デニムをメインにしたトータルコーディネートもおまかせ。
デニムと聞くと、王道のジーパンスタイルを想像するかもしれないが、ザ・サンゴーズダウンは、同じデニムでも魅せ方に徹底したこだわりを見せる。
「他と違うところは、質感や色味、年代や生地といった、ディテール以外の部分にも気を配っているところですかね。全身のバランスやトータルの雰囲気を大切にして、独自の色を出すことを意識しています。コーディネイト力には自信があるので、ぜひデニム以外の商品にも目を向けてくれたら嬉しいです。それらを組み合わせるだけで、同じ商品でも見え方が全然違ってきますよ」
と話すのはオーナーの海野さん。では扱うデニムにはどんな特徴があるのだろう。
「今回は全身で揃えることも意識して、あえて求めやすいリーバイスなどの王道レギュラー品を中心にしました。でもヨーロッパモノやミリタリー、デザイナーズ系といった、いわゆるアメリカ古着じゃない部分も意識して追いかけています。生地のオンスや質感も、国や年代によって全然違うので、そういったところにも注力して買い付けてますね。
同時に相性の良い小物やアクセサリーなども探してくるので、トータルコーデができるんです。デニムは経年変化も楽しめる素材ですし、ヴィンテージとの相性も抜群。今回は昨今のストリートシーンで人気の’90年代初期の流れを汲んだ淡いカラーを中心にセレクトしてみました」
ミリタリーとワークを軸に、ユーロテイストも独自にミックス。
Levi’s 505 Denim Pants
まだ色もだいぶ残っていながらも、良い感じにヒゲが出ているリーバイスの505。テーパードが入ってるから出せる美しいシルエットが特徴。足がキレイに見えるという特徴があるので、トップスにキレイめのアイテムをチョイスして、上品さも演出したいという人にオススメのモデル。9980円
Levi’s 55 Denim Pants
ワイドなシルエットにテーパードが入った550は、この3本の中で最もストリートテイストに溢れている。縦に綺麗に入った色落ちエイジングがされた淡いカラーリングは、ホワイトのTシャツにvansといった王道の組み合わせが最も威力を発揮する。これぞシンプル・イズ・ベスト。9980円
Levi’s 501 Gray Denim
皆さんご存知の501。アメカジといえばコレ! という一本はキレイなストレートで、シルエットもグッド。このグレーカラーは、デニムにありがちな青っぽい雰囲気を消すのに有効で、シックで落ち着いた印象を与えることができる。比較的オトナな方がよく購入していくとのこと。9980円
スイス軍のミリタリーデニムジャケット
スイスだと昔のデニムはこの生地を指す。同じ様なコットン織りで作られたヨーロッパならではの厚手の生地感は丈夫で堅牢な作り。アルミボタンがこの国の特徴的なディテール。1万4980円
2ポケットBDシャツ
ボタン付き両ポケタイプのシャツで、濃い色味はクラシックな着こなしがしやすい。スラックスやトラウザーパンツと合わせてもキレイにヴィンテージの雰囲気を楽しめる。8980円
Wranglerウエスタンシャツ
ラングラーといえばのウエスタンシャツ。身幅が狭く着丈が長いため、単純にタックインして合わせやすかったり、ボタンを開けてもカントリーな70’sテイストが演出可能。1万980円
Levi’sホワイトデニムシャツ
アクセントとして、白地に赤のステッチやピスネームがさりげなく入った、シンプルだけどまとまった一着。大きめのサイズ感はゆるっとした柔らかい雰囲気の演出が◎。1万980円
【DATA】
The Sun Goes Down
東京都世田谷区北沢2-32-7
青柳ビル1F-B
TEL 03-68047545
営業/13:00~ 21:00
休み/不定休
https://thesungoesdown.jp
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning2023年7月号 Vol.351」)
Text&Photo/Y.Yoshida 吉田佳央
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