趣味を満喫できてこだわりも感じる、新車で買えるかっこいいバン5選。

  • 2023.10.31

アウトドアや旅、それにバイクや自転車を積んだ移動など、本気で趣味を謳歌している人がチョイスすることが多いのがバンの存在。荷物もギアも人もいっしょに移動できるし、趣味のスタイルによって思い思いのカスタムをすることで、趣味には欠かせない相棒になってくれる存在。といっても、本気な人ほどスタイルのあるバンをチョイスしたいところ。というわけで今新車で買うことができる、機能だけでなくライフスタイルとしてもオシャレに乗れるバンをピックアップしてみる。いわゆるミニバンは趣味のクルマとファミリーユースのちょうど中間的なモデルになるし、軽バンは除外して、今回はフルサイズバンや商用バンをルーツに持っているモデルに限定して紹介してみると、世界のバン事情もわかってくる。

どう乗るかも大事だけど、どれに乗るかも大事。

遊びに使えてそれでいておしゃれに乗りたいというのがバン愛好家の気持ち。もちろんそんな思いに応えてくれるモデルは世界中の自動車メーカーが提案してくれている。例えばアウトドアに特化して使いたいなら、ピックアップトラックや大型のSUV、さらには巨大なモーターホームという選択肢もあるけれど、短めのノーズで四角いボディが好きな人にとってはバン一択という人も多い。そのなかでも普段使いも可能なサイズ(日本の道路事情では大きめのモデルもあるけれど)のモデルを世界のメーカーから選んでみた。日本国内に正規輸入されていないモデルもあるけど、どれも新車で手に入る。たくさんの趣味の荷物を詰め込んで、こんなモデルで全国を走り回ってみたくなる。

1. Ford Transit フォード・トランジット

フォードのフルサイズバンとして長い歴史を誇ったEシリーズの後継モデルとして登場したトランジット。アメリカ車らしさは無くなって世界戦略を感じるデザインなのは、そのルーツをヨーロッパフォードに持っているモデルだから。

ボディはカーゴタイプと窓のあるパッセンジャータイプが存在していて、それぞれにルーフの高さや装備など、細かいチョイスが可能で使い方に合わせた仕様をオーダーできる(上の写真はロールーフのパッセンジャータイプ)。エンジンは3.5LのV6と3.5LのV6エコブーストエンジン(どちらもガソリンエンジン)がチョイス可能でそれぞれ10速ATが組み合わされる。さらに2駆と4駆の選択も可能だ。

ロールーフで全長約5585mm、全幅2065mm、全高2087mmというサイズ感。さらに2022年からEVのEトランジットがラインナップされた。日本での正規販売は無い。

Photo by Ford Motor Company

2. Chevrolet Express シボレー・エクスプレス

昔ながらの箱型ボディのフルサイズバンのイメージを変えることなく現在も新車で手に入れられることができるシボレー・エクスプレス。前時代的とも言えるけれど、良く言えば昔ながらのバンのスタイルで今も製造されている希少種とも言える。もともと存在したシボレーのGシリーズの流れを汲むフルサイズバンで、ホイールベースやボディバリエーションも多彩。

ボディサイドに窓があるパッセンジャーモデルには4.3L V6に8速ATと、6.6L V8に6速ATというチョイスができる。今となっては貴重なV8エンジンが選べるバンはGMのみ。

ちなみにサイズはレギュラーのホイールベースで全長約5700mm、全幅2012mm、全高2152mm。ロングホイールベースになると全長6000mm超えと実にアメリカン。兄弟ブランドのGMCからはサバナのモデル名で併売されている。

ちなみに2027年には新たなモデルに変更されるとアナウンスされているので、昔ながらのアメリカンなバンのデザインはこのモデルが最後になるかもしれない。日本での正規販売はない。

