【世界の主要ウイスキー図鑑】ジャパニーズウイスキーの代表銘柄9選。香りやテイストも解説!

1920年代から始まったジャパニーズウイスキー。それぞれのメーカーが独自の製法で多彩な原酒を造り、ブレンドまで行うことで個性が生まれている。日本におけるウイスキー業界を牽引してきた大手酒造メーカーの主要銘柄をチェック。本来の日本のウイスキーの味を知っておこう。

1.NIKKA WHISKY YOICHI(ニッカウヰスキー 余市)

日本のウイスキーの父、竹鶴政孝が理想の地として選んだのが北海道余市だった。世界でも稀な石炭直火蒸溜をいまも採用しており、そうして誕生するのがヘビーピートタイプの原酒¥だ。新樽モルトとシェリー樽モルトによって、しっかりとしたボディ管とウッディな樽の風味が特徴だ。ピートの香りとソルティさを感じるシングルモルトに仕上がっている。アサヒビール TEL0120-011-121

2.NIKKA WHISKY MIYAGIKYO(ニッカウヰスキー 宮城峡)

竹鶴政孝が第二の蒸溜所に選んだのが、気候風土がスコットランドのローランドに似た仙台・宮城峡。宮城峡モルトはスチームによるスチームによる間接蒸溜を採用。130度でじっくり蒸溜することで、おだやかでバランスの取れた香りと味わいを出している。余市より女性らしくおとなしい印象があるが、フルーティでまろやかな味わいが人気の理由でもある。アサヒビール TEL0120-011-121

3.SUNTORY THE YAMAZAKI(サントリー 山崎)

日本最古のモルトウイスキー蒸溜所であり、日本のウイスキーの聖地ともいえる山崎蒸溜所で生まれるシングルモルトウイスキーが「山崎」だ。多彩に作り分けた様々な原酒が絶妙なバランスで組み合わせ、複雑で味わい深いのが魅力。柔らかく華やかな香りとワイン樽熟成ならではのイチゴのような香り。ミズナラ樽熟成モルト原酒を加えることでなめらかに。サントリー TEL0120-139-310

4.SUNTORY HIBIKI JAPANESE HARMONY(サントリー 響ジャパニーズハーモニー)

日本の四季、日本人の繊細な感性、日本の匠の技を結集したウイスキーをコンセプトに造られた「響」。写真のジャパニーズハーモニーは、ローズやライチにほのかなローズマリーと熟成した樽の香りで、ハチミツの透き通った甘さとオレンジピールチェコレートの味わいがクセになる。繊細でやさしく穏やかに続く余韻。バランスの美しさを感じられる1本。サントリー TEL0120-139-310

5.NIKKA WHISKY BLACK CLEAR(ニッカウヰスキー ブラックニッカ クリア)

やわらかな香りと軽やかな味わい、そしてクセのないクリアな飲み心地のブラックニ
ッカクリア。ノンピートモルトとほどよく甘いグレーンウイスキーが見事に調和し、口当たりがよく後味はすっきり。ハイボールでも水割りでもどんな飲み方でも楽しめるカジュアルなブレンデッドウイスキーだ。コーラやジンジャエールと合わせて様々な味を楽しみたい。アサヒビール TEL0120-011-121

6.SUNTORY OLD WHISKY(サントリー オールド)

1950年に発売されたロングセラーで、「だるま」の愛称で親しまれているボトルデザインが印象的。かつてのキーモルトであったシェリー樽を強化することでさらにまろやかになった。ハイボールや水割りなど様々な飲み方ができるのもサントリーオールドの魅力でもある。ほんのり甘い余韻が楽しみながらいただきたい。サントリーオールドウイスキー

7.SUNTORY HAKUSHU(サントリー 白州)

山崎蒸溜所に続き、サントリー第2のモルトウイスキー蒸溜所が山梨の白州蒸溜所だ。保温性に優れた木桶発酵槽にこだわり、蒸溜所内に棲みつく乳酸菌などの微生物の働きなどによって、白州独特の風味を生み出す。ほのかなスモーキーフレーバーを備えたライトリーピーテッドモルトと様々なモルト原酒をヴァッティング。フレッシュな 香りと軽快なキレが特徴。サントリー TEL0120-139-310

8.KIRIN WHISKY OAK MASTER(キリンウイスキー オークマスター樽薫る)

ジャパニーズウイスキーメーカーの中でも、独自の製法で革新的なウイスキーを生み出すキリン。オーク樽の内側を焦がすチャーリングを施すことで、香味豊かなウイスキーに仕上がる。その原種を、富士の伏流水で仕上げたのが「樽薫る」だ。華やかな薫香と豊かなコクをもつバランスのよさが特徴で、ほのかな甘みと原酒の厚みを感じる1本になっている。キリン TEL0120-111-560

9.KIRIN WHISKY FUJI-SANROKU SIGNATURE BLEND(キリンウイスキー 富士山麓シグニチャーブレンド)

多彩な原酒を造りだす富士御殿場蒸溜所が生んだ富士山麓シグニチャーブレンドは、熟成のピークを向けた原酒を厳選し、それぞれの原酒が持つ特徴や個性を最大限に発揮した絶妙なバランスでブレンド。甘い樽熟香と華やかな果実香が織りなす、奥深い味わいが特徴だ。まずはストレートで味わってから、好みで飲み方を変えてみてはいかがだろう。キリン TEL0120-111-560

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/別冊Lightning Vol.214「ウイスキーブック」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

Pick Up おすすめ記事

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。