材のコラボ。

東京・表参道にあるSEALのリアルショップ。画像ではわかりにくいタイヤチューブの素材感を直に見て質感を確かめることができる場所だ。ビジネス仕様からディスカバリーチャンネルとのコラボアイテムなど多種多様なラインアップが一堂に見ることができる

廃棄されるタイヤのチューブを使って、ビジネスバッグから財布やモバイルケースといった、日常的に使うバッグやケースを提案しているシールというブランドがある。タイヤチューブの加工は手間と技術が必要で、その加工を担っているのが国内の職人たちだ。

シールは以前からタイヤチューブと異素材とのコラボ製品も手がけていた。その中でも、国内唯一のパラシュートメーカーである藤倉航装とのコラボは注目度が高く、これまでにはサコッシュやバックパックなど様々な商品が誕生。そして、2023年10月に満を持してボストンバッグが発売された。

藤倉航装は、パラシュートや救命胴衣、特殊被服を手がけるメーカー。自衛隊でも採用されているパラシュート生地と同等の素材を組み合わせた生地をボストンバッグのボディに採用している。この生地は軽量で薄く、そして頑丈という特性があるが、それゆえに加工が難しい。より強度を高めるために国内の職人の技術を駆使してキルティング加工を施しているという。さらに加工が難しいタイヤチューブを組み合わせるには、高度な技術が必要になる。素材と機能性にこだわって誕生したのがこのボストンバッグだ。

旅行やスポーツジム、ゴルフなど多めの荷物を詰め込むには最適なバッグ。ショルダーベルト付きの2WAY仕様も嬉しい。

SEALが使用する代表的な素材といえば廃棄されるタイヤチューブ。そこに藤倉航装のパラシュートを組み合わせた他にはないアイテムだ
タイヤのチューブは、ボストンバッグの底面に使われ、重量感のあるものを入れても型崩れしにくくしっかりと支える

キルティング加工でより頑丈になった、SEAL ×藤倉航装のボストンバッグ。

ボストンバッグのサイズは2種類。S(W380×H240×D180㎜、内容量17ℓ、2万2000円)、L(W500×H300×D220㎜、内容量36ℓ、3万3000円)

ボディに使われているパラシュートはキルテイング加工を施しているので、空気のように軽く薄いが頑丈なのが特徴。

ショルダーバッグにしてもバッグが体にフィットし、底面のタイヤチューブがしっかり支え型崩れしにくい。

パラシュートの生地が柔らかくフレキシブルに近い感覚でたっぷりと収納できる。内ポケットも充実しており、整理整頓しやすい設計というのも嬉しい。旅行やスポーツ用に最適。

【問い合わせ】
SEAL 表参道店
東京都港区南青山5-17-12
TEL03-6419-7362
営業/11:00~19:00
休み/火曜
https://www.mondodesign.jp

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2023年12月号 Vol.356」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

【Highland2000×2nd別注】ヴィンテージのスクールマフラーに着想を得たトラディショナル スクールマフラー登場

  • 2026.01.23

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 昨年に続く、第2弾コラボレーション! 【Highland2000×2nd】トラディショナル スクールマフラー 昨年大...

【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd別注】本物のアランは暖かさだけじゃない! アランケーブル クルーセーター登場

  • 2026.01.24

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【KERRY WOOLLEN MILLS×2nd】アランケーブル クルーセーター もともとは海の男たちを守るための、...

アメリカンヴィンテージやヨーロッパのアンティーク品や建築物からインスパイアされた「ホリゾンブルー」のジュエリー

  • 2025.12.28

宝飾品と呼ぶべき繊細で美しいジュエリーを世に送り出し、国内外で人気を集めるHorizon Blue Jewelry。アメリカンヴィンテージだけでなく、ヨーロッパのアンティーク品や建築物など様々なものからインスパイアされた逸品は、大量生産できないため入手機会の少ない希少な存在だが、ここでは今後発売する...

Pick Up おすすめ記事

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

ヘビーデューティど真ん中! レトロなデイパックに注目。

  • 2026.01.26

1977年に発売された『ヘビーデューティの本』という名著をご存知だろうか。当時数々の雑誌で、イラスト・ルポ(自ら現地に赴いて取材した内容をイラストを用いながら報告すること)を描いていた小林泰彦さんが手掛けた1冊で、いまだファッション好きにとってのバイブルとなっている。ヘビーデューティとは、「耐久性が...