Photo by General Motors

3. FIAT DUCATO フィアット・デュカト

ヨーロッパの架装メーカーの多くがキャンピングカーやモーターホームのベース車両としてチョイスしていることからも、その評価が高いフィアット・デュカト。フィアットの商用モデル(フィアット・プロフェッショナル)の背景で生産されていて、2022年から日本でもキャンピングカーのベース車両として正規販売されているところもうれしい。

ヨーロッパブランドといっても堂々としたサイズ感で、L2H2モデル(ショートホイールベースでロールーフ)で全長5410mm、全幅2050mm、全高2525mmとなる。搭載されるエンジンは2.2Lマルチジェット3ディーゼルターボに9速ATを組み合わせている。

ヨーロッパにはこのモデルをベースにしたモーターホームも数多くのメーカーが製作しているので、その信頼性は確か。欧州車ならではのキリっとしたフロントマスクのデザインなど、趣味人を満足させてくれるデザインと機能を併せ持っているモデルだ。

イタリアデザインのバンというだけで気分を高めてくれる。

Photo by Stellantis Japan

4. Volkswagen Multivan フォルクスワーゲン・マルチバン

旧くはタイプ2を起源とするVWを代表するバン。現在ではT7と呼ばれるマルチバンが2022年モデから登場した現行モデルで、生産はVWのコマーシャル・ヴィークル(商用車)部門のためか、日本への正規輸入はされていないので、並行輸入でしか手に入らない。

もともとはタクシーやその他商用で実績を積んできたモデルで、キャンピングカーのベースモデルとしても評価が高い。先代のT6も評価が高く、日本でも探している人はいまだに多いという、正規輸入は無くとも、コアな人気を誇るモデルなのである。

T6まではトランスポーターという名前だったが、フルモデルチェンジしたT7からはマルチバンというのが正式名称。標準で7シーター、2列目が2人掛け、3列目が3人掛けとミニバンよりもひと回り大きな車格で、趣味のクルマとしてのポテンシャルは高い。

サイズはショートボディで全長4973mm、全幅1941mm、全高1907mm。エンジンは1.5Lと2Lの4気筒ガソリンエンジン、2Lのディーゼル、1.4Lガソリンターボに電気モーターのプラグイン・ハイブリッドりとバリエーションも多彩だ。

Photo by Volkswagen Commercial Vehicles

5. Nissan Caravan MYROOM Launch Edition 日産キャラバン・マイルーム・ローンチエディション

アメリカやヨーロッパほど、趣味や旅をバンで楽しむ人たちが少ない日本では、メーカーも専門的なスペックを持ったモデルの歴史は浅い。どうしても他の架装メーカーのコンバージョンモデルに頼ってしまう国産車のなかでも、メーカーが純正で仕上げたモデルがこれ。

キャラバン・マイルームは日産キャラバンをベースに車中泊を可能にした荷室を持ったモデルで、後部スペースにはインテリアに木目を使い、2列目のシートはこのモデルだけに開発された2in1シートになっていて、用途に合わせて簡単にシートアレンジが可能になっている。さらにカーゴスペースがベッドになるというのが特徴(写真は架装オプションのMYROOM跳ね上げベッド)になっている。

さらに外部電源も取ることができるなど、キャンプや旅を目的とした使い方に特化した仕様になっているのが特徴だ。ドライブトレインは2.4リッターディーゼルターボに7速ATという組み合わせ。

さらにこのローンチ・エディションはキャラバン・マイルームの特別仕様車。現在オーダー受付中で、2024年2月以降の納車と発表されている。

本格的なモーターホームほどの装備やスペックが必要ない人にはうってつけで、通常のキャラバンにはないこのモデルだけの専用色となる2トーンのボディカラーにブラックのスチールなど、特別仕様ならではの「おや」と思わせるモデルになっている。

Photo by Nissan

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

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CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

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モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

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Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

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Lightning

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2nd(セカンド)

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2nd(セカンド)

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2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

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昭和50年男 編集部