ガレージの上にはアメカジファッション。好きなものに囲まれた幸せ空間。
千葉の街中に住んでいたという笠松さんが、南房総の空気の良さと海が近くにある環境に惚れ込み、今から8年前にこの場所に土地を購入。その1年後に完成したのがこの大きなビルトインガレージを併設したアメリカンハウスだ。
この邸宅の魅力は建物の外観だけではない。通りから建物がセットバックし、自宅前に芝生の広場やガレージへのアプローチがあるという点だ。最近入手したというアメリカの消火栓もこの雰囲気のよさに一役買う。
オーバースライダーを開けるとガレージの中には1936年式のナックルヘッドが収まる。これまでも旧いハーレーやアメリカ車などを所有してきたそうだが、現在はこのナックルヘッド一台のみが中央に収まっている状態だ。
笠松さんはバイクやクルマだけでなくアメカジも大好きで、ガレージにも革ジャンやブーツなどが所狭しと収納されている。さらにガレージ内の階段を上ると、ガレージ上の屋根裏部屋があり、ここも収納スペースとなっている。
ガレージ内部は、最高にカッコいい空間に。
ビルトインガレージは。幅3.5m×奥行き4mほどのサイズで通常よりも広めのサイズ。現在はハーレー1台のみだが、かつては’34年フォードとハーレーが2台収まっていたこともある。
自宅前の道路からガレージまで緩い傾斜のコンクリート製アプローチがあり、段差もほとんどない。そのためバイクを押してガレージに入れる作業も容易。
愛車の1936年式ハーレーはナックルヘッド最初の年で、細かなディテールがのちの年式と異なる貴重な車両。ヴィンテージハーレー好きにはたまらない垂涎の一台。
ガレージ内はOSB合板が張られ、壁面には所狭しと革ジャンやブーツ、ヘルメットなどが並ぶ。奥の古いペプシロゴが入るのは巨大な冷蔵庫。
ガレージは自分で整備も行うため巨大なツールチェストが置かれている。その隣は上部にがスランプが乗る旧いガスステーションのポンプ。
階段下のスペースには作業台となっており、ヴィンテージのパーツなどが並ぶ。無造作に散乱するネジも旧い規格のものは貴重品が多く、実はお宝の山。
ガレージ奥は2階部分がなく吹き抜けとなっており、驚くほど開放感がある。壁面にはブーツの箱がたくさん積み上げられていた。
ガレージの上には屋根裏を活用した部屋があり、ここは笠松さんのプライベートルームとなっている。好きな革ジャンなどが並ぶ。
ガレージとは対照的に奥にカウンターキッチンが備わるリビングはシンプルな雰囲気。家具もあえて少なめにして、空間を広く使っている。
【Specification】
笠松智 邸
エリア_千葉・南房総市
間取り_4LDK
敷地面積_330㎡
延床面積_約140㎡+ガレージ
住宅形態_新築
住居年数_7年
築年数_7年
家族構成_夫婦
総工事費_2900万円
(出典/「Lightning2023年9月号 Vol.353」)
Text & Photo/D.Katsumura 勝村大輔
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