国内外のポップアートの今に詳しいアネケンさんが注目する芸術作品とは?

エキゾチックプランツ専門店のボタナイズなどを手掛け、今の塊根植物ブームを仕掛けた張本人であるアネアカフェの横町建さんことアネケンさん。好きなものに愚直なまでに真っ直ぐなアネケンさんが、植物と同列で集めているのが、現代アーティストの作品。アメリカから日本まで網羅し、その審美眼も評価されている。アネケンさんの注目する作品やアーティストについて伺った。

アートが身近になり、文字通りポップアートとなった時代。

「アネアカフェ&ボタナイズ」代表・横町健さん|1973年生まれ。東京都出身。お洒落なドッグカフェの走りであるアネアカフェを手掛ける傍ら、自身の趣味であるエキゾチックプランツ専門店であるボタナイズをオープン。7月にはタイでギャラリーを開店予定

人気ドラマの舞台になったことで連日行列しているアネアカフェや、エキゾチックプランツ専門店のボタナイズなど、東京のライフスタイルに欠かせないショップを手掛けるアネケンさん。自分の好きなものには一直線のアネケンさんが、10年以上集めているのがポップアート。その選ぶ基準や今のアートシーンを聞いた。

「まさにアートバブルですね。過去の有名作品は言わずもがな、今のポップアートも人気が高まれば、数十倍になることも珍しくありません。数年前までは気軽に買えた友人の作品が、いつのまにか手の出せないような値段になることもあります(苦笑)。

世界規模で起きているヴィンテージカーや時計のように投資対象になっている側面もありますが、これまで日本だと一部の方々の趣味だったものが、いい意味で大衆化して、文字通りポップアートになっているんだと思います。SNSの台頭もあって、よりアートが目に触れるきっかけとなり、身近な存在になりましたよね。その結果、なかなか日本だとアートで食べていくのが難しかった状況から、好転している印象を受けます。

よくアートを選ぶ基準を聞かれるのですが、本当に直感と好みなんです。あとは作家の方の人間性ですかね。作家の方から直接買えるのも現行のポップアートの魅力。だからタイに日本の作家を紹介するギャラリーを作って、交流の場を作ろうと。SNSでも発信していくので、注目してください」

全世界から個性的な作品が一堂に介する。

ジョージ・ピーターソンのデッキ

もともとはスケーターでもあったアメリカ・ノースカロライナの木工作家の作品。そのルーツを表現したスケートボードモチーフのウォールアートは、コツコツと集めており、かなりの数になっている。

トム・サックスのチェア

ナイキとのコレボレーションでも知られるアメリカ・ニューヨークを拠点とする現代アーティスト。得意とするNASAのロゴを使ったアイコニックなチェアは伊勢丹で購入。「その時に見た器を今でも買っておけばと後悔(笑)」

今の東京を象徴するアーティストたちのマスターピースが並ぶ!

SIVELIAのカスタムフィギュア

旧いオモチャやジャンクパーツなどを加工し、立体コラージュとしてカスタムフィギュアを制作する人気アーティスト。アネケンさんとも親交が深く、下の作品は、ボタナイズとのコレボレーション。その証としてボタナイズのアイコンがプリントされているのだ。

Lottaのアートワークとフィギュア

注目の女性アーティストとしてワールドワイドで人気を集めるLOTTAの作品。これはアネケンさんの手掛けるボタナイズとコレボレーションしたスペシャルな作品。その前にはアイコンの黒猫であるソックスを立体化したフィギュアが並び、モダンなディスプレイ。

ELLY KAWAGUCHIのアートワーク

ファッションデザイナーを経て、イラストレーター・ペン画家として活躍する女性アーティスト。得意とするスカルモチーフの作品は、ハードな題材ながらも女性らしい柔らかさやユーモアを感じる。その繊細なペン画は、圧倒的な存在感を放っていた。

橋爪悠也のアイウォーターシリーズ

有名アウトドアブランドのPRとしても活躍していた異色の経歴を持つ人気アーティスト。日本のアニメーションや米国のポップアートを織り交ぜたような作風が、世界中で支持されている。人気のアイウォーターシリーズは、アネケンさんの好きなグレーを選択。

GIRUVIのアートワーク

グラフィティやスケートボードのなどのストリートカルチャーをルーツに、作品を制作するアーティスト。“管理不要の枯れない植物” をテーマとしたシルクスクリーン作品が人気で、アネケンさんとコラボレーションしている。ボタナイズのロゴも手掛けた。

【問い合わせ】
ボタナイズ
TEL03-6277-5580
https://botanize.jp

(出典/「Lightning2023年8月号 Vol.352」)

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