先行予約も受付中。サンサーフ渾身のアロハシャツを滋賀県のろーぐすで。

関西でも随一のアロハシャツのストックを誇る滋賀県にあるろーぐす。6月下旬から7月上旬に入荷予定のサンサーフの新作の情報が到着した。アロハシャツのなかでも人気のオリエンタルなモチーフは、サンサーフならではの鮮やかな再現性だけでなく、ヴィンテージのアロハシャツの中でもクオリティに定評があるマリヒニ・スポーツウエアの実名復刻。オンラインで先行予約も始まっているので、気になった人は急いだ方がよさそうだ。

躍動感のある虎が印象的。

“TIGER DANCING” MALIHINI SS39048RG (short sleeve) 3万800円
インナーにシャツと同色のブラック、さらにソルト&ペッパー生地のトラウザーズを合わせてモノトーンをベースにコーディネイトすればば大人っぽい雰囲気に

ヴィンテージのアロハシャツを多数アーカイブし、それを日本の職人技で当時さながらの雰囲気で製作するサンサーフのアロハシャツ。そのクオリティは今や世界でも評価され、多くのアロハシャツ愛好家を虜にしている。

今回紹介するのは1950年代前期に存在したマリヒニ・スポーツウエアのTIGER DANCING。鮮やかに染め抜かれたオリエンタルなモチーフが一際目を引く一枚で、マリヒニ・スポーツウエアは、創業当初は生地のプリントを専門とし、後にハンド・ブロック・ショップという店舗で生地の卸をしていた。

本格的にアロハシャツの製造を始めたのは1940年代後半からになるブランド。ここの創業者であるレイモンド・ササキは絵心があり、自身で考えたアイデアを専属のテキスタイル・デザイナーが柄に起こしていたと言われている。

サンサーフでも実名復刻は初めての試み。うれしいのは半袖と長袖をラインナップしていて、記念すべき1着をこの夏の主役に迎え入れてみたい。

“TIGER DANCING” MALIHINI SS39047RG (long sleeve) 3万3000円
王道のデニムを合わせたコーディネイトもおすすめ。オリエンタルな虎柄はシャツ単体で見るとインパクトが強く感じるけれど、着てみるとコーディネイトのアクセントとしてもちょうど良いバランス
マリヒニは1940年代後半からアロハシャツの製造をしていたブランド。当時の数あるアロハシャツ・ブランドの中でもデザインのクオリティと独創性のあるプロダクツを多数製造していた
一見するとオールオーバー・パターンのように見えるが、幅の広いボーダー・パターンで描かれた珍しい構成になっている。ポケットの柄合わせも完璧。生地はレーヨン100%(羽二重)でボタンはココナッツを採用している

【DATA】
ろーぐす本店
滋賀県湖南市中央1-2
TEL0748-72-4610
営業/10時30分~20時(平日)、10時~20時(土)、10時~19時(日祝)
休み/無し
https://www.rogues.co.jp/

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Lightning 編集部
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