今年の冬も、ショットがアツい! 新作のリリース、コラボアイテムの発売など見逃せない。

今年で創業110周年を迎えたショット。彼らの勢いは、衰えるところを知らない。新作のリリース、コラボアイテムの発売などなど、ショットの最近のアグレッシブさはまさに“事件”だ。ここでは、そんな次なる100年に向けて走り出したショットの、熱きトピックスをまとめて紹介しよう。

【トピック1】モヒカン小川別注のワンスター、登場!

編集部のレザー担当であり、自称“革の伝道師“モヒカン小川とショットが手を組み、スペシャルワンスターが誕生! すでにSNSやYouTube、先日横浜で開催されたイベント「レザーズデイ」などでご存じの方も多いと思うが、モヒカン小川の想いの詰まったワンスター、とくとご覧あれ!

ONESTAR 613MOH

今回の別注企画に際して、モヒカン小川がこだわったポイントは大きく3つ。

●馬革であること

PERFECTOタグ 

●ブラックの金属パーツ

……形やサイズ感は全て613USTを踏襲している。馬革のワンスターといえば、すでに613U HT613SJHがリリースされているが、今回のMOHでは、ホーウィン社のホースハイド“Pinnacle”を採用した。

この革の特徴は、オイルを多く含んでおり、とにかく柔らかくて着やすいこと。一般的な革好きが執着する「渋鞣し」「茶芯」の馬革とは真逆の「クロム鞣し」の「黒芯」で、モヒカン小川曰く「大人が頑張らずに着られるライダースを目指した」。初回の受注は先日開催したイベント「レザーズデイ」で終了したが、来年に再受注の予定あり。275000

ブラックスター、馬革、PERFECTOタグ……これは歴史に残るワンスターだぜ(多分)。

別注企画が持ち上がった当初から、「素材をホースハイドにするからには、タグを馬の横顔の入った1950年代のPERFECTOタグにしたい!」と並々ならぬこだわりを見せていたモヒカン小川。その甲斐あって本国のショットが613MOHのために初めて1950年代のPERFECTOタグを復刻し、モヒカン小川の夢が実現した。

このタグだけでも、MOHを買う価値があると言っても過言ではない。そして付属パーツを全てブラックにするという企て(?)も成功。スタースタッズは言うに及ばず、バックルやジッパーなど全てブラックにすることで、ワンスターはここまでシックな装いとなる。ライニングはキルティングを排することで軽い着用感を実現している。

613MOHも、もちろんMade in U.S.A.!

ショット・ワンスターは、全てアメリカ・ニュージャージーにあるショットのファクトリーで作られている。もちろん613MOHも例外ではない。ここではワンスターの生まれる現場を覗いてみよう。ここはまさに、ライダースジャケットのマスターピースが毎日生み出される“聖地”なのだ。

1913年にニューヨーク州マンハッタン、ロウアーイーストで産声を上げたショットだが、現在のファクトリーは、マンハッタンから車でほど近いお隣ニュージャージーにある。

私モヒカン小川、過去に何度かショットのファクトリーを訪れたことがあり、昨年は7月と11月にニュージャージーに足を運び、ファクトリーの取材をしている。効率化、分業化が徹底され、無駄のない職人たちの動きに、思わずうっとり。

ニューヨークのお隣、ニュージャージー州のユニオンという街にあるショットのファクトリー。広大な面積を持ち、110人ほどの職人たちが日々ショットのプロダクツを作り出している
レザージャケットを作る際、最も重要な工程とも言える「革の裁断」。それゆえ、熟練の職人が担当する。繊維の方向を読みながら裁断してく

今回実現した613MOHも、きっとあの時の職人がホーウィン社の馬革を裁断し、あの女性が縫製して、カメラに笑いかけてくれたあの人が、最後にブラックのスターをエポレットに打ち込むのだろうか……。メイドインUSAのとは魅力は、そんな妄想を掻き立ててくれるところにあるのかもしれない。

レザーズデイで注文を受け付けた613 MOHは後日このファクトリーにて生産され、皆さんのお手元に届く。ファクトリーでMOHが作られる様子を是非見てみたい!

【トピック2】Schott COO、ジェイソン・ショット氏、来日!

左からジェイソン氏、モヒカン小川、スティーブ氏。モヒカン小川は10年以上前から何度もショットのファクトリーを取材で訪れているため3人は顔見知り。普段はなかなか聞くことのできない興味深い話をいろいろ聞くことができた。皆さん、さすがダブル似合ってます!

ショット創業家の血を受け継ぐ現ショットCOO、ジェイソン氏と現ショットCEO️であるスティーブ氏が来日し、多忙なスケジュールの合間を縫ってインタビューに応じてくれた。この模様はショットのYouTubeチャンネルで後日配信予定なので詳しい内容はその動画に譲るが、PERFECTO誕生秘話やワンスターの由来、ショットのモノ作りの哲学、今後の展望など、興味深い話をいろいろと聞くことができた。

お二人とも非常に気さくで、ショットにまつわる面白いエピソードを、ジョークを交えながら話してくれたのが印象的だった。本国アメリカでもショット・ワンスターの新しい企画が始まるそうなので、皆さんご期待ください!

