【クルマ専門店ガイド】フォルクスワーゲン ゴルフ2専門店。「スピニングガレージ」|神奈川県相模原市

日本全国にある、特定のクルマをメインに扱う専門ショップ。そんな中から歴代VWゴルフの中でも2世代目の通称「ゴルフ2」ばかりを専門に扱うスピニングガレージに伺った。車両販売はもちろん、整備やメインテナンス、パーツ販売なども行なっているスピニングガレージおすすめの車両も合わせて紹介する。

約1200坪の敷地はまるでゴルフ2天国!

数ある歴代VWモデルの中でも’84年にモデルチェンジを果たした「ゴルフ2」の愛称で知られる2代目ゴルフに特化し、ゴルフ2を専門に取り扱うのが神奈川県相模原市にあるスピニングガレージだ。ゴルフ2はすでに製造から30年が経過しているが、現在でもファーストカーとして愛用しているユーザーが数多く存在しており、完成度も非常に高いクルマだ。

代表の田中さんは、若い頃にゴルフ2と出会い、今でも個人的に数台のゴルフ2を所有するほどゴルフ2を溺愛中。写真のレース用車両も所有しており、サーキット走行も楽しんでいる

同社ではベースとなるストック車両を数多く確保しているだけでなく、メインテナンスに必要なパーツ類も世界中から輸入。専門店ならではの豊富なノウハウを駆使して整備を行っている。他店で購入したクルマももちろんメンテや修理OKの頼れるプロショップだ

1991 Volkswagen Golf CLi

大衆車であるゴルフは、ファミリーユースを想定していることから、日本ではそのほとんどが5ドアモデルとなるが、数は少ないながら3ドアモデルもラインナップされていた。3ドアモデルはドア開口部が少ないこともありレースカーのベースとしても人気ということもあり、ノーマルを保った車両はかなり珍しい。

ゴルフ1がジウジアーロがボディをデザインしたが、そのコンセプトを継承したゴルフ2は社内のデザインとなる。3ドアモデルはリア左右の窓面積が広くCピラーが若干細いのが特徴

取材車両は、長年ヤナセで整備を受けていた3ドアのワンオーナーカー。ご高齢のユーザーから買い取りした車両であり、その状態はまさに「極上」だった。長年の乗り降りで傷みやすいグレーファブリックの内装も驚くほど状態が良く、前オーナーが大切に乗っていたことが伺えるのだ。

前オーナー曰く「これまでずっとどこもぶつけなかった」とのこと。それこそタッチペンの跡すら見当たらないほどだ。一度もレストアやリペイントをしていない個体のため、塗装の状態は非常によい。また機関も30年以上経過しているとは思えないグッドコンディションを維持している1台だ。

当時ゴルフはヤナセから右ハンドルと左ハンドルの両方が販売された。この個体は右ハンドルのAT車となる。メーターは視認性の良いアナログ二眼式で、オドメーターの走行距離は6万7000kmほど
オートマチックは3速で、エンジンとの相性も良好。T型のお手本のようなシフトレバーがセンターコンソールに備わる
ヘッドライトは丸目二灯が標準となる。中央にVWマークが入ったグリルは’88年以降にデザインが変更される
三角形のコンビネーションランプ内にブレーキやウインカー、バックランプなどが全て組み込まれる。右テール下にGolf CLiのエンブレムがつく
ホイールは13インチのスティール製に中央のみキャップが備わる独特なデザイン。タイヤサイズは175/70 R13のコンチネンタル製
エンジンは電子制御インジェクションの直列4気筒1780cc。105psを発生するが車重が1トン前後ということもあり、必要にして十分なパワーだ
シートとドアパネル共にグレーファブリックの内装は驚くほど綺麗な状態をキープしている。3ドアゆえにリアシートにはフロントシートを前に倒して乗り込む

【スペック】
全長:3985mm
全幅:1665mm
全高:1415mm
ホイールベース:2475mm
エンジン:直列4気筒
排気量:1780cc
燃料供給方式:インジェクション
駆動方式:FF
乗車定員:5名
価格:299万8000円(税込)

1991 Volkswagen Golf Cabriolet

ゴルフにはオープンモデルであるカブリオも用意された。カルマン社がトップ製作を担当しゴルフ1のモデル途中の`80年にデビュー。その後クーぺはゴルフ2にモデルチェンジした後も、ゴルフ1の姿のまま中身はゴルフ2のエンジン&トランスミッションに進化してゴルフ3にバトンタッチするまで販売が続けられた。

取材車両はゴルフ2最終期である`91年に販売されたクラシックラインという限定モデル。コットン帆布製のカラートップやレザーシート、15インチアルミホイールなどが標準で装備された豪華な限定車だった。

オープン状態ではリアシート後方にホロが畳まれる。車体中央に細いロールバーが備わるが、開放感は非常に高い
標準モデルがビニールトップであるのに対して、クラシックラインのトップはボディカラーに合わせたコットン生地を採用

クラシックラインのボディカラーはブルー、ワインレッド、グリーンの3色で内装はベージュの革内装だったが、`91年のブルーのみ黒革内装が採用された。

シートはブラックレザーでフロント二脚を張り替えられている。このブラックレザーは’91年式のブルーボディのみの特徴となり、ファンも多い

`91年式とはいえ見た目は`70年代にデビューしたゴルフ1時代のボディとなるため、実際の年式以上にヴィンテージ感があるのが大きな特徴で、新車当時も人気モデルだったことから比較的今でも見かけることの多いモデルだ。

数年前に全塗装をし、ホイールも磨き直されているほか、フロントシート二脚も純正同様のレザー素材で張り替え済で新車のような輝きを放っている。前オーナーもスピニングガレージで長年整備をしてきたため、調子も抜群。現代の路上でも当時と同じく楽しくドライブが楽しめるカブリオだ。

外観とは別にエンジン&トランスミッションは同じ年式のモデルと同様に進化し、電子制御インジェクション仕様の1.8Lエンジンと3速ATの組み合わせとなる
耐候性の高い厚みのあるトップ故に、畳んだ状態でもリアシート後部に折り畳まれており、格納はされない
メーターはゴルフ1後期モデルと同じデザインでタコメーター付きが標準となる。スピードメーターはフルスケール220km/h表示となる
標準の13インチに対してクラシックラインのホイールは15インチのアルミが標準となる。磨き直されてピカピカな状態だ

【スペック】
全長:3895mm
全幅:1630mm
全高:1410mm
ホイールベース:2400mm
エンジン:直列4気筒
排気量:1780cc
燃料供給方式:インジェクション
駆動方式:FF
乗車定員:4名
価格:408万1000円(税込)

【DATA】
SPINNING GARAGE
神奈川県相模原市緑区長竹2748-1
TEL042-780-8198
営業/9:00〜18:00
休み/水曜、木曜日
https://spinninggarage.com/

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年7月号 Vol.351」)

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