BUCOのファーストモデルが御殿場バーンストーマーに登場! 

BUCOはアメリカにかつて存在したモーターサイクルアクセサリーの総合ブランド。

モーターサイクル系のパーツやヘルメット、それにライダースジャケットやブーツなどの優れたプロダクツを次々と生み出し、モーターサイクルの黄金期を支えたが、1970年代にオイルショックの煽りを受け消滅した。

そんな伝説的ブランドBUCOが現代日本のリアルマッコイズによりヴィンテージに匹敵するクオリティで実名復刻されている。

完成度の高いBUCOのプロダクツのなかでも、幻のファーストモデルといわれるライダースジャケットが、御殿場バーンストーマーに登場した。

ライダースジャケットの黎明期を思わせるクラシカルな1着。

 

BUCO JH-1 JACKET / BROWN|使用されるレザーはアニリン仕上げのブラウンホースハイド。ピグメント仕上げに比べて銀面の表情がより鮮明に表れる。リアルマッコイズの最高品質の馬革を堪能するにはうってつけだ。27万5000円

1930~1940年代にBUCOが初めて市場に投入したと言われるファーストモデル。現存する個体が少ない幻の一着がリアルマッコイズにより復刻された。

モーターサイクルジャケット黎明期には、それまで存在したレザー製のアビエータージャケット(飛行服)から進化して、ライディングに特化したディテールへと進化しながら、各メーカーから様々な工夫を凝らしたモデルが発表されていった。

モーターサイクルが普及し始めた時代、まだ先例となるジャケットの少ない世の中で、各メーカーが最良の一着を求めて独自の進化をさせていった。

BUCO JH-1にもライダースジャケットが完成形に近づくにつれ消えていった黎明期ならではのクラシカルなディテールが満載だ。

このジャケットからは手探りで機能性を追い求めた当時のBUCOの気概と細部を余すことなく再現するリアルマッコイズのものづくりへの情熱をひしひしと感じる仕上がりになっている。

第一次大戦期に使用されたアビエーターコートを彷彿とさせる大きな襟と、後のBUCOのジャケットと比較すると、どこかぎこちない曲線を描く下襟のバランスが味わい深い。

原点であるこの下襟の曲線から研究を重ね、機能美の結晶のようなJ-24の美しい曲線へと繋がっていく。

大きめの襟は戦前のアビエーターコートを思わせる前時代的なディテールの名残を感じるデザイン。どこかぎこちない曲線を描く下襟とのバランスも独特
左右対称のスラッシュポケットは利便性が高い。ウエストのベルトはバックル式ではなく、ドットボタン式になっているのも特徴的
胸にあるポケットは小振りな作り。チェーン付きジッパーで開閉ができ、グローブをしたままでも開閉がしやすいようにレザーストラップが付く
アメリカンライダースといえば、前後の可動域を広げる背面のアクションプリーツが印象的だが、このJH-1はプリーツのない大きな一枚革で構成される。脇下の小さなプリーツが肩回りの可動域を確保している
ライニングは保温性の高いウールツイルに内ポケットが付いている。裏地の付き方は後に生まれたジャケットとは異なる

数々の銘品を世に送り出してきたBUCOのファーストモデル、JH-1 BROWNをご紹介した。

今夏は生涯の相棒となる一着を求めて、御殿場バーンストーマーを訪れてみてはいかがだろうか。

【DATA】
Barnstormer
静岡県御殿場市御殿場17-3
TEL
0550-75-7755
11
時~19時 火曜定休
https://www.instagram.com/barnstormer_daily/

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

映画で観た欧米のクラシックな世界観をモダンに昇華。“好き”が詰まった空間で暮らす!

  • 2025.12.30

衣食住は、私たちが生活するうえで必要不可欠な要素である。なかでも日々の生活と最も密接に結びつく住居には、ひと際こだわりたいもの。自分のお気に入りの空間を作るための選択肢のひとつに、リノベーションがある。 “三人四脚”で作り上げた理想の居住空間 兵庫県芦屋市。豊かな自然と落ち着きのある街並みから関西で...

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

「ORGUEIL」が提案する、凛冬を彩る大人のガーメンツ。

  • 2025.12.26

凛とした寒さが日に日に増し、コーディネートが重くなりがちな季節。クラシックなデザインと丁寧な作り込みのORGUEILのクロージングが、いつものスタイルを格上げしてくれる。さりげなく上質で存在感のある一着が、冬の日々を彩ってくれるはずだ。 Aniline Steer Oil A-1 Jacket 19...

Pick Up おすすめ記事

オリジナル建材で古民家をスタイリッシュにリニューアル! ビフォーアフターを大公開!!

  • 2025.12.28

2025 年の夏の時点では床だけが施工されただけの古民家を再び訪れると、当時とはまったく違う姿になっていた。カントリーベースはこの家にどんな魔法をかけたのか? 何でもない空き家が宝物なる材料と技術 [caption id="attachment_887933" align="alignnone" w...

日本屈指のインディアンジュエリーブランドが放つ、美しき馬蹄のシルバージュエリー。

  • 2025.12.24

日本屈指のインディアンジュエリーブランド・ファーストアローズがこの冬新たにリリースした「馬蹄」を象った「ホースシュー」シリーズ。奇しくも2026年は午(うま)年。ファッション面だけでなく、来年こそは飛躍を願う人にとって最高の開運アイテムとなるはずだ。 新作「ホースシュー」シリーズを一挙紹介! 1. ...

デニム界の異端児・ラングラー、製造期間は約1年のみの“幻の名作”がついに復刻

  • 2025.12.27

ロデオ・ベンをデザイナーに迎えてカジュアルウエアに参入したという歴史やカウボーイカルチャーとの結びつきなど、独自の発展を遂げてきたラングラー。膨大なアーカイブの中から、王道から希少な隠れ名作まで全6型が復刻を果たした。 幻の名作が華麗なる復刻を遂げた。 アメリカ三大デニムブランドのなかでも特異な歴史...

こんなコスパのライダース、見たことある? 「中田商店」のオリジナルブランドのライダースを侮るなかれ!

  • 2025.12.29

東京・上野にある老舗ショップ、中田商店。そのオリジナルブランドが「モーガン・メンフィスベル」だ。中田商店というと、ミリタリーのイメージが強いが、モーガン・メンフィスベルでは、ミリタリーをはじめ、様々なレザーウエアを展開している。もちろん、ライダースのラインナップも豊富。今回は珠玉のライダースを紹介す...

上質な馬革をシンプルに愉しむ。石炭(COAL)を運ぶために使われていたコールバッグという選択肢

  • 2025.12.27

きめ細かく美しい銀面を持つことで知られる馬革。軽くて強靭、上品な質感、そして使うほどに味わい深い経年変化で、多くのレザーファンたちを魅了し続けてきた。そんな馬革をシンプルに愉しませてくれるのがINCEPTIONのコールバッグだ。 ヴィンテージをベースに、実用性を加味し再構築。 19世紀末から20世紀...