夏は淡いトーンが気分。TSGDに聞く薄色デニムの魅力とは?

アメリカやヨーロッパのヴィンテージを扱い、ミリタリーやワークを独自のテイストで打ち出すTHE SUN GOES DOWN。取り揃えるデニムにもそんな要素がふんだんに盛り込まれており、一風変わったアイテムからトータルコーデまで、その様相はオリジナリティに満ち溢れている。

「TSGD」オーナー・海野飛竜さん|色味や素材も意識した独自のセレクトでユニセックスに提案する下北沢の名店、The Sun Goes Downのオーナー。一方で一級建築士事務所の代表としての顔も持つ

デニムをメインにしたトータルコーディネートもおまかせ。

デニムと聞くと、王道のジーパンスタイルを想像するかもしれないが、ザ・サンゴーズダウンは、同じデニムでも魅せ方に徹底したこだわりを見せる。

コンテンポラリーなものから、アメリカンヴィンテージ、ユーロミリタリーまで独自の目線で買い付けた良質なアイテムが揃う店内。もちろん一風変わった珍しいデニムも取り揃える

「他と違うところは、質感や色味、年代や生地といった、ディテール以外の部分にも気を配っているところですかね。全身のバランスやトータルの雰囲気を大切にして、独自の色を出すことを意識しています。コーディネイト力には自信があるので、ぜひデニム以外の商品にも目を向けてくれたら嬉しいです。それらを組み合わせるだけで、同じ商品でも見え方が全然違ってきますよ」

と話すのはオーナーの海野さん。では扱うデニムにはどんな特徴があるのだろう。

「今回は全身で揃えることも意識して、あえて求めやすいリーバイスなどの王道レギュラー品を中心にしました。でもヨーロッパモノやミリタリー、デザイナーズ系といった、いわゆるアメリカ古着じゃない部分も意識して追いかけています。生地のオンスや質感も、国や年代によって全然違うので、そういったところにも注力して買い付けてますね。

同時に相性の良い小物やアクセサリーなども探してくるので、トータルコーデができるんです。デニムは経年変化も楽しめる素材ですし、ヴィンテージとの相性も抜群。今回は昨今のストリートシーンで人気の’90年代初期の流れを汲んだ淡いカラーを中心にセレクトしてみました」

オーナーの海野さんが履いていたのは、元々グルカ兵に支給した軍靴が起源のグルカサンダル。デニムと合わせて履くことで涼しさと品の良さを演出。パラブーツ(パシフィック)で自然で大人なコーディーネイトのアクセントに

ミリタリーとワークを軸に、ユーロテイストも独自にミックス。

Levi’s 505 Denim Pants

まだ色もだいぶ残っていながらも、良い感じにヒゲが出ているリーバイスの505。テーパードが入ってるから出せる美しいシルエットが特徴。足がキレイに見えるという特徴があるので、トップスにキレイめのアイテムをチョイスして、上品さも演出したいという人にオススメのモデル。9980円

Levi’s 55 Denim Pants

ワイドなシルエットにテーパードが入った550は、この3本の中で最もストリートテイストに溢れている。縦に綺麗に入った色落ちエイジングがされた淡いカラーリングは、ホワイトのTシャツにvansといった王道の組み合わせが最も威力を発揮する。これぞシンプル・イズ・ベスト。9980円

Levi’s 501 Gray Denim

皆さんご存知の501。アメカジといえばコレ! という一本はキレイなストレートで、シルエットもグッド。このグレーカラーは、デニムにありがちな青っぽい雰囲気を消すのに有効で、シックで落ち着いた印象を与えることができる。比較的オトナな方がよく購入していくとのこと。9980円

スイス軍のミリタリーデニムジャケット

スイスだと昔のデニムはこの生地を指す。同じ様なコットン織りで作られたヨーロッパならではの厚手の生地感は丈夫で堅牢な作り。アルミボタンがこの国の特徴的なディテール。1万4980円

2ポケットBDシャツ

ボタン付き両ポケタイプのシャツで、濃い色味はクラシックな着こなしがしやすい。スラックスやトラウザーパンツと合わせてもキレイにヴィンテージの雰囲気を楽しめる。8980円

Wranglerウエスタンシャツ

ラングラーといえばのウエスタンシャツ。身幅が狭く着丈が長いため、単純にタックインして合わせやすかったり、ボタンを開けてもカントリーな70’sテイストが演出可能。1万980円

Levi’sホワイトデニムシャツ

アクセントとして、白地に赤のステッチやピスネームがさりげなく入った、シンプルだけどまとまった一着。大きめのサイズ感はゆるっとした柔らかい雰囲気の演出が◎。1万980円

【DATA】
The Sun Goes Down
東京都世田谷区北沢2-32-7
青柳ビル1F-B
TEL 03-68047545
営業/13:00~ 21:00
休み/不定休
https://thesungoesdown.jp

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年7月号 Vol.351」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

Pick Up おすすめ記事

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...

全16色! 10年以上のロングセラーを誇る「HEATH」の名作ネルシャツが超人気なワケ

  • 2026.09.30

秋冬のアメカジ服の定番、ネルシャツ。横浜のセレクトショップHEATHが手がけるオリジナルブランドBLUE PORTのネルシャツが10年以上のロングセラーを誇るとのことで、その人気の秘密に迫る。 【理由①】優れたコストパフォーマンス ディテールやシルエットにもこだわった高いクオリティに対して、なんと税...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR