真冬の相棒は、「HIGH LARGE LEATHERS」の革ジャンで決まり。

2015年、突如として現れ、レザー業界に“Gジャンタイプ旋風”を巻き起こしたハイラージレザーズ。彼らの手掛けるGジャンタイプは、ヴィンテージを踏襲しながらもスタイリッシュさも併せ持ち、まさに“完成形”と呼ぶに相応しい。しかし、今季の新作を見てもらいたい。彼らは決して立ち止まりはしない。“完成形”はいま、“進化形”として新たに生まれ変わったのだ。

OKLAHOMA CITY WWⅡ Indigo Dye

天然藍で染めた1.2mm厚のベジタブルタンニン鞣しの馬革を採用し、独特のエイジングが堪能できるハイラージレザーズの意欲作。いわゆるファーストタイプの大戦モデルにブランケットのライニングを付け、独自のモデルを作り上げた。もちろん実際に大戦モデルのブランケット付きは存在しないが、ブランケット付きの通常のファーストタイプの意匠を取り入れ、再構築している。ヴィンテージに稀にみられる一枚袖の仕様にも注目したい。49万9950円

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GUTHRIE WWⅡAnilline Dye/Indigo Dye

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往年のカウボーイジャケットの大戦モデルにブランケットライニングを取り付けた「ガスリーWWⅡ」。藍染めのモデルとアニリン仕上げのモデルをラインナップし、アニリン仕上げは、渋鞣しの2.3mm厚の馬革を採用した茶芯仕様。しなやかながらしっかりしたコシ感を持ち、着込むほどに革表面にうっすらと茶芯が出現する。藍染めは右頁同様の1.3mm厚の馬革を採用。ブランケットはヴィンテージを解析して開発され、質感も申し分なし。アニリン仕上げ/22万4950円、藍染め/49万9950円

OKLAHOMA CITY Mouton[Beige]

上のモデルと同じデザインながら、ブラックカラーで引き締まった印象を受ける。2.3mmのムートンを採用しており、毛の部分をカールさせているのが特徴的だ。カールすることでボリューム感が出て、着用時に体に密着するため、より暖かくなるのだ。ムートンでGジャンタイプを作るにあたり、パターンにもこだわっている。体に沿うように作られており、大き過ぎずタイトに作られているため、スタイリッシュなシルエットを実現した。34万9910円

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OKLAHOMA CITY Mouton[Black]

ハイラージレザーズのこの新作には驚いた。まさかムートンで攻めてくるとは! デザインはファーストタイプをトレースしているが、もちろんムートン製のファーストモデルは、ヴィンテージには存在しない。しかしその昔、五輪でアメリカ選手団のユニフォームとしてムートンのサードタイプが作られたことがあり、そこに着想を得てムートンのファーストタイプを作り上げたという。真冬にぴったりの“Gジャンタイプ”の誕生だ。34万9910円

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【問い合わせ】
マスファルト 
TEL03-6383-4006
http://www.masphalto.jp/smartphone/list.html?category_code=ct718

(出典/「Lightning 2023年10月号 Vol.354」)

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モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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