現行モデルのカマロオーナーを直撃。もちろんV8モデルです。

編集部でも随一のアメリカ車好きであり、自身も数々のアメリカ旧車を乗り継いできた最古参・ラーメン小池。最近ではLightning、2nd、CLUTCH magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」でも“ライトニングガレージ”という、アメリカ車好き全開のゆるーい動画連載を開始した。

今回は、YUKIさんが所有する「2020年式シボレー・カマロSS」をキャッチアップ。現行モデルのアメリカ車の楽しみ方を教えてもらう。

初めてのアメリカ車で6200ccのV8を思い切りよくチョイス!!

アメリカ車の醍醐味は、いまや世界的にも少ない大排気量のV8エンジンを搭載するモデルが数多く存在しているところ。

このV8エンジンはアメリカンカーカルチャーにおいて外すことはできない要素で、ドロドロと独特な排気音で力強い走りをすることから、アメリカ車に乗るならV8エンジン搭載車を選んだほうがその真髄を楽しめるとは多くの人が口にする。

2020年式のシボレー・カマロSSに乗るYUKIさんも、アメリカの文化が好きで、いつかはV8エンジンのアメリカ車に乗ってみたいと思っていた一人。

「もちろん、6気筒という選択肢もあったんですが、周りの人に聞くと、結局V8エンジンのモデルに乗り替えたという人も多くて。どうせアメリカ車に乗るなら思い切ってV8エンジンに絞ろうと思ったんです。でも今では正解だったと思ってます」

現行のシボレー・カマロといえば、GM(ゼネラルモータース)を代表するポニーカー。

ポニーカーとはコンパクトな車格にスポーティなルックスで、4人が乗車でき、スポーツ走行も楽しめるクルマのカテゴリーのこと。

ライバル車にはフォード・マスタングやダッジ・チャレンジャーといった名車ばかりで、アメリカでは老若男女が楽しめるモデルである。

しかもポニーカーには歴史的にもハイパフォーマンスモデルが常にラインナップされていて、このカマロもSS(スーパースポーツの頭文字)モデル。SSモデルは6200ccのV8エンジンを搭載し、パワフルな走りを楽しめるモデルとして君臨している。

YUKIさんの乗るモデルは当時の限定車ということもあり、愛着もひとしお。しかも、数々のクルマ遍歴のあるYUKIさんも、アメリカ車を所有するのはこのクルマが初めてで、このモデルを選んだというから恐れ入る。

シャープな顔立ちのマスク。これは第6世代で、先代から初代モデルのデザインを復活させ、このモデルはさらにそのデザインをベースに洗練されたスタイルになり、レトロモダンなコンセプトを引き継いでいる
SSモデルにはエンジンフード上にエアバルジとレーシングストライプがセットされる。コンパクトなボディに6200ccのエンジンを搭載しているので遅いわけがない
ブラックのホイールで引き締まった足周りは、社外品ではなく純正ホイール。20インチという大口径ホイールでも、現代車両らしくバランス良く収まっている
カマロの文字がカバーにレイアウトされる心臓部には6200ccのV8エンジンが鎮座。455馬力というアメリカ車らしいパフォーマンスを発揮する

今は、少しずつアメリカからドレスアップパーツを取り寄せて、自分好みにカスタムしていこうと計画中だという。

現行車両ということもあって、アメリカには数多くのカスタムパーツが販売されているので、そういうパーツを探しながら、少しずつアップデートしていくこともこのクルマを所有してからの楽しみのひとつになっている。

様々なドレスアップやカスタムパーツを駆使して、自分だけの一台になる日もそれほど遠くはない。

▼ シボレー・カマロSSのスタイリングはこちらの動画でチェック!

この記事を書いた人
ラーメン小池
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ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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