【東京クラフトビール図鑑】クラフトビールの王道の味わい「東京エールワークス」(下板橋)

板橋の住宅街に、突如現れるオアシス。そこは、住宅街とは思えないほど本格的なブリュワリーを併設したタップルーム。東京エールワークスは個性を追い求めるブリュワリーが増えてきている中、あえて王道のスタイルと本来の味にこだわる。クラフトビール初心者も古参のビールファンにもおすすめのブリューパブだ。

多様化を極めるクラフトビール界で、あえてこだわるスタイル本来の味。

22タップ中オリジナルビール11種以上、ゲストビールを残りの約10種程度揃える豊富なラインナップ。カウンターは横並びの8席で、スタッフから様々なビールのウンチクを聞きながら飲めるのもブリュワリーパブの醍醐味

「“Back to the Basics”クラフトビールの進化は新しい物を追い求めることに囚われず、常に基本に立ち返ることから始まる」。

それが東京エールワークスが掲げるコンセプト。近年日本で注目を集めるクラフトビールはブリュワーがオリジナリティを表現し、無限の可能性を持つビールとして浸透し始めている。しかし、東京エールワークスが目指すのはその対極にあるそれぞれのスタイルの本来の味だ。

2019年にブリュワリーを拡大し、新たに800ℓのタンクを6台増設。タンクひとつひとつにロゴの刻印が入ったプレートがあし らわれている。都内トップクラスの設備はまさに巨大なクラフトビールファクトリー

タップルームに併設するブリュワリーはまさに研究室といえるほどの設備が整っている。800ℓタンクを6台抱える規模のブリューパブは都内随一と言える。そこでNY出身の二人のブリュワーが手がけるのはアメリカンスタイルをはじめ、ブリティッシュやドイツまで含め世界各国のスタイルだが、それぞれのスタイルにおける基本となる味を再現し、自社のタップルームだけでなく全国展開を試みているという。さらにブリュワリーでは20ℓの小型タンクを用意し、月3回のペースでビール醸造のワークショップを開催し、一般ユーザーへクラフトビールの魅力を伝えることにも力を入れている。

クラフトビールがどういうモノなのか、味や工程などそのカルチャーの醍醐味を日本に伝える架け橋を目指すブリュワリー。クラフトビールの基本を知るにはこれ以上ない場所といえるだろう。

ショップの外にテラス席を3テーブル用意。天気がいい日の昼からテラス席でクラフトビールを味わうのは最高に気持ちいいはず!
東京エールワークスでは様々なスタイルのクラフトビールを作っているがほぼすべてが基本に忠実に、スタイルの本来の味を追求したもの。つまり、ここに来ればそれぞれのスタイルの特徴を味わえるというわけだ
タップルームはガラス張りになった開放感のある空間。ランチ営業もしているため昼夜で全く異なる雰囲気になるのも面白い
ビール醸造を担当するボブとランディはクラフトビール業界の名コンビ。NY出身のアメリカ人がデニムのつなぎを着てブリュワリーで作業する姿がカッコよすぎる!

「TOKYO ALEWORKS」で飲みたいビールとフード。

Back to Basics: The Pale Ale

定番メニューとして高い人気を誇るオーセンティックなペールエールを追求。

Baby Got Hops IPA

ホップをふんだんに使用し、自然の苦味と香りを強調した王道を行くIPAスタイル。アメリカン好きには外せない一杯。

Flagon Filler ESB

日本では珍しいブリティッシュスタイル。程よく重さがありながらもほのかな苦味と甘いキャラメルの香りが残る優しい味わい。

ビールのサイズはUSパイント、ハーフパイント、ステムグラス(320㎖)に加え、4種類のビール(各110㎖)を味わえるテイスティングセットが用意されている。

モルトチキンウイングス

「Real Beer,Extreme Food」をコンセプトに掲げ、フードはブリュワリーパブならではのアレンジが加えられる。シングルモルトのウイスキーを使って仕上げたモルトチキンウイングスはビールと相性抜群。1300円〜

ベーコンエッグチーズバーガー

アメリカンなベーコンエッグチーズバーガーはバンズに塗り込んだ麦芽の絞りカスが隠し味。

【DATA】
東京エールワークス
東京都板橋区板橋1-8-4 板橋Cask Village 1F
TEL03-3961-1196
営業/17:00~23:00(火~金)、11:30~23:00(土日祝)
休み/月曜
http://tokyoaleworks.com

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

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