こちらはショットのYouTube撮影の模様。しれっとモヒカン小川も出演中。ちなみにこの撮影後、モヒカン小川はジェイソン氏にちゃっかりPERFECTOタグの復刻の打診をしていた(笑)
アーヴィン・ショットから数えて4代目となるジェイソン・ショット氏。職人たちからの信頼も厚く、COOとなった今でも足繁くファクトリーに顔を出し、自ら手を動かしている
ジェイソン氏の右手には、スターのタトゥーが入っている。ジェイソン氏のワンスターに対する限りない愛と、ショットへの誇りがこちらにも伝わってくる
ファクトリー内で語り合うジェイソン氏とスティーブ氏。ファクトリー内は非常に自由な雰囲気で、みんな気さくに2人に声を掛けていた

【トピック3】Schottはライダースだけじゃない! 防寒アウターもスゴいんです。

ショットというとレザーライダースのイメージが強いが、実は真冬の強い味方「防寒アウター」のラインナップも豊富なのだ。今季も、アウトドアシーンやストリートで活躍してくれる、機能性とファッション性を両立させたアイテムが目白押し。寒い冬も、ショットと一緒にお洒落に乗り切ろうぜ!

2WAY 2TONE DOWN JACKET

OTHER

袖が着脱できる2WAY仕様のダウンジャケットは、ベストとして着用可能なため、シーズンが長く幅広い着こなしを楽しめる。肩部分はジャケット/ベスト両面で成立する特殊なパターンを採用することによってスタイリッシュなシルエットを実現。4万4000円

KHAKI

TOP TIRE HOODED DOWN JACKET

ORANGE

マットな質感がクラシカルな雰囲気を醸し出すミニリップストップ素材を採用するダウンジャケット。50dファインデニール糸を高密度で織ったシェルは適度なハリ感とソフトな風合いを兼ね備え、撥水加工が施されているので急な天候変化にも対応する。6万1600円

NAVY

QUILTED DOWN JACKET

BLACK

TOP TIRE HOODED DOWN JACKET同様のミニリップストップ素材を用いたダウンジャケットだが、ダウン量を半分程度に抑え、ライトウェイトな着心地にこだわった1着。クルマや電車移動が主なユーザーのライフスタイルにぴったりの1着。4万1800円

NAVY

QUILTED LINNER LEATHER JACKET

「M-65ライナーをSchottが作ったら……」というコンセプトのもとに誕生した1着。0.6㎜厚のラムレザーをオニオンキルトで仕上げ、パイピングテープや前立てはあえてヘビーナイロンを使用してライナーらしさを残したディテールワークも見所。8万8000円

LEOPARD FAR SPORTS JACKET

ミドルレングスのレオパードファーをクラシカルなジップアップのスポーツジャケットに落とし込み、ありそうでなかった絶妙なバランスに仕上げられたファージャケット。ジップのパイピングにレザーを採用した無骨な仕様にSchottらしさを見る。4万1800円

MOHAIR CARDIGAN

スーパーキッドモヘアのカーディガンタイプ。スーパーキッドモヘアはカシミアの柔らかさとモヘアの強さを足しような、柔軟さと耐久性を両立し、独特な艶感があるのが特徴。上品な質感だが、レザーなどとの相性も良く幅広いレイヤードを楽しめる。2万9700円

MOHAIR SWEATER

貴重な生後5カ月頃のアンゴラ山羊のスーパーキッドモヘアを使用するクルーセーター。ローゲージで編みたて、裏毛編みで仕立てることでストレスのない着心地を実現。インナーにもライトブルゾンの上にも着用できるシルエットに仕上げられている。2万6400円

SHAGGY KNIT CARDIGAN THUNDERBOLT PANTHER

ビンテージフリースの名作サンダーボルトとレオパードをミックスさせたオリジナルグラフィックをニットに落とし込んだ1着。レイヤードのインナーにも着られるように肘から下を細身に設計。古着好きにもストリートの着こなしにもハマるデザインだ。1万4300円

SHAGGY KNIT SWEATER PERFECTO

パーフェクトシールドを総柄シャギーニットで表現。アクリル素材のダブルジャガードという編み方でしっかりとした厚みを出し、毛を掻くことによって起きる起毛感が特徴だ。ゆとりのある身幅とすっきりとした着丈の現代的なシルエットにも注目。1万3200円

【問い合わせ】
Schott Grand Store TOKYO
TEL03-3464-1913
https://schott-nyc.jp/

(出典/「Lightning 2023年12月号 Vol.356」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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