香りと風味が際立つ、最高品質のバーボンを造り出す! ワイルドターキーの魅力。

ケンタッキー・バーボンの代名詞ともいえるワイルドターキー。穀物の豊かな香りと風味を楽しめることから、世界中のウイスキー愛好家を始め、お酒好きが好んで嗜んでいる。そこでワイルドターキーの歴史を振り返りながら、主要ラインナップを紹介しよう。

自社で定めた高い基準をクリアしたものだけが原料に選ばれる。

アメリカ・ケンタッキー州は、言わずと知れたバーボンの産地。数あるバーボンの中でも、ワイルドターキーは一線を画すブランドであり、その理由は、独自に設けた厳しい基準。原料となる穀物の選定はもちろん、成熟度、純度、水分含有率など、基準をクリアものだけがワイルドターキーになるというわけだ。

この厳選された原料を最大限に活かすために、樽詰め時のアルコール度数を規定の62.5度より低い54~55度に設定し、一般的なバーボンよりも低アルコールで製法。これにより加水量を抑える事ができ、素材本来の香りや風味を損なわず、世界が認める味に仕上げているのだ。

蒸溜所の外壁には、ワイルドターキーのロゴとアイコンでもある七面鳥が大きく描かれている

ワイルドターキーの歴史。

1855年|オースティン・ニコルズ社が食料品卸売業者としてワインと蒸溜酒の販売をはじめる

1869年|リッピ―兄弟がケンタッキー州ローレンスバーグで家族経営の蒸溜所を開設

1893年|リッピ―兄弟のバーボンがイリノイ州シカゴで開かれたワールドフェアでケンタッキー州代表になる

1940年|七面鳥のハンティングで、蒸溜所オーナーのトーマス・マッカーシーが友人たちに振る舞ったバーボンを七面鳥狩りにちなみ、ワイルドターキーと呼び始める

1954年|ジミー・ラッセルがワイルドターキーに加わり、3代目のディスティラーとしてワイルドターキーの2代目のマスターディスティラー、ビル・ヒューズと、初代マスターディスティラーの息子、アーネスト・W・リッピーから直々に禁酒法以前のバーボン作りの技術を学んだ

1976年|世界初のバーボン・リキュールを発表。ワイルドターキー・アメリカンハニー製造への足掛かりとした

1981年|ジミーの息子、エディー・ラッセルがワイルドターキーに加わり、マスターディスティラーへの階段を上りはじめる

1991年|市場に出した初めての樽出しバーボンのひとつ、高品質のレアブリードを発表

1995年|単一樽の原酒から造るアルコール 50.5%(101プルーフ)のシングルバレルバーボン、ケンタッキースピリットを発表

2000年|マスターディスティラー、ジミー・ラッセルがケンタッキー・バーボンの殿堂入りを果たす

2006年|本物のワイルドターキー・バーボンと純粋なアメリカ産の蜂蜜からつくられたアメリカンハニ ーを発表

2007年|バーボン歴史月間を記念して、15年熟成バーボンのアメリカ
ン・スピリットを発売

2010年|父ジミーに続きエディー・ラッセルもケンタッキー・バーボン
の殿堂入りを果たす

2011年|エディー・ラッセルの蒸溜所勤続30周年の記念に、完璧なミックス・バーボンとして、アルコール度数40.5%の世界的に有名なワイルドターキー・バーボンを発表

2014年|ジミー・ラッセルがワイルドターキー蒸溜所勤続60周年を迎え、ダイヤモンドと呼ばれる特別なバーボンを発売

2016年|エディー・ラッセルがマスターディスティラーとして父ジミーに並んだ1年後、大胆なパッケージデザインを新たに採用

徹底した管理がバーボンの王者と言わしめる所以。

巨大なステンレス製の発酵槽。表面を細かな泡が覆い、良い香りが漂ってくる。

8階建ての貯蔵熟成庫には、樽詰めされた原酒が1~8階までみっしりと積み込まれている。

樽はもちろんすべてバーボン樽で、同サイズで作られているのだ。

そしてバーボンの主原料となるのはトウモロコシ。副原料としてライ麦や大麦が使われる。

ワイルドターキーのラインナップを紹介。

バーボンの中でもトウモロコシの原料が低く、大麦麦芽の比率を高めた味わいが特徴のワイルドターキー。個性的な商品の中から3種類を紹介。

WILD TURKEY 8 YEARS OLD(ワイルドターキー 8年)

誕生から変わらない8年熟成。重厚でインパクトのあるフルボディテイストと、心地よい甘みとコクの余韻を残す。

WILD TURKEY RYE(ワイルドターキー ライ)

ライ麦を51%以上を使ったスパイシーさが特徴。4~5年熟成の原酒を使用し、しっかりとした中に繊細さを感じる。

WILD TURKEY RARE BREED(ワイルドターキーレアブリード)

6年、8年、12年熟成の原酒をブレンドし、加水を行わずにボトリング。アルコールは58.4度。ロックかストレートで。

【DATA】
ワイルドターキー
http://www.wildturkey.jp

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/別冊Lightning Vol.214「ウイスキーブック」)

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