2着買ったら、冬はこれしか着なくなる。ACVMのヘビーウェイトヘンリーネックスウェットシャツ

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、自分の生活に欠かせないモノ、「コレじゃなきゃダメ、イヤ!」ってモノのリスト、題して「ライフタイム・ログ」を作ることを終活にしようと思っているという編集長・松島親方が、手にした瞬間運命的なものを感じたというこちらをご紹介!

ACVMのヘビーウェイトヘンリーネックスウェットシャツ

一度、気にいると週に2回、3回と同じメシ屋に通ってしまう。ここ数年は新宿のカレー屋さん。飽きずに通い続けている。話は変わるが「積読(つんどく)」という言葉を知っているだろうか? 私は若い頃から積読派。気になったタイトルの書籍はひとまず購入して、部屋に積んでおく。そして、何かのきっかけで思い出した時に読み始めるという読書法が「積読」だ。同じように、買った服、靴などをすぐにはおろさず保管しておくことが多い。積読的な発想で、欲しいと思った時には悩まず購入し、しばらくそのまま。ふと思い出した時におろすのだ。

出会った時に買わないと、次はいつ出会えるかわからないもんね。家族には「なぜ、着ない服をいっぱい持ってるの?」って叱られるけど、着ないワケじゃないし、不要でもないのだ。時々、買ったらすぐに袖を通したくなる服もある。せっかちな一面もあって、そんな服をお店で購入したら、そのまま来て帰ったりする。それで気にいると、洗ってない日はほぼ来ている。あまり同じものばかり来ているのも抵抗があるので、そういう服は色違いを追加購入したりする。

このACVMのスウェットは、手にした瞬間に、近未来がイメージできた。「俺、毎日着ちゃうよ、これ」って感じ。仕事の時も、休日も、出かける時も、家でソファから動かない日も。嗚呼、このスウェットを着て、いつものカレー屋さんに足を運んでしまうのか。カレーを垂らして苦労するんだろうな。それなら、オフホワイトとチャコールの2着が必要だな。カレー屋さんに行くならチャコールだな。一瞬のうちに、そんな想像を巡らせて2色買うことに決めた。着て生活している姿を想像できる買い物に失敗はない。重要なのはスペックよりもイメージだよ。

ブリティッシュ系モーターサイクルジャケットでお馴染みのアディクトクローズの兄弟ブランドACVM。布帛やニットが中心のブランドだ。首周り広めのヘンリーネック。目の詰まったヘビウェイトスウェット生地だが、ゆったりしているのでストレスフリー。ソフトタッチの裏起毛なので、しっかり温かい。2万2000円
首周りはゆったり。同系色のパイピング仕様なので、インナーのTシャツや襟シャツなどでカラーアクセントを入れたり、ストールやマフラーで着こなしを楽しんでも良さそう
目の詰まったヘビーウェイトでありながらとても柔らかな生地感が特徴。きめ細かな起毛処理が施されていて、微笑みたくなるほどのソフトな肌触り。最強部屋着にもなりそう
袖口はリブカフスになっているが、裾部分にはリブをあえて設けていない。このデザインがリラックスウエアのようなゆったり感を醸し出している。ゆる〜い感じが最高!

【問い合わせ】
ADDICT CLOTHES
info@addict-clothes.com
https://addict-clothes.com

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2023年12月号 Vol.356」)

この記事を書いた人
松島親方
この記事を書いた人

松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Pick Up おすすめ記事

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...