レザルクのためにデザインされた家具や建具を中心に展示。
第二次世界大戦後、有給休暇の導入とともに、国中の休暇用リゾートの開発に重点を置いたフランス。南部のモンブランに面したレザルクは、レジャー需要の高まりに伴って、大衆がウィンタースポーツに容易にアクセスできるようにするスキーリゾートを目標とし、近代のデザイン史に大きな影響を与えたシャルロット ペリアンを含む建築家チームによって設計された。今回の展示では、レザルクのためにデザインされた家具や建具を中心に、彼女によってセレクトされた作品や、南フランスの休暇施設のために他の建築家やデザイナーによって作られた作品もご紹介する。
レザルクはフランスのサヴォア県に1967年に建設された、初めての大衆向けのスキーリゾート。プロジェクトの総括を勤めたシャルロット・ペリアンをはじめ、ガストン・ルゲラ、ギ・レイ・ミレー、ベルナール・タイユフェールら著名な建築家たちがチームに参加した。
1969年には最初のレジデンスが建設され、Arc1600から順に、Arc1800、Arc2000と、プロジェクトが進行。当時は、事前に組み立てられたバスユニットやキッチンユニットは極めて革新的であり、対面式のキッチンなど、今日では当たり前になったアイディアが、数多く発案され、実行された。プロジェクトの開始から50年以上が経過した今、環境設備の劣化などからリノベーションが多く行われ、それに伴ってペリアンの家具を含めた建材などの作品が、世界各地のバイヤーによって、運び出され、あらゆるギャラリーによってコレクションされている。
希少価値の高い、シャルロット・ペリアンを中心とした数々の作品が揃うスペシャルな展示に、ぜひ足を運んでみよう!
イベント概要
「montagne et maison」
[会期] 2023年9月23日(土)~10月1日(日) ※9月27、28日は休館
[時間] 11:00-19:00 (入店は18:00まで)
[会場] es quart(東京都台東区千束3-4-3 千束河合荘3F)
Tel: 03-6240-6889
Mail: info@esquartgalerie.com