ライフスタイルを提案する江ノ島にある古着の名店「ACE GENERAL STORE」。

都内近郊でもっともゆるくてカッコイイ古着、“ゆるイイ古着”が似合う街である湘南。そのエリアのド真ん中である片瀬江ノ島にある名店をピックアップ。まるで’70年代にタイムスリップしたような空間が魅力のその店は、ファッションだけでなくライフスタイルも提案してくれる。

オーナーのセンスに惚れ込むファンも多い湘南の有名店。

「ACE GENERAL STORE」スタッフ・服部宏樹さん|湘南生まれ湘南育ちの生粋のローカル。高校生の時からエースジェネラルストアに通い、スタッフとして働くように。天然の染めに関しても詳しく、職人としても活躍

江ノ島駅からビーチへ向かう昔ながらの商店街から1本入ると、突如現れるアメリカンハウス。アメリカ好きなら、誰もが反応してしまう建物の正体は、湘南エリア屈指の人気店であるエースジェネラルストアである。その中も実に個性的で、昔ながらの日本家屋をうまくリノベーションして、アメリカの平屋のような空間にしている。

’70年代に一世を風靡したフラワームーブメントに多大な影響を受けたオーナーが2014年にオープン。しかも24歳という若さで開店したというから驚きだ。この取材の際は、オーナーの伊藤さんがアメリカへ長期買い付けのため不在であったが、スタッフも20代で若く、パワフルかつ’70sスタイルが板についた個性的な面々。名物スタッフの服部さんに、その魅力を聞いた

「オーナーの伊藤は、ニューヨークでヴィンテージウエアに携わって、彼の祖父から代々受け継いできた土地にショップをオープンしたんです。もともとはオーナーの祖父母が住んでいた物件なんですよ。

僕ももともとはお客さんだったのですが、地元でも話題になるくらいかっこいい店で、オーナーの人柄とセンスに惚れ込むお客様も多いんです。’70〜’80年代のアメリカものがメインですが、僕たちでハンドダイを施したオリジナルなども展開しています」

祖父の代から受け継いだ土地と建物を自身の感覚でフルリノベーションした空間は、中2階を設けられるほど、高い天井高になっている

まるで宝物を探すような感覚で、良質のアメリカンクロージングが並んでいた

ライトニング編集部が気になったアイテムを紹介!

人気の高いジグザグのアドバタイジングは、プリントがいい風合いに。コットンレーヨンの杢ボディもいいアクセントに。1万4300円

ジミー・ヘンドリックスのフォトにタイダイ染めが施されたなんとも魅力的な1枚。ボディから’90年代に作られたもの。2万2000円

背面がニットに切り替わったリメイクのジージャンは、1960年代頃のヴィンテージ。ネイティブ柄のパターンもマッチ。1万7600円

メキシコ製の’60〜’70年代くらいのオープンカラーシャツに、ハンド刺繍の入った西海岸らしいヒッピーシャツである。1万4300円

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

Pick Up おすすめ記事

